YAFOメールマガジン VOL.117 2020年3月号


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◆◇◆ YAFOメールマガジン VOL.117 2020年3月号
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■■ インデックス ◆テーマ1
『「ヘルスリテラシー向上」と「COVID-19」』
【特定非営利活動法人がんフォーラム山梨理事長、山梨まんまくらぶ代表 若尾直子】
◆テーマ2 『地域を支える活動の重要性』
【山梨総合研究所上席研究員 古屋亮】
◆研究員コラム 気になる数字『3月22日』
◆まちづくり情報
◆気になるデータ・読み物
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◆テーマ1 『「ヘルスリテラシー向上」と「COVID-19」』
【特定非営利活動法人がんフォーラム山梨理事長、山梨まんまくらぶ代表 若尾直子】
 日本人の長寿化には疾患の予防としての公衆衛生向上と感染症対策が奏功してきた。一方で、近年は生活習慣の変化により「がん」が日本人の死因のトップになっている。それにも拘わらず、国としての「対がん戦略」への姿勢が後手にまわっていると筆者は指摘する。「ヘルスリテラシー向上」の必要性、さらには「COVID-19」に対しての正しい知識を得ることが重要と訴える。
https://www.yafo.or.jp/2020/03/31/12206/

◆テーマ2 『地域を支える活動の重要性』
【山梨総合研究所上席研究員 古屋亮】
 神奈川から山梨に移住して12年間、山梨の地域振興活動に関わってきた筆者が、山梨における魅力的な活動や人物について「とりもつ隊」や「スリーピークス八ヶ岳トレイル」の事例を取り上げながら解説する。 https://www.yafo.or.jp/2020/03/31/12220/

◆研究員コラム 気になる数字『3月22日』
 天気も良く暖かい日、陽気に誘われてぶらぶらと散歩。思わず立ち止まり見上げる桜。今年もこの魅力的な姿を見ることができた。この桜といえば何を想像するであろうか。お花見、出会い、別れ、満開の美しさ、散りゆく姿の潔さ、最近では国の中枢で騒がれている「桜を見る会」をイメージする人もいるのではないだろうか。桜は、我々日本人の心に古くから息づいており、古くは万葉集で詠まれ、江戸時代には、8代将軍徳川吉宗が桜の木を植え、飛鳥山を始めとした飲食をできる花見の名所を誕生させている。
 ところで今年の桜の開花日は、甲府地方気象台の発表だと3月22日とのこと。開花日とは、標本木に5~6輪の花が咲いた日とされ、甲府地方気象台では、敷地内のソメイヨシノが標準木となっているそうである。この甲府地方気象台の標準木の開花日について、1953年から2019年の66年間で見ていくと、1950年代の開花日の平均は3月30日、2010年代の開花の平均は3月25日となっている。標準木の花が8割以上咲いた状態となった日として定義されている満開日も1950年代では平均で4月5日、2010年代では平均で4月2日となっており、開花日、満開日とも早まっていることが確認できる。この早まった一番の要因は、気候の温暖化にあるようである。
 山梨県の100年間の年平均気温の経年変化について見ていくと、3月から5月の平均値は13.4度であり100年で2.3℃プラスとなっている。桜を始めとする植物は、気候の変化にとても敏感であり、我々の口にする野菜や果樹もその影響を受けるものとなる。特に果樹王国である山梨県においては、ブドウの着色不良を始め、その影響については、今後とも注視していく必要がある。
 話を戻すが、桜は春を迎えるにあたり、欠くことのできないものであると思う。ちなみに、私の桜のイメージは、今年は新型コロナウイルスの影響で控えている人も多いだろうが、ワイワイと楽しいお花見と満開で迎える入学式である。特に入学式においては、将来娘と桜が咲き誇る中での家族写真を撮りたいと思っている。このささやかな願いをかなえるためにも、これ以上開花が早まらないこと、すなわち気候の温暖化を抑制していくことについて、まずは自分で出来ることからやっていこうと思う。
(研究員 河野彰夫)

◆まちづくり情報

◆気になるデータ・読み物

 

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