YAFOメールマガジン VOL.121 2020年7月号
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◆◇◆ YAFOメールマガジン VOL.121 2020年7月号
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■■ インデックス
◆テーマ1
『郷土の幕内力士の系譜~明治以降9人、竜電に高まる期待』
【山梨日日新聞社元論説委員長・元編集局長 向山 文人】
◆テーマ2
『SDGsの推進による持続可能なまちづくり』
【山梨総合研究所主任研究員 伊藤 賢造】
◆研究員コラム 気になる数字『1日何歩?』
◆まちづくり情報
◆気になるデータ・読み物
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◆テーマ1
『郷土の幕内力士の系譜~明治以降9人、竜電に高まる期待』
【山梨日日新聞社元論説委員長・元編集局長 向山 文人】
開催中の大相撲7月場所で西前頭6枚目の竜電(甲府市出身)は連日、
懸命の土俵を務めている。郷土力士・富士桜(同市出身)が引退(1985年)、
大乃花(旧八代町出身)の1場所だけの入幕(88年)の後、平成になってか
らのほぼ30年間、山梨県出身の幕内力士は皆無だったが、幕内の土俵に郷土
力士が上るようになって2年半。2018年の竜電の入幕から、山梨でも大相撲
人気が再び盛り上がりを見せており、「郷土力士の活躍が山梨の活気や県民
の元気に一役買うのは言うまでもない」。
小学校入学前の「柏鵬時代」からの大相撲ファンで、観戦歴約60年という
山梨日日新聞元記者である筆者が「土俵余話」も交え、明治以降の大相撲約
150年間の歴史に名を残す富士錦(同市出身)、富士桜ら郷土の幕内力士9人
の系譜をたどる。
https://www.yafo.or.jp/2020/07/31/12571/
◆テーマ2
『SDGsの推進による持続可能なまちづくり』
【山梨総合研究所主任研究員 伊藤 賢造】
SDGs(持続可能な開発目標)とは、国連サミットで採択された「持続可能
な開発のための2030アジェンダ」にて記載された国際目標であるが、地方に
おいて持続可能なまちづくりを考えるにあたってのツールの一つとなり得る。
SDGsの積極的な推進を期待する筆者が、地方における取り組み状況につい
て考察する。
https://www.yafo.or.jp/2020/07/31/12581/
◆研究員コラム 気になる数字『1日何歩?』
桜が咲き始めたころ、「外で遊びたいよ!」子どもから本気のお願い。新型
コロナウイルスの影響で昨年度末から小学校が休みになり、外出が規制されて
いる状況で友達とも遊べず、コロナストレスがMaxに達している小学生姉妹のエ
ネルギーは、親に向かってくる。これは、発散させないとまずい。自分自身も
最近運動不足で、以前のようなランニングだとすぐに体が悲鳴を上げてしまう。
そこで始めたのは、散歩も兼ねた子どもとのウォーキング。歩きながら、家族
でたわいもない話をするのは、なんだか新鮮で心と体が喜んでいる感じがする。
歩くことを基本とした、身体の活動量が多い人は、様々な疾患へのリスクを
軽減し、メンタルヘルスや生活の質の改善に効果があるといわれている。国民
の健康増進の推進に関する基本的な方向や国民の健康増進の目標に関する事項
等を定めた「健康日本21(第2次)」によると、1日の歩数の目標値は、20~
64歳で男性9,000歩、女性8,500歩、65歳以上で男性7,000歩、女性6,000歩と
なっている。実際にどのぐらいの歩数を歩いているのかを「平成30年 国民
保健・栄養調査結果」から見てみると、平均値で20~64歳の男性が7,644歩、
女性が6,705歩、65歳以上の男性が5,417歩、女性が4,759歩で目標値を下回っ
ていることが分かる。
それでは、私はいったいどのぐらい歩いているのか。起きている間は、概ね
いつも一緒であるスマホで確認してみると月にだいたい25万歩、1日に換算す
ると8千歩を少し上回るぐらいとなっている。私も全国の男性の皆さんの平均
とやっぱり同じぐらいの歩数で、国が示した目標歩数を下回っており、これは
もう少し健康に対して意識を高めていかないといけないと感じる。
今後日本における高齢化率は、団塊の世代の全てが75歳以上となる2025年
には、30.0%まで上昇し、団塊の世代の子どもが全て65歳以上となる2040年ご
ろには、高齢者人口がピークを迎えることが推計されている。長寿社会にあっ
ては、人生を最後まで楽しく健康で自分らしく過ごすことがとても大切なこと
となってくる。これには、医療・介護・予防の連携が喫緊の課題であり、予防
の観点からすると多くの運動機能の基本である歩くことは、健康増進や維持、
精神面への効果、コミュニケーションなど多くの影響を与えるものとなる。
