YAFOメールマガジン VOL.155 2023年5月号


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◆◇◆ YAFOメールマガジン VOL.155 2023年5月号
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■■ インデックス
◆ニュースレター1
『山梨県民の収入・所得環境~県民は、豊かになったか~』
 山梨総合研究所 専務理事 村田 俊也
◆研究員リポート1
『水素エネルギーへの期待』
 山梨総合研究所 主任研究員 櫻林 晃
◆研究員リポート2
『県版GDPで見る山梨経済』
 山梨総合研究所 主任研究員 櫻林 晃
◆研究員リポート3
『将来推計人口の捉え方』
 山梨総合研究所 研究員 宇佐美 淳
◆研究員リポート4
『利他と健康寿命』
 山梨総合研究所 理事長 今井 久
◆研究員リポート5
『「経験」をどう生かすか』
 山梨総合研究所 研究員 藤原 佑樹
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◆ニュースレター1
『山梨県民の収入・所得環境~県民は、豊かになったか~』
               山梨総合研究所 専務理事 村田 俊也
 新型コロナウイルスの感染拡大から既に3年以上が経過する中で、今年
5月8日、重症化リスクが下がってきたことやワクチン接種の普及などを
背景に、位置づけが従来の2類から5類へと引き下げられた。
 「ウィズコロナ社会」への順応が進み、経済活動が活発化して企業業績
が回復する中、物価上昇の影響もあり全国的に賃上げの動きが進んでいる。
 本稿では、「山梨県民は豊かになったのか」について、主に収入・所得
の面から分析を実施。様々な統計データなどを基に山梨県民の収入・所得
環境や全国と比較した山梨の現状を整理したうえで、その要因について分
析を行った。
https://www.yafo.or.jp/2023/05/31/19510/

◆研究員リポート1
『水素エネルギーへの期待』
               山梨総合研究所 主任研究員 櫻林 晃
 脱炭素社会の実現に向けて、水素エネルギーに関心が高まっている。
 水素は燃焼時に温室効果ガスである二酸化炭素を排出せず、多様な製造
方法で生成することができるという特徴があり、環境負荷を低減するエネ
ルギーとしての活用が期待されている。
 水素エネルギーは用途の幅も広く、燃料電池を使って電気を作ることで、
家庭や企業における光熱費削減や燃料電池車による排気ガスの削減など、
電力分野の脱炭素化に貢献することが期待されている。また、ボイラーで
の燃焼による熱源としての利用や、水素と二酸化炭素を組み合わせて合成
燃料を生成することで自動車やガス分野の脱炭素化を図ることも模索され
ている。
https://www.yafo.or.jp/2023/04/30/19403/

◆研究員リポート2
『県版GDPで見る山梨経済』
               山梨総合研究所 主任研究員 櫻林 晃
 県民経済計算とは、都道府県における年間の様々な経済活動の成果を、
生産・分配・支出の三面の経済循環から体系的に把握し、経済規模、産業
構造、県民所得水準など、地域経済の実態を総合的に表したものであり、
国民経済計算(いわゆるGDP統計)の都道府県版に当たるものである。
県民経済計算は算定に使用する各種統計等が公表されてから推計をするた
め、結果の公表は該当年度の概ね2年後となっている。
 山梨県が公表している「令和元年度県民経済計算年報」によると、県内
総生産は名目で3兆5,660億円、物価変動の影響を除いた実質で3兆5,523億
円となっている。
https://www.yafo.or.jp/2023/05/08/19392/

◆研究員リポート3
『将来推計人口の捉え方』
                山梨総合研究所 研究員 宇佐美 淳
 先月、日本の将来推計人口の最新結果が示された。同推計は、国立社会
保障・人口問題研究所(社人研)が、2020年に実施された国勢調査の結果
を基に行ったもので、それによると、50年後の2070年の総人口は、2020年
時点の約7割である8,700万人に減少するとされている。
 同推計の都道府県及び市区町村別は、本年中に公表される予定となって
おり、現時点では、2015年に実施された国勢調査の結果に基づく推計が最
新のデータである。
 それによると、2015年から25年後の2040年には、山梨県の総人口は64万
1,932人、長野県は170万4,857人に減少すると推計されている。
https://www.yafo.or.jp/2023/05/14/19413/

◆研究員リポート4
『利他と健康寿命』
                 山梨総合研究所 理事長 今井 久
 2020年、東京工業大学に科学者や技術者ではなくリベラルアーツ系の研
究者が集められ、「未来の人類研究センター」が設立された。なぜ東京工
業大学にと思われる人も少なくないだろうが、理工系の大学ならではの問
題意識からであった。これまで発展し続けてきた科学技術であるが、科学
技術が人間にもたらす変化や守るべき価値等について多角的に研究するこ
とが必要だと考えたからである。
 そして、最初のテーマが「利他」である。現代は競争社会とも言われて
いる。数値に置き換え可能なものばかりが評価され、そうでないものは切
り捨てられる傾向にある。殺伐とした世の中だからこそ、「利他」という
視点が重要だと考えた。
https://www.yafo.or.jp/2023/05/28/19486/

◆研究員リポート5
『「経験」をどう生かすか』
                山梨総合研究所 研究員 藤原 佑樹
 新型コロナウイルス感染症が流行して早3年。これまで新型コロナウイ
ルス感染症は、「新型インフルエンザ等感染症(いわゆる2類相当)」と
されていたが、令和5年5月8日に、「5類感染症」へと引き下げられた。
これによって、医療体制が平時に戻るほか、国や自治体が個人や企業に行
動制限を課すことがなくなり、個人の判断に委ねられることとなった。こ
の約3年間、誰しもが新型コロナウイルスの影響を受けてきただろう。こ
れからも安心せずに、感染対策を講じるべきではあるが、ひとつの区切り
として一息つくことができた人は多いと思う。
https://www.yafo.or.jp/2023/05/29/19490/

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