YAFOメールマガジン VOL.119 2020年5月号


╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆◇◆ YAFOメールマガジン VOL.119 2020年5月号
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

━━━━━━━━━━━━━━
■■ インデックス
◆テーマ1
『日本の魅力をあらためて考える』
【日本電気株式会社 東京オリンピック・パラリンピック推進本部
 事業創造推進エキスパート 田畑 香織】
◆テーマ2
『創造的活動を生み出す市民協働と行政の役割』
【山梨総合研究所調査研究部長 佐藤 文昭】
◆研究員コラム 気になる数字『86%』
◆まちづくり情報 
◆気になるデータ・読み物
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆テーマ1
『日本の魅力をあらためて考える』
【日本電気株式会社 東京オリンピック・パラリンピック推進本部
 事業創造推進エキスパート 田畑 香織】
 幼いころ櫛形町(現南アルプス市)の祖母の実家に遊びに行ったことを
きっかけに自然豊かな山梨のファンになり、富士山と湖と花がきれいにコ
ラボレーションしている絶景スポット巡りを楽しむという筆者。「新型コ
ロナウイルス感染拡大の影響で、東京オリンピック・パラリンピック2020
は延期となったが、2025年の日本国際博覧会など、今後大規模な国際イベ
ントが予定され、国外から大勢の来訪が予想される」。感染が収束した未
来を見据え、観光に関する数々のデータの有効性や地域資源の活用方法な
どを例示しながら、地域の観光振興のあるべき姿、観光振興のための企画
戦略の重要性を指摘している。
https://www.yafo.or.jp/2020/05/29/12459/

◆テーマ2
『創造的活動を生み出す市民協働と行政の役割』
【山梨総合研究所調査研究部長 佐藤 文昭】
 「新型コロナウイルスに限らず予測不可能な事態に対して、もはや行政
組織だけの力ですべて対処することは難しい。そのような状況において行
政が目指すべき一つの姿は、プラットフォームとしての役割を担うことに
より、市民の主体的な活動を通じて行政が目指すべき目的を達成すること
が考えられる」。4月に調査研究部長に就任した筆者が、先行きが不透明な
時代における、これからの行政と市民との協働のかたちについて、南アル
プス市の取り組みなどを例に挙げながら解説している。
https://www.yafo.or.jp/2020/05/29/12448/

◆研究員コラム 気になる数字『86%』
 5月4日、厚生労働省から新型コロナウイルス感染症を想定した「新しい
生活様式」が公表された。これは今後も長期的な感染拡大が想定される新
型コロナウイルス感染症に備えるため、国の専門家会議が日常生活におけ
る実践例を提言したものである。例えば、食事については「料理に集中、
おしゃべりは控えめに」とされていたり、働き方についても「名刺交換は
オンライン」とまで示されていたりと、かなり具体的な内容となっている
のが印象的だ。
 感染症対策のために今までの暮らしを見直そうということで示された
「新しい生活様式」だが、世間の受け止め方は前向きで、共同通信社が
行った世論調査においては、「新しい生活様式」について「全面的に採り
入れたい」「ある程度は採り入れたい」とした回答が全体の86%を占めた。
年代別で見ると若年層(30代以下)で88.9%、中年層(40~50代)で90.6%
、高年層(60代以上)で80.2%となっており、比較的若い世代の方が高い
数字となっているが、どの世代を見ても8割を超えており、積極的に採り入
れようとする傾向がうかがえる。
 86%という数字を見た時、驚いたというのが私の正直な感想だ。既に感
染症対策はかなり長期化しており、学校も再開されたとは言え、まだまだ
予断を許さない状況下で、多くの国民が疲弊しているというのが現実だろ
う。私自身、外出自粛等を心掛ける中で、以前よりも頻度を減らした生活
必需品の買い物に出かけるだけでも少し安堵(あんど)し、今の生活に対
して息が詰まっているのだなと自覚する時がある。そのような状況でも、
国が示した「新しい生活様式」に対して、世間が前向きに受け入れようと
しているのは、新型コロナウイルスに対応してきた中で、感染症対策の意
識が以前より高くなっていると言えるのかもしれない。
 感染者数が減少傾向となったことから、5月14日に山梨を含む39県、21日
には近畿3府県、そして25日、残る東京など5都道県の緊急事態宣言が解除
され、初発令から49日間で全面解除された。ただ、今後においても感染拡
大の第2波、第3波が来ることが予想されている。私も来るべき時のために、
「新しい生活様式」をできることから実践していくことで、自分を守り、
周囲の人を守ることにつなげていきたいと思う。
(研究員 清水 洋介)

