『Yafo Mag』VOL.52「県内高速道路無料化 57km」


 高速道路無料化の社会実験が6月28日(月曜日)午前0時から始まる。国土交通省の発表によると、山梨県内の無料化対象区間は、中央自動車道(東富士五湖道路を含む)大月JCT~須走間41km、中部横断自動車道双葉JCT~増穂間16kmの合計57km。自動料金収受システム(ETC)搭載の有無にかかわらず、全車種が対象となる。期間は2011年3月末日までとなっている。
 無料化実験の事業費は1000億円。物流コストの引き下げや、観光の振興、渋滞緩和などの効果を検証するため、高速道路、一般道路の交通量、渋滞などの変化を計測調査する。
 県内で無料となる東富士五湖道路では、併行する国道138号線が週末や観光シーズンに著しい渋滞が発生しているので、今回の実験により交通緩和の効果が期待できそうだ。

(主任研究員 井尻 俊之)