第14回 日韓国際交流シンポジウムを開催しました(2022.12.2)


14回 日韓国際交流シンポジウムを開催しました

 山梨総合研究所では、山梨県と姉妹締結をしている大韓民国・忠清北道にある「忠北研究院」と研究提携を行い、平成19年度から毎年相互に訪問しながら、地域に根ざしたシンクタンクとしての政策研究に関する研究交流を続けてきています。新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大を受け、国際交流シンポジウムは一昨年度が中止、昨年度はオンラインにより開催しましたが、本年度は3年ぶりに相互訪問を復活させ、「これからの時代の農村観光のあり方」をテーマに、第14回日韓国際交流シンポジウムを甲府で開き、日韓両国の現状や事例を踏まえた研究発表及び意見交換を行いました。


 日 時  令和4年12月2日(金)10:00~12:30
 場 所  ベルクラシック甲府(甲府市丸の内1-1-17)
 参加者  25人(忠北研究院、山梨総合研究所、山梨県庁、NPO団体関係者他)

 挨拶 
公益財団法人山梨総合研究所 理事長 今井 久
忠北研究院 院長 黃仁星(ファン・インソン)

 研究発表 
・日本の農村観光と本県の事例について/山梨総合研究所 主任研究員 前田将司
・with COVID-19、忠北観光の診断と課題/忠北研究院 研究委員 成寶鉉(ソン・ボヒョン)

  • 前田主任研究員は農村滞在型観光である農泊を取り上げ、甲州市の「もしもしの家」、小菅村の古民家ホテル「崖の家」、韮崎市の「ヴィラグリファーム七里岩」の取り組みを紹介しました。
  • 成研究委員は、新型コロナの感染拡大で海外からの観光客が激減して打撃を受けたものの、量から質への転換を図ることで国内観光客の需要を呼び起こし、パラグライダー体験などが人気を集めている様子を発表しました。

 意見発表・討論 
<韓国側>
忠北研究院 院長:黃仁星(ファン・インソン)氏
      企画経営室長:咸昌模(ハム・チャンモ)氏
      空間創造硏究部長:邊慧璇(ピョン・ヘソン)氏
      硏究委員:成寶鉉(ソン・ボヒョン)氏
      硏究委員:南潤明(ナム・ユンミョン)氏
<日本側>
山梨総合研究所 理事長:今井久
        専務理事:村田俊也
        調査研究部長:佐藤文昭
        主任研究員:前田将司

<通訳 モデレータ―>
山梨県立大学国際政策学部准教授 任君三(イム・グンサン)氏

  • 写真:「これからの時代の農村観光のあり方」をテーマに研究発表した第14回日韓国際交流シンポジウム=ベルクラシック甲府

 

山梨総合研究所 今井久理事長挨拶
忠北研究院 黃仁星(ファン・インソン)院長挨拶
研究発表① 山梨総研 前田主任研究員
研究発表② 忠北研究院 成寶鉉(ソン・ボヒョン)研究委員
意見発表①(韓国側)
意見発表②(日本側)
山梨総合研究所 村田俊也専務理事 閉会挨拶
集合写真

 

 視 察 

 忠北研究院の訪問団5人はシンポジウム終了後、山梨市上神内川のサントネージュワイン(田中良治社長)でぶどうの醸造過程の説明を受け、甲州市勝沼ぶどうの丘も視察しました。

 

サントネージュワイン回転式タンク
甲州市勝沼ぶどうの丘展望テラス