VOL.17「笛吹市のご当地映画ロードショー12月16日まで」
山梨総合研究所が支援して昨年11月、笛吹市で開催されたWAMOプロジェクト「ふえふき映画祭」がきっかけで制作された映画「婚活サポーターガールズ」が、同市・テアトル石和で国内先行ロードショーに入った。12月16日まで、1日4回上映され、年明けから全国で公開上映される。
映画は、実名の笛吹市役所を舞台に、少子・過疎化対策のため、市が市民の「婚活」を支援する「縁結び課」を新設することから始まる。国民的美女スターである渋谷飛鳥さんらが演じる課員の独身女性5人がそれぞれの事情を抱えながらも、カップル成立を目指して奮闘する姿をコミカルに描いている。映画全編に山梨の美しい自然や細やかな人情が描かれており、県民に必ず見て欲しい素晴らしい作品となった。
11月26日、テアトル石和で開催された初日舞台挨拶では、祭文太郎監督が「映画ツーリズムで全国の人が笛吹市に来てくれるようにと考えた。この映画で、地元の人が笛吹市の良さを見直し、コミュニティのためになれば」とメッセージを語っておられた。
笛吹青年会議所の岩野博司氏をはじめ地元の若いリーダーたちは、山梨総合研究所の自主研究会(顧問が映画祭プロデューサーの小松沢陽一氏、東京大学都市工学の真鍋陸太郎助教授)で学んだ映画祭によるまちづくりに挑戦し、映画製作に自分たちも地元プロデューサーとなって参画している。
(主任研究員 井尻 俊之)
映画公式サイトhttp://www.konkatsu-supporter-girls.com/