YAFOメールマガジン VOL.86 2017年8月号


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◆◇◆ YAFOメールマガジン VOL.86 2017年8月号
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       - 山梨総合研究所からのお知らせ -
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          「山梨総合研究所創立20周年記念フォーラム」のご案内
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 当研究所は、今年創立20周年を迎えます。つきましては、下記の日程で
「山梨総合研究所創立20周年記念フォーラム」を開催する予定です。
 内容については現在検討を重ねており、間もなくご案内する予定です。
 お時間がございましたら、是非ご参加下さい。

 日時 平成29年11月7日(火)
 場所 甲府富士屋ホテル

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■■ インデックス
◆テーマ1
『押し寄せる第4次産業革命の波』
【山梨大学大学院総合研究部准教授 渡辺喜道】
◆テーマ2
『いつまでも大事にしたい「ロス」と、
  出来るだけ無くしていかなければならない「ロス」』
【山梨総合研究所主任研究員 森屋直樹】
◆研究員コラム 気になる数字『112億人』
◆まちづくり情報 
◆気になるデータ・読み物
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◆テーマ1
『押し寄せる第4次産業革命の波』
【山梨大学大学院総合研究部准教授 渡辺喜道】
 IoT、ビッグデータ、人工知能などの技術用語が、今世界的に注目されて
いる。長年にわたって山梨大学で情報工学の教育に携わってきた筆者が、
日本政府が提言している第4次産業革命に関する話題を中心に、教育者と
しての立場からこれらの技術を操ることのできる人材育成の重要性を説く。
https://www.yafo.or.jp/2017/08/31/8750/
 
◆テーマ2
『いつまでも大事にしたい「ロス」と、
  出来るだけ無くしていかなければならない「ロス」』
【山梨総合研究所主任研究員 森屋直樹】
 持続可能性という観点に立って社会活動の方針や内容を再検討していく
必要性があると説く筆者は、中でも我々の生活に最も身近で最も重要な問
題として「食品ロスの削減」を挙げる。食品ロスに関する様々なデータを
提示しながら、一人ひとりが食べ残しや賞味期限切れの直接廃棄を減らす
などの取り組みを行うことで、持続可能な社会を未来に繋いでいくことが
できると強調する。
https://www.yafo.or.jp/2017/08/31/8755/

◆研究員コラム 気になる数字 『112億人』
 国連経済社会局は6月21日、世界人口が2050年に98億人、2100年には112
億人に達するとの予測を発表した。中でもインドは2024年に中国を抜いて
人口世界1位となり、2100年には15億1700万人になると予測されている。
一方、中国は2100年に10億2100万人となり、インドと中国で世界の人口の
22.7%を占めることとなる。また、人口上位10カ国のうち5カ国をアフリカ
諸国が占めることになるという。
 貧困や飢餓の撲滅等を掲げた国連の「SDGs(持続可能な開発目標)」の
17の目標のうち、「貧困をなくそう」「飢餓をゼロに」「すべての人に健
康と福祉を」「質の高い教育をみんなに」「安全な水とトイレを世界中に」
などは開発途上国に対する支援が重要とされる項目だが、これらの目標を
達成することに対して、世界人口の増加、特に開発途上国での人口増加が
大きな課題になる。特に「安全な水」に関しては、現在でも10億人以上の
人たちが安全な飲み水を手に入れることができないという状況にあり、サ
ハラ以南のアフリカでは、子どもたちの43%が不衛生な水を飲み、5人に
1人が15歳前に亡くなっている。今後人口の増加に伴い、水の需要がさら
に大きくなることが予想され、安全な水を手に入れることができない人々
の増加が懸念される。
 一方、日本においては現在の1億2700万人から2100年には8500万人に減
少すると予想されている。人口減少の局面に入っている日本では、人口減
少こそが喫緊の課題であり、人口が増加し続けている世界の状況が理解し
にくい。SDGsの目標の中には、「人や国の不平等をなくそう」という目標
も含まれている。国家間の格差を是正することも、持続可能な開発目標の
重要な項目として位置づけられている。私たちはこの日本にあっても、世
界の状況にもきちんと目を向け、広い視野で物事を捉える必要がある。
(主任研究員 小池 映之)

◆まちづくり情報
・公営企業の経営戦略及び新公立病院改革プランの策定状況
(8/22 総務省 公表)
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01zaisei06_02000173.html
・消防団の組織概要等に関する調査の結果
(平成29年4月1日現在、7/28 総務省消防庁 公表)
http://www.fdma.go.jp/neuter/topics/houdou/h29/07/290728_houdou_2.pdf
平成28年「社会的課題に対応するための学校給食の活用」事業結果報告書
(8/17 文部科学省 公表)
http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/syokuiku/1388910.htm
・子供の読書活動に関する現状と論点(8/15 文部科学省 公表)
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shougai/040/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2017/08/15/1389071_005.pdf
・オリンピック・パラリンピック・ムーブメント調査研究事業報告書
(8/22 文部科学省 公表)
http://www.mext.go.jp/sports/b_menu/sports/mcatetop08/list/detail/__icsFiles/afieldfile/2017/08/22/1389183_01.pdf

◆気になるデータ・読み物
・景気ウォッチャー調査(平成29年7月、8/8 内閣府 公表)
http://www5.cao.go.jp/keizai3/2017/0808watcher/watcher1.pdf
→持ち直しが続いている。
・景気動向指数 2017年6月分(速報、8/24 内閣府 更新)
http://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/di/di.html
→6月のCIは、先行指数:106.3、一致指数:117.2、遅行指数:118.1となった。
・中小企業景況調査(2017年7月調査、7/26 日本政策金融公庫 公表)
https://www.jfc.go.jp/n/findings/pdf/keikyo_170726.pdf
→中小企業の売上DIは、5か月連続でプラス。売上見通しDIは、8か月連続でプラス。
・小規模企業景気動向調査
(平成29年6月期調査、7/26 全国商工会連合会 公表)
http://www.shokokai.or.jp/cmps_img/upfiles/2017/07/5422cd1237d907af3ee64ff713d5105b.pdf
→先月までの改善の勢いは続かず、業種によってばらつきがみられた。
・7月の中小企業月次景況調査
(平成29年7月末現在、全国中小企業団体中央会 公表)
http://www.chuokai.or.jp/keikyou/kei17-07.html
→7月のDIは、9指標中6指標が悪化。

 

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