VOL.30「32.0%」
特定健康診査受診率(平成22年度・市町村国保)の確定値
厚生労働省は12月12日に平成22年度の特定健康診査・特定保健指導の実施状況(確報値)を公表した。尚、組合健保等全ての保険者を総合した受診率は43.2%であった。目標としていた受診率65%には及んでいない。
また、この健診で”生活習慣の改善が必要”として特定保健指導の対象になった方の人数は約413万人、保健指導を終了した方は約55万人とのことである。
40~74歳の健康保険加入者に対する内臓蓄積型脂肪に着目した「特定健診」。当初は腹囲の計測がクローズアップされ、「メタボ」という言葉も開始から5年を経て浸透してきた観がある。
行く年来る年に思いを抱くこの時期は読者ご自身の生活習慣のあり方にも思いが至る時期かもしれない。思い当たる節のある方は、一年の計に「生活習慣見直し」を加えてみてはいかがだろう。
(研究員 佐藤 史章)