Vol.253-2 中山間地における農業後継者の育成について

公益財団法人 山梨総合研究所 主任研究員 伊藤賢造 1.はじめに  農業の担い手不足が叫ばれて久しい。筆者の自宅周辺を散歩すると、いたるところに休耕地や耕作放棄地が目につく。  農業は、5.4兆円の生産額を有し、他国と比 […]

Vol.252-2 自治会を考える

公益財団法人 山梨総合研究所 主任研究員 渡邉 たま緒 はじめに  少子高齢化、人口減少により、地域の担い手不足が深刻化している。それは自治会(町内会)活動にも及んでおり、加入者が減り、運営自体が危ぶまれる地域もある。計 […]

Vol.251-2 治水考

公益財団法人 山梨総合研究所 主任研究員 小池 映之 1.序  国の果たすべき役割の第一義は国民の生命を守ることである。  災害による被害を少なくするために様々な防災対策が国や自治体によって行われている。しかし、災害が発 […]

Vol.250-1 改正入管法に則した優秀外国人人財の受け入れと人事政策

1.外国人への日本の教育事業で、人財不足解消、文化交流、郷土活性化を目指す  私たち日本礼儀作法協会では、アジアの提携先大学・短期大学で、日本に関する教育事業を実施しています。  教育事業の内容は、 (1)「日本語能力  […]

Vol.250-2 若者の将来の生活拠点を山梨県に向ける取り組みとして

公益財団法人 山梨総合研究所 上席研究員 古屋 亮 1.はじめに  消滅可能性都市や地方創生という言葉が生まれ、全国の都道府県、市町村が「まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定してから5年が経過しようとしている。この計画 […]

Vol.249-1 地方創生の決定打「アルベルゴ・ディフーゾ(Albergo Diffuso)」

 スローシティという言葉をお聞きになった事があると思うが、これはイタリアで始まったスローフード(slow food)活動の考え方を拡張したものである。スローフードは、ファストフード(fast food)の対極的な意味で使 […]

Vol.249-2 山梨総研の現状の取組について

公益財団法人 山梨総合研究所 理事長 新藤久和 1.はじめに  山梨総研の理事長を拝命して2年になろうとしている。この間、20年にわたって活動してきた地方シンクタンクとしての山梨総研が置かれている現状は、きわめて厳しいと […]

Vol.248-1 従業員満足規格JSA-S1001について

1.はじめに  Kiru(切る)・Kezuru(削る)・Migaku(磨く)。わたしが勤める株式会社ディスコは、これらの技術の最先端を追求し続ける企業です。“ディスコの技術が世界標準になり、日本語のまま通用するレベルを目 […]

Vol.248-2 中部横断自動車道の開通で、山梨はどう変わる

公益財団法人 山梨総合研究所専務理事 村田 俊也 1.はじめに  中部横断自動車道は、静岡県静岡市を起点に、山梨県から長野県小諸市に至る約132kmの高速自動車道である。1993年11月に増穂IC(インターチェンジ)~双 […]

Vol.247-1 司法書士という仕事を通じて感じる平成時代の世相変化

司法書士という職業のなりたち   司法書士が誕生したのは明治5年、その時の名称は「代書人」であった。それは近代日本の司法制度がスタートした時期であり、司法職務定制として、代言人、証書人、代書人という3つの基本的な職能が定 […]

Vol.247-2 「地域ブランド」の伝道師

公益財団法人 山梨総合研究所主任研究員 森屋 直樹 1.はじめに  2014年11月に「まち・ひと・しごと創生法[1]」が制定された。これを受けて、政府が「地方創生元年」と位置付けた2015年度から4年が経過しようとして […]

Vol.246-1 移動通信業界の変化と取り組み

(株)ドコモCS 山梨支店 支店長 平口 暢子 はじめに  2019年、移動通信業界にとって大きな変化が起こる年が始まりました。2018年から継続的に議論されている携帯電話の通信料金と端末代金の完全分離、そして新しい移動 […]

Vol.246-2 地方創生に向けて大切にしたい想い

公益財団法人 山梨総合研究所 上席研究員 古屋 亮 1.はじめに  2014(平成26)年に、岩手県知事、総務大臣を歴任された増田寛也氏らが中心となり、今後消滅する可能性のある市町村が発表[1]された。そこでは、全国の8 […]

