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◆◇◆ YAFOメールマガジン VOL.104 2019年2月号
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■■ インデックス
◆テーマ1
『司法書士という仕事を通じて感じる平成時代の世相変化』
【司法書士 河埜裕子】
◆テーマ2
『「地域ブランド」の伝道師』
【山梨総合研究所主任研究員 森屋直樹】
◆研究員コラム 気になる数字『another one』
◆まちづくり情報
◆気になるデータ・読み物
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◆テーマ1
『司法書士という仕事を通じて感じる平成時代の世相変化』
【司法書士 河埜裕子】
司法書士の仕事をご存じだろうか。訴訟書類の作成や登記申請代理、不
動産登記や会社登記などを行う職業である。市民に身近な相談相手として
の立場から、「不動産」、「家」、「相続」、「墓」といったキーワード
で、平成という時代の世相の変化を語る。
https://www.yafo.or.jp/2019/02/28/10650/
◆テーマ2
『「地域ブランド」の伝道師』
【山梨総合研究所主任研究員 森屋直樹】
地方創生の取り組みがスタートして4年。その手段の一つとして、すで
に慣れ親しんでいる「地域ブランドの確立」に改めて着目し、これまでの
成果と課題、対応策について、先進地視察を踏まえて提案する。
https://www.yafo.or.jp/2019/02/28/10664/
◆研究員コラム 気になる数字『another one』
「できない人ほど自信があり、できる人ほど慎重である」。自らの能力
の低さを認識することの困難さが過剰な自己評価につながるというこの現
象を科学的なデータで裏付けた研究が「ダニング=クルーガー効果」である。
この効果は「認知バイアス」の一種であると言われている。
アメリカのコーネル大学の研究者であったデイヴィッド・ダニングと
ジャスティン・クルーガーは、大学の学生の成績と自己評価の関係を調査
し、成績が悪い人ほど自分が全体の中で占める位置を過大評価しているこ
と、そして優秀な人ほど自分を控えめに評価していることを証明した。
この研究では「なぜできない人が、自分の能力が高いと思いこむのか」
ということについて、能力の低い人には、次のような特徴があるとしている。
自身の能力が不足していることを認識できない。
自身の能力の不十分さの程度を認識できない。
他者の能力を正確に推定できない。
実はこれは、誰でも陥る可能性のあることであって、自分がそのような
状態にならないようにすることが重要である。そのために必要とされてい
る能力が、自分自身を客観的に観察する能力「メタ認知」である。簡単に
言えば「自分自身にダメ出しをする能力」ということである。
「メタ認知」は、「もうひとりの自分」と形容される。自分の思考や行
動を対象化して認識することにより、自分自身の認知行動を把握する能力
である。
「メタ認知」を持つことによって、自信過剰な「困った人」にならなく
て済む。何事においても自分自身を客観的に捉えられるように努めたいと
切に思う。
実は「ダニング=クルーガー効果」は二人の研究以前にすでに明らかに
されていた。
孔子は「為政」の中で、弟子の由にこう教えている。
「知之為知之、不知為不知。是知也。」(之を知るを之を知ると為し、
知らざるを知らざると為す。是れ知るなり)。
すなわち、真の知識は自分の無知を知ることである。
(主任研究員 小池映之)
◆まちづくり情報
・移住者を含む求人・求職に係るマッチングサイトの導入に関する報告書(1/31 首相官邸 公表)
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/sousei/pdf/190201_matching-site_houkoku.pdf
・平成31年度 PPP/PFIに関する支援:支援対象の募集について(2/20 内閣府 公表)
https://www8.cao.go.jp/pfi/shien/h31/h31_index.html
・空き家対策に関する実態調査 結果報告書(1/22 総務省 公表)
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/hyouka_190122.html#kekkahoukoku
・過疎関係市町村と都道府県の過疎対策の実施状況調査(2018/11/5 総務省 公表)
http://www.soumu.go.jp/main_content/000596220.pdf
・平成30年度 地域学校協働活動成果報告・動画(2/13 文部科学省 公表)
http://manabi-mirai.mext.go.jp/report/2018.html
・観光客急増で問われる地域の“意思”(1/28 公益財団法人日本交通公社 公表)
https://www.jtb.or.jp/wp-content/uploads/2019/01/bunka240-11.pdf
◆気になるデータ・読み物
・景気ウォッチャー調査(2019年1月、2/8 内閣府 公表)
https://www5.cao.go.jp/keizai3/2019/0208watcher/watcher1.pdf
→緩やかな回復基調が続いているものの、一服感がみられる。
・月例経済報告(平成31年2月、2/21 内閣府 公表)
https://www5.cao.go.jp/keizai3/getsurei/2019/0221getsurei/main.pdf
→景気は、緩やかに回復している。
・管内の経済動向(12月のデータを中心として、2/22 経済産業省 関東経済産業局 公表)
http://www.kanto.meti.go.jp/tokei/keiki/20190222index.html
→管内経済は、改善している。
・小規模企業景気動向調査(平成30年12月期調査、2/15 全国商工会連合会 公表)
http://www.shokokai.or.jp/cmps_img/upfiles/2019/02/eaa04e1cf696242cbd6c525edc2717e8.pdf
→停滞感から一転、小幅に改善した小規模企業景況。
・TDB景気動向調査 2019年1月調査結果(2/5 帝国データバンク 公表)
http://www.tdb.co.jp/report/watching/press/pdf/201901_jp.pdf
→国内景気、後退局面入りの兆し。米中貿易摩擦を背景に、中国向けなど輸出の減速が響く。
・山梨県金融経済概観(2019年2月、2/13 日本銀行 甲府支店 公表)
http://www3.boj.or.jp/kofu/300gaikan/getu1902.pdf
→県内景気は、一部に弱めの動きがみられるものの、全体としては緩やかに拡大している。
・地方経済天気図 2019年2月分(2/13 全国地方銀行協会 公表)
https://www.chiginkyo.or.jp/app/entry_file/tenkizu_1902.pdf
→持ち直しの動きが続いている。
・調査月報 2019年2月(2/18 山梨中央銀行公表)
https://www.yamanashibank.co.jp/economy/assets/files/e0c6adc3b0d937cb24619a0fd0f7e7a1.pdf
→最近の県内景気(12月~1月)は、緩やかに回復している。
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