自分の生涯にわたる健康を維持していくことは、普段からの積み重ねであり、
すぐに効果が表れてくるものではない。毎日、少しずつでも歩き続けていくこ
とが将来の自身の健康状態を形作っていくものであり、若いうちからの行動が
必要となる。
コロナを警戒しつつも「新しい生活様式」を受け入れ、小学校の登校を始め、
各々が社会活動を再開し始めていることから、ウォーキングしているのは何だ
か自分1人になっている。1人だと少し寂しい気もするが、年をとっても楽し
く自分らしく過ごすため、1歩1歩コツコツと未来の自分への健康積立として、
1日9,000歩を目標に歩いていこうと思う。
(主任研究員 河野 彰夫)
◆まちづくり情報
・PPP/PFI推進アクションプラン(令和2年改定版、7/17 内閣府 公表)
https://www8.cao.go.jp/pfi/actionplan/action_index.html
・公共施設等運営権及び公共施設等運営事業に関するガイドライン(改正、7/17 内閣府 公表)
https://www8.cao.go.jp/pfi/hourei/guideline/r2/guideline_r2kaisei.html
・令和元年度 市民の社会貢献に関する実態調査(6/30 内閣府 公表)
https://www.npo-homepage.go.jp/toukei/shiminkouken-chousa/2019shiminkouken-chousa
・地方公共団体における食品ロス削減の取組状況(令和元年度)について(7/6 消費者庁 公表)
https://www.caa.go.jp/notice/assets/consumer_education_cms201_20200706_01.pdf
・公共サービス改革基本方針(一部変更、7/7 総務省 公表)
https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/singi/kanmin/02shingi06_02000518.html
・感染防止に配慮したつながり支援等の事例集(6/30 厚生労働省 公表)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_12108.html
・地方自治体等によるマイ・タイムラインの取組を支援(6/26 国土交通省 公表)
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001350263.pdf
・小規模河川の氾濫推定図作成の手引き(6/29 国土交通省 公表)
https://www.mlit.go.jp/river/shinngikai_blog/tyusyokasen/pdf/manual.pdf
・駅まち空間の再構築に着目して優れたまちづくりを実現している事例集(7/6 国土交通省 公表)
https://www.mlit.go.jp/toshi/toshi_gairo_tk_000019.html
・日本版持続可能な観光ガイドライン(6/29 観光庁 公表)
https://www.mlit.go.jp/kankocho/topics08_000148.html
・持続可能な観光の実現に向けた先進事例集(6/29 観光庁 公表)
https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001350850.pdf
・観光ビジョン実現プログラム2020(7/14 観光庁 公表)
https://www.mlit.go.jp/kankocho/news02_000419.html
・定住・交流人口増加に向けたスポーツによるまちづくり・ビジネス創出に関する調査 調査報告書(6/30 経済産業省 公表)
https://www.meti.go.jp/meti_lib/report/2019FY/000126.pdf
・新型コロナウイルス感染症に関する緊急提言(7/19 全国知事会 公表)
http://www.nga.gr.jp/ikkrwebBrowse/material/files/group/2/20200719%20shingatakoronakinkyuteigen.pdf
・観光に関わる統計基本データ(6月30日現在、6/30 日本観光振興協会 公表)
http://www.nihon-kankou.or.jp/home/userfiles/files/autoupload/tokei200630.pdf
・トラブル事例にみるわが国PPP/PFI実施上のポイント(7/15 一般財団法人日本経済研究所 公表)
https://www.jeri.or.jp/membership/pdf/research/research_2007_01.pdf