Vol.245-1 地域の国際化における大学の役割とその取組み

茅 暁陽(Mao Xiaoyang) 山梨大学学長補佐 国際交流センター長・国際部長 大学院総合研究部教授 1.山梨県・甲府市の姿勢  総務省のホームページ[1]には、地域の国際化の推進に関して、以下のような記述がありま […]

Vol.245-2 子育て世代、働き盛り世代のワーク・ライフ・バランスを考える

~PTA活動の実態を例に~ 公益財団法人 山梨総合研究所 主任研究員 渡辺 たま緒 1.はじめに  9月の1ヵ月で32時間。4~11月で計120時間。  何の数字か想像がつくだろうか。時間外労働の数字でも、フィットネスに […]

Vol.244-1 「縮小均衡」社会における自治体間連携のあり方

山梨学院大学教授  外川 伸一 1 平成の大合併-自治体間連携前夜  わが国では、1990年代後半から2000年代前半にかけ、国策として平成の大合併が推進された。その理由を第27次地方制度調査会(以下、「地制調」と言う。 […]

Vol.244-2 山梨県におけるふるさと納税の状況と今後について

公益財団法人 山梨総合研究所 研究員 小澤 陽介  1.はじめに  ふるさと納税の拡大には目ざましいものがある。総務省によると、平成29年度のふるさと納税の状況は、寄附総額3,653億円、件数1,730万件で寄附総額、件 […]

Vol.243-1 スポーツ現場とビジネス現場、そしてスポーツ科学の応用

山梨学院大学スポーツ科学部 学部長・教授 遠藤俊郎 1.スポーツにおけるコーチ・コーチングとは?  スポーツ現場においてコーチやコーチングという用語は、指導に関わって極めて頻繁に耳にすることと思われるが、結構慣習的に用い […]

Vol.243-2 住宅ストック市場の活性化に向けての課題と対策

公益財団法人 山梨総合研究所 主任研究員 伊藤 賢造 1.はじめに  「衣食住」は人間が生活していく上で必要不可欠な要素と言われている。そのひとつの「住」は住まいや住宅を意味している。住宅は私たちの生活の基盤となる健康で […]

Vol.242-1 細分化医療の問題点と対策

やました内科クリニック院長、山梨県立中央病院顧問 山下 晴夫    本年6月上旬千葉大学病院の放射線検査で、がんの発見が遅れ患者さんが亡くなるという事件があった。腎臓腫瘍の患者さんのCT画像で肺にもがんがあった […]

Vol.242-2 中山間地域の集落に迫る決断のとき

公益財団法人 山梨総合研究所 研究員 大多和 健人 ・はじめに  少子高齢化、人口減少によって地方の活力が失われ、集落の限界集落化や消滅が現実味を帯びて語られるようになって久しい。しかし、それがいつ起こるのか、具体的に示 […]

Vol.241-1 ISO9001-2015年改正を業務成果に結びつける

(株)業務の質評価センター 代表取締役 中泉 純  ISO9001が2015年に改正され、それに合わせて認証を取っている企業のマネジメントシステムの改定もすすんでいるが、果たしてその運用はうまくいっているのだろうか。 1 […]

Vol.241-2 スマートシティへ向けたまちづくり

公益財団法人 山梨総合研究所 主任研究員 小林 雄樹 1.はじめに  2000年代後半以降、「スマートシティ」という概念が注目され、エネルギーや資源の利用効率向上を目指し、各地で実証実験が進められてきた。政府も様々な政策 […]

Vol.240-1 事業承継問題の最前線から

山梨県事業引継ぎ支援センター 統括責任者 深澤 克己 1.はじめに  昨年、新聞紙上に「大廃業時代の到来」というセンセーショナルな記事が掲載され、社会的問題として一般に認識されるようになったのが「事業承継問題」です。   […]

Vol.240-2 自立について考える~食料自給率・自国防衛をテーマに~

公益財団法人 山梨総合研究所 主任研究員 小池 映之 1.TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)参加の影響が懸念される日本の農業   TPPは、2006年にシンガポール、ニュージーランド、チリ、ブルネイの4か国で発足し、そ […]

Vol.239-1 人間と計算機の音声インタラクションの現在と未来

 山梨大学工学部コンピュータ理工学科 准教授 森勢 将雅 1.はじめに  まずは、Google I/Oの基調講演で示された動画[1]をご覧頂きたい。いくつもの魅力的な新技術が盛り込まれたプレゼンテーションである。その中で […]

