『Yafo Mag』VOL.32「二千円紙幣の流通割合は1.3%と低迷していますが…」
二千円札は西暦2000年の沖縄サミットに合わせて発行され、紙面には沖縄の守礼門がデザインされています。当時は物珍しさから1度は手にしたことと思いますが、最近ではほとんど見かけなくなりました。流通枚数もピーク時の約3割程度と低迷しています。このような状況の中、沖縄では地域おこしのひとつとして、二千円札促進委員会を中心に、二千円札大使の任命や紙幣が発行された7月を利用促進月間にするなど、さまざまなキャンペーンを展開しています。
ところで他の紙幣を見てみると、旧五百円札には大月市雁ヶ腹摺山からの富士山が、旧5千円札と新千円札には本栖湖畔湖からの逆さ富士が、新五千円札には山梨ゆかりの作家・樋口一葉がデザインされています。
以前、話題になったこともあったと思いますが、身近なところにある地域資源にもう一度スポットを当ててみてもよいのではないでしょうか。
(主任研究員 古屋 政司)
【参考】:日本銀行那覇支店「ガンバレ!二千円札!」
http://www3.boj.or.jp/naha/2000/toppage1.html