『Yafo Mag』VOL.33「29のワイナリー」


 来月、甲州市勝沼地区で、「ワインツーリズム」が開催される。
 「ワインツーリズム」とは、ブドウ畑に囲まれた地域を散策し、ワイナリーを訪ねることである。時には作り手と交流しながら、ワインの作られた郷土の料理やその土地の文化などを楽しむことが出来る。
 勝沼地区は、ワイナリーが多数ひしめく地区である。このうち、29のワイナリーが今回のワインツーリズムに参加する。お隣の長野県でも同様なイベント(上諏訪街道呑みあるき(日本酒)やワイナリーフェスタ)はあるが、これほど多数の酒蔵・ワイナリーは参加していない。
 今回のように多数のワイナリーをめぐる「ワインツーリズム」は県内で初めてである。シャトルバスやツアーコースをいくつも準備するという。日本一の生産量を誇るワイン産地ならではのイベントと言える。
 「ワインツーリズム」が、山梨の光の一つとして定着し、なお一層輝くことを望む。

(主任研究員 斉藤 七二)

【参考】ホームページ http://www.yamanashiwine.com/wt2008/