VOL.10「2年連続 日本一3冠」
中央市立図書館(田富図書館、玉穂生涯学習館、同館豊富分館)の貸出件数、蔵書数、図書購入数が人口3万人未満の市立図書館のなかで2年連続、日本一3冠を達成した(「日本の図書館 統計と名簿2010」)。同館は複数のボランティアグループと連携し子供向けの読み聞かせに力を入れており、中央市教育委員会では、乳児や小学生に絵本を贈る取り組みを行うなど、市を挙げて読書推進に向けた活動が行われている。
私も子供達を連れて、ボランティアグループが開催する読み聞かせの会に参加してみたが、ボランティアグループの方の、絵本のめくり方、声の出し方、抑揚の付け方など、さすがの一言であった。
読書は、子供にとって、言語の学習、感性を磨き感受性を育むうえで欠くことのできないものであり、図書館は地域のコミュニティーとして重要な役割を担っている。県内の他の図書館においても中央市同様、読書推進に向けた取り組みが活性化することを期待したい。
(主任研究員 矢野 貴士)