◆気になるデータ・読み物
・景気動向指数(5月分速報からの改訂状況、7/27 内閣府 公表)
https://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/di/di.html
→一致指数は、前月と比較して6.7ポイント下降し、4か月連続の下降。
・景気ウォッチャー調査(6月調査、7/8 内閣府 公表)
https://www5.cao.go.jp/keizai3/2020/0708watcher/menu.html
→新型コロナウイルス感染症の影響による厳しさは残るものの、持ち直しの動きがみられる。
・月例経済報告(7月、7/22 内閣府 公表)
https://www5.cao.go.jp/keizai3/getsurei/2020/0722getsurei/main.pdf
→景気は、新型コロナウイルス感染症の影響により、依然として厳しい状況にあるが、
このところ持ち直しの動きがみられる。
・管内の経済動向(関東地域、5月のデータを中心として、7/15 経済産業省 公表)
https://www.kanto.meti.go.jp/tokei/keiki/20200715index.html
→管内経済は、一部に下げ止まりの動きがみられるものの、厳しい状況にある。
・第160回中小企業景況調査(4-6月期)結果(6/30 経済産業省 公表)
https://www.meti.go.jp/press/2020/06/20200630001/20200630001.html
→中小企業の業況判断DIは、急激に悪化し、6期連続の低下となった。
・全国企業短期経済観測調査(短観)(6月、7/1 日本銀行 公表)<概要、要旨>
https://www.boj.or.jp/statistics/tk/tankan06a.htm/
→新型コロナウイルス感染拡大に伴い、業況は大幅に悪化している。
・商工会議所LOBO(早期景気観測、6月調査、6/30 日本商工会議所 公表)
https://cci-lobo.jcci.or.jp/wp-content/uploads/2020/06/LOBO202006.pdf
→業況DIは、下げ止まりの兆しも、厳しい状況続く。先行きも慎重な見方は変わらず。
・中小企業景況調査(6月調査、6/29 日本政策金融公庫 公表)
https://www.jfc.go.jp/n/findings/pdf/keikyo_200629.pdf
→中小企業の売上げDIは、前月(▲46.5)から0.5ポイント上昇し、▲46.0。
・6月の中小企業月次景況調査(6月末現在、7/27 全国中小企業団体中央会 公表)
https://www.chuokai.or.jp/keikyou/kei20-06_.html
→6月のDIは全9指標中、8指標が改善。
・全国小企業月次動向調査(6月実績、7月見通し、7/21 日本政策金融公庫 公表)
https://www.jfc.go.jp/n/findings/pdf/getsuji_202007.pdf
→6月の売上DIは、5月(▲70.5)に比べマイナス幅が6.2ポイント縮小し、▲64.3となった。1993年の調査開始以来、2020年4月、5月に次ぐ低い水準である。
・小規模企業景気動向調査(5月期調査、6/29 全国商工会連合会 公表)
http://www.shokokai.or.jp/?post_type=topics&p=8193
→緊急事態宣言解除も、引き続き最悪に近い水準となった小規模企業景況。
・山梨県金融経済概観(7月、7/17 日本銀行甲府支店 公表)
https://www3.boj.or.jp/kofu/300gaikan/getu2007.pdf
→景気は、経済活動が徐々に再開し、持ち直しの動きもみられるが、
新型コロナウイルス感染症の影響が続き、きわめて厳しい状態にある。
・調査月報(7月、7/13 山梨中央銀行 公表)
https://www.yamanashibank.co.jp/economy/assets/files/db6bc7521d89ed6e3b48b55edac40102.pdf
→最近の県内景気(5月~6月)は、新型コロナウイルス感染症の影響により悪化している。
・TDB景気動向調査(6月、7/3 株式会社帝国データバンク 公表)
https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/pdf/202007_jp.pdf
→経済活動は徐々に再開するも、依然として厳しい水準で推移。
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発行人:村田俊也(編集担当:岩崎)
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