『Yafo Mag』VOL.7「朝食を食べないことがある小学生15%、中学生22%」
平成17年度に行われた文部科学省委嘱調査によると、朝食を食べないことがある小学生15%、中学生22%に上るという。
また、ある民間の調査では、午後10時以降に就寝する就学前の幼児が29%(平成17年)との報告もある。このように、子どもの基本的な生活習慣の乱れは深刻だ。
毎日朝食をとる子どもは、ペーパーテストの得点が高い傾向があり(国立教育政策研究所調査結果)、お手伝いをする子どもは、道徳観・正義感が身につくともいわれる(文部省委嘱調査結果)。今日の子どもの学習意欲や体力の低下を論じる前に大人たちの意識変革が求められている。
子どもたちの問題は、大人一人ひとりの意識の問題でもある。
(主任研究員 家登 正広)
◇参考:「早寝早起き朝ごはん」国民運動推進ページ(文部科学省)
http://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/asagohan/index.htm