2019年度アジアフォーラム21 セミナーを開催しました
2019年度アジアフォーラム21 セミナーを開催しました。
ご来場、ありがとうございました。
日時・場所 ほか
日 時:2019年10月3日(木)14:00~17:00
場 所:山梨県立大学 A館6階 サテライト教室
参加人数:約30人
セミナーの概要
<セミナー1>
テーマ:高齢者活躍の時代 ― 仕事の意味について
講 師:渡辺 利夫 氏(一般社団法人 高齢者活躍支援協議会会長、拓殖大学前学長・前総長/学事顧問、公益財団法人 山梨総合研究所前理事長/山梨総合研究所顧問)
概 要:
新しい「令和の時代」を迎えるなかで、生産人口は減少が続いています。労働力が減る中で、増加が見込まれる高齢者の雇用への円滑な活用を考え、高齢者がどのように「現役」として社会と関わるのか。さらには仕事の意味について、「事」に「仕える」という概念とともに、カール・ヒルティ著「幸福論」を引用しながら、人間の本性は働くようにできており、本当の休息は活動の最中のみにあること、人を幸福にするのは、仕事の種類ではなく、仕事に没頭した結果に得る創造や成功の喜びであることなど、働く意味について論を述べていただきました。
<セミナー2>
テーマ:介護施設における外国人雇用の現状と今後の課題
講 師:石井 貴志 氏(社会福祉法人 緑樹会理事長、特別養護老人ホーム明山荘施設長、ひまわり保育園園長)
概 要:
北杜市で医療・老人介護・障がい者福祉施設等を運営する気鋭の経営者で、人材が不足している県内介護系事業者の中で、先駆的に外国人人材を受け入れた実績を踏まえ、受け入れる側の注意点、取り組むべき方策、外国人人材確保に対する課題、外国人人材が日本で生活する上での問題点等について論じていただきました。また、IoTの進化等により、介護ロボットの普及が注目されているものの、介護は「人」を相手に一連の流れ作業で行う必要があり、その点において介護ロボットにも課題がある点についても話していただきました。