『Yafo Mag』VOL.38「山梨の将来像  自然 71.6%」


 平成20年度、山梨県が実施した「県民意識調査」における「山梨県に期待する将来像のイメージについて」の回答結果である。以下、「やすらぎ」(45.2%)、「安全」(38.6%)、「快適」(35.3%)、「健康」(26.2%)と続く。
 山梨県に豊富にある「自然」、そしてそれに関連する言葉が続いている。
 また、山梨県は、今年度から、癒やしや健康などをキーワードに山梨のイメージをつくり上げ、「山梨ブランド」の確立に向けPRしていくこととしている。
 他県でも、「自然」やそれに付随するキーワードを生かし、PRだけでなく、産業の活性化に繋げているケースもある。
 山梨県は、県土の約78%を森林が占めるなど、自然が豊富である。
 また、「健康寿命(65歳以上の高齢者が要支援・要介護認定を受けずに健康で自立して生活できる期間)」は全国トップレベルにあるという。(山梨県立大学・小田切陽一教授調査)
 このような魅力を生かし、癒やしや健康に関連する産業が、県内経済を牽引する新たな産業へ発展することを期待したい。

(主任研究員 斉藤 七二)