VOL.13「県内企業における最も長い夏季連続休暇の合計日数23日間」
県内150社を対象に実施された夏季(7月から8月)休暇に関する調査結果が 山梨労働局から発表された。タイトルになっている「23日間」は、昨年の 「15日間」を8日間上回る結果となった(連続休暇とは3日以上を指す)。
原子力発電所の停止と夏の暑さにより、節電需要がピークを迎えようとして いる。企業には、夏休みの日数を増やすことにより電力消費量を抑え節電効果を 狙う意図もある。
節電を中心に経済も社会も動いている。
サマーセール商戦やマスコミの特集企画では、スーパークールビズや節電関連 商品が目につく。
一部の企業においてすでに導入されている週末出勤やサマータイム制度は、 「土日休み」や「9時~5時勤務」といった従来までの仕事習慣を変化させた。 結果として生じた平日や夕方の余暇をいかに活用すべきか、困惑している方も いるとのこと。
ともあれ、夏。選択肢があってそれを自由に選べるということは喜ばしいこと ではないか。休みは長くなったし、不意に生じた余暇もある。習い事や趣味の 追求といった自己投資もよし、ふれあいの機会を増やし家族サービスを充実させ るもよし、夏祭りやラジオ体操やなど地域の活動に尽力するもよし、etc.etc.
好むと好まざるとにかかわらず、それぞれがライフスタイルを見直す季節に なりそうです。
(研究員 赤沼 丈史)