『Yafo Mag』VOL.47「志願者数4,878人」


 1月16、17日の二日間にかけて大学入試センター試験が行われ、県内でも山梨大学など6会場に多くの受験生が詰めかけた。山梨県内の志願者は4,878人。
 進学を目指した受験生にとっては、最初の関門となる。
 一方、平成21年度大学等卒業予定者の就職内定状況は、昨年10月1日現在で59.1%と一昨年同期に比べ6.7ポイント減となっており、就職氷河期やロストジェネレーションと言われた世代よりも厳しい状況となりつつある。4月からのキャンパスライフにあこがれる受験生にとって、就職や先行きの不透明感について語るのは申し訳ないが、元気のない社会情勢を明るくするには若い力が不可欠である。
 大学は専門的な学問だけでなく、国内外から大勢の学生が集まり多様な価値観に接する場でもある。また、日々の業務に追われる社会人と違い、自分の興味を持つことにチャレンジする時間は非常に多い。学生生活では、自分の夢や目標を見定め、これまでの受験勉強とは違う多くの事を学び体験出来る時間と機会が待っている。大学受験はこれから最後の大詰めをむかえるが、将来の山梨を担う受験生を応援したい。

(研究員 三枝 万也)