『Yafo Mag』VOL.3「2チーム15%」
サッカーJリーグで、前年J1に昇格(参入)したのに、わずか1年でJ2に降格したチーム数と全昇格チーム数に対する割合である。Jリーグは、99年から2部制を導入しており、前年の98年に新規参入したコンサドーレ札幌から2005年シーズンに昇格した川崎フロンターレと大宮アルディージャまで合わせて、13チームがJ1に昇格(参入も含む)している。
そのうち、わずか1年でJ2に降格したのは、98年1年限りで陥落したコンサドーレ札幌と、00年のみで陥落した川崎フロンターレの2チームだけである。J2から昇格したチームも、意外と健闘しているのだ。特に05年はベルディやレイソルのような名門チームの陥落が相次ぎ、サッカー勢力図の塗り替えが進む。昇格チームにだって、十分上位進出のチャンスがある。
分析めいたことを偉そうに書いてきたが、要は期待と不安半々のJ1初見参となるヴァンフォーレだって、十分J1で戦えるということをいいたいだけなのである。
(主任研究員 藤波 匠)