◆まちづくり情報
・移住等の増加に向けた広報戦略の立案・実施のための調査事業報告書(5/15 内閣府 公表)
 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/sousei/pdf/ijuu_chousa_houkokusho_0515.pdf
・令和元年度 地方公共団体(都道府県・政令指定都市)における
 ワーク・ライフ・バランス推進施策一覧(4/30 内閣府 公表)
 http://wwwa.cao.go.jp/wlb/local/r1suishin-list.html
・令和元年度地域運営組織の活動状況におけるアンケート調査結果(4/28 総務省 公表)
 https://www.soumu.go.jp/main_content/000685271.pdf
・認知症高齢者等への地域支援に関する実態調査(5/11 総務省 公表)
 https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/hyouka_020511.html#kekkahoukoku
・地域企業の参画によるPPP/PFI導入に関する事例調査研究 報告書(4/28 総務省 公表)
 https://www.soumu.go.jp/main_content/000679033.pdf
・地方公会計の推進に関する研究会(令和元年度)報告書(4/30 総務省 公表)
 https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01zaisei07_02000276.html
・自治体情報セキュリティ対策の見直しについて(5/22 総務省 公表)
 https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01gyosei07_02000098.html
・年齢各歳別都道府県間移動者数(5/12 総務省 公表)
 http://www.stat.go.jp/info/today/155.html
・三重県庁の参加型予算「みんつく予算」の取組について(5/19 財務省 公表)
 https://www.mof.go.jp/public_relations/finance/202005/202005j.pdf
・文化財を活用したユニークベニューハンドブック(5/7 文化庁 公表)
 https://www.bunka.go.jp/tokei_hakusho_shuppan/shuppanbutsu/bunkazai_handbook/index.html
・文化財の多言語化ハンドブック(5/7 文化庁 公表)
 https://www.bunka.go.jp/tokei_hakusho_shuppan/shuppanbutsu/handbook/index.html
・魅力的な多言語解説作成指針(4/24 観光庁 公表)
 http://www.mlit.go.jp/kankocho/shisaku/kankochi/content/001341363.pdf
・地域観光資源の英語解説文作成のためのライティング・スタイルマニュアル(4/24 観光庁 公表)
 http://www.mlit.go.jp/kankocho/shisaku/kankochi/content/001341330.pdf
・感染症によるインバウンド需要蒸発の影響は、地域ごとにどう異なるのか?(5/15 経済産業省 公表)
 https://www.meti.go.jp/statistics/toppage/report/minikaisetsu/hitokoto_kako/20200515hitokoto.html
・縮小都市の活性化:日本におけるサービス業から教訓(5/24 独立行政法人経済産業研究所 公表)
 https://www.rieti.go.jp/jp/publications/nts/20e050.html
・日本のリーダーたちが学ぶべき新型コロナウイルスの将来見通し
 (ハーバード報告の紹介、4/28 独立行政法人経済産業研究所 公表)
 https://www.rieti.go.jp/jp/columns/a01_0590.html
・新型コロナウイルス感染症対策に係る緊急提言(5/13 全国知事会 公表)
 http://www.nga.gr.jp/data/activity/request/chijikai/reiwa2nendo/1589335620769.html
・コミュニティの人材確保と育成(5/20 公益財団法人日本都市センター 公表)
 http://www.toshi.or.jp/?p=15484
・温泉まちづくり 2019年度温泉まちづくり研究会 総括レポート(5/7 公益財団法人日本交通公社 公表)
 https://www.jtb.or.jp/publication-symposium/book/onmachi-report/onmachi-report-2019/

◆気になるデータ・読み物
・景気動向指数(3月分、5/25 内閣府 公表)
 https://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/di/di.html
 →先行指数は前月と比較して7.2ポイント下降、一致指数は前月と比較して5.2ポイント下降し、2か月連続の下降。
・景気ウォッチャー調査(令和2年4月調査、5/13 内閣府 公表)
 https://www5.cao.go.jp/keizai3/2020/0513watcher/menu.html
 →新型コロナウイルス感染症の影響により、極めて厳しい状況にある中で、さらに悪化している。
・月例経済報告(令和2年4月、4/23 内閣府 公表)
 https://www5.cao.go.jp/keizai3/getsurei/2020/0423getsurei/main.pdf
 →景気は、新型コロナウイルス感染症の影響により、急速に悪化しており、極めて厳しい状況にある。
・管内の経済動向(関東地域、3月のデータを中心として、5/20 経済産業省 公表)
 https://www.kanto.meti.go.jp/tokei/keiki/20200520index.html
 →管内経済は、後退している。
・商工会議所LOBO(早期景気観測、2020年4月調査、4/30 日本商工会議所 公表)
 https://cci-lobo.jcci.or.jp/wp-content/uploads/2020/04/LOBO202004.pdf
 →業況DIは、2か月連続で大幅悪化。先行きも新型コロナウイルスにより厳しい見通し。
・中小企業景況調査(2020年4月調査、4/28 日本政策金融公庫 公表)
 https://www.jfc.go.jp/n/findings/pdf/keikyo_200428.pdf
 →中小企業の売上げDIは、17か月連続でマイナス圏。売上げ見通しDIも、16か月連続でマイナス圏。
・全国小企業月次動向調査(2020年3月実績、4月見通し、4/23 日本政策金融公庫 公表)
 https://www.jfc.go.jp/n/findings/pdf/getsuji_202004.pdf
 →小企業の売上DIは、マイナス幅が拡大。4月もマイナス幅が拡大する見通し。
・小規模企業景気動向調査(令和2年3月期調査、4/28 全国商工会連合会 公表)
 http://www.shokokai.or.jp/cmps_img/upfiles/2020/04/816e5afebebd13c21442a0f1531a0f1c.pdf
 →新型コロナウイルスの影響により、直近10年で最悪となった小規模企業景況。
・山梨県金融経済概観(2020年5月、5/15 日本銀行甲府支店 公表)
 https://www3.boj.or.jp/kofu/300gaikan/getu2005.pdf
 →県内景気は、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響により、一段と悪化している。
・調査月報(2020年5月、5/13 山梨中央銀行 公表)
 https://www.yamanashibank.co.jp/economy/assets/files/No508.pdf
 →最近の県内景気(3月~4月)は、新型コロナウイルス感染症の影響により悪化している。
・TDB景気動向調査(2020年4月、5/8 株式会社帝国データバンク 公表)
 https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/pdf/202005_jp.pdf
 →国内景気、急速な悪化が継続。緊急事態宣言で市場機能の多くが制限、中小企業は過去最大の下落幅。

 

▼ご意見は下記まで! 「YAFO メールマガジン」についてのご意見をお待ちしております。
編集担当までお送りください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■「YAFO メールマガジン」 配信アドレスの変更・解除は下記からお願いします。
https://www.yafo.or.jp/#mailmagazine
■バックナンバーは https://www.yafo.or.jp/category/mailmagazine/ をご覧ください。
■メールマガジンの内容に関するお問い合わせはまで
※このメールにそのまま返信いただいても、お返事できませんのでご注意ください。
発行:公益財団法人 山梨総合研究所 https://www.yafo.or.jp
山梨県甲府市丸の内1-8-11 八光地産ビル5階 電話番号 055-221-1020 FAX 055-221-1050
発行人:村田俊也(編集担当:岩崎)
Copyrights (C) Yamanashi Research Institute Foundation.All rights reserved.
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━