Vol.239-2 地方創生の担い手づくり

公益財団法人 山梨総合研究所 主任研究員 森屋 直樹 はじめに  6月1日、来春卒業予定の大学生らを対象とする大手企業による面接が解禁された。  少子高齢化の進展や景気の回復基調などにより、就職希望者優位の「売り手市場」 […]

Vol.238-1 ソフトウェア業という職業

 株式会社シンク情報システム 代表取締役 高山 尚文 はじめに  私は、山梨大学在学中にITベンチャーの起業を目指し、大学院修了後、流通業界の知識習得のため山梨県内のチェーンストアに5年間の期限付きで採用していただきまし […]

Vol.238-2 少子化が及ぼす高等教育への影響

公益財団法人 山梨総合研究所 理事長 新藤 久和 1.はじめに  平成30年度を迎えようとしている矢先の3月22日に、名古屋大学と岐阜大学が運営法人統合を目指して4月下旬に協議に入ることが報道された。また、本稿を執筆中の […]

Vol.237-1 「租税教育」の必要性と展望 ― 山梨学院大学『租税教育プログラム』の取り組み ―

山梨学院大学現代ビジネス学部現代ビジネス学科 大学院社会科学研究科 教授 太郎良 留美 1 はじめに―「租税教育」の高まり  「税」について問われたら、皆さんはどのように答えるだろう。その多くは、税とは取られるもの、仕方 […]

Vol.237-2 山梨県における労働力不足の実態

公益財団法人 山梨総合研究所 専務理事 村田 俊也 はじめに  先日、山梨県の人口が82万人を割り込んだという発表があった。また、国立社会保障・人口問題研究所から3月に出された将来人口の最新発表によると、山梨県の人口は、 […]

Vol.236-1 抜き打ち避難訓練と浸水想定区域内の人口の推移について

山梨大学工学部 准教授 秦 康範 1章 はじめに  本稿では、筆者が2012年から学校現場で取り組んでいる緊急地震速報を活用した抜き打ち避難訓練と、山梨県と甲府市の浸水想定区域内の人口の推移について紹介したい。  199 […]

Vol.236-2 山梨は健康寿命がなぜ長いのか

公益財団法人 山梨総合研究所 上席研究員 古屋 亮 1 はじめに  健康寿命とは、健康上問題なく生活できる(介護や支援を必要としないで、日常生活に制限のない状態)自立期間のことをいう。  平成30年3月[1]厚生労働省が […]

Vol.235-1 これからの自治のかたち 〜市民とICTとの有機的協創を目指して〜

新世紀甲府城下町研究会 会長 小宮山 要 公共事業の功罪と自治精神の終焉  山梨県池田村村長であった祖父、小宮山清三は、昭和8年11月4日に長逝した。享年53歳4ヶ月。各新聞は「消防の父死す」の大見出しを付けた。消防思想 […]

Vol.235-2 山梨県の環境・健康産業の振興に向けて

公益財団法人 山梨総合研究所 調査研究部長 中田 裕久 はじめに  山梨県は首都圏(3,000万人)に近接し、豊かな自然環境を持つ地域です。環境や健康に対する社会的ニーズが増大している今日、県内の自然資源や知的資源を生か […]

Vol.234-1 外国人人材をどう受け入れるか

ユニタス日本語学校 校長 上田 一彦  昨日、帰りがけの学生に問いかけてみた。  「どこの大学に行くの?」「島根大学です。」隣にいたもう一人の学生は、「広島大学です。」  志望理由を聞いてみると、一人は、古事記が好きだか […]

Vol.234-2 「バズる」考察 ~あるツイートを追って~

公益財団法人 山梨総合研究所 主任研究員 渡辺 たま緒 はじめに  「バズる」という言葉をご存知だろうか。  インターネットで調べると「特定の単語や物事がインターネット上で爆発的に多くの人に取り上げられることを意味する語 […]

Vol.233-1 スマホ用アプリを活用したイベントが地域経済に及ぼす影響について

~Ingress、MD甲府を一例にして~ 公益財団法人 山梨総合研究所 特別研究員 千野 正章 要旨  MD甲府における経済波及効果は24,328千円と推計された。 1.はじめに ~観光振興とスマホの活用~  現在国では […]

Vol.233-2 文化財の価値と保存・活用

公益財団法人 山梨総合研究所 研究員 大多和 健人  「文化財」と聞いて、神社仏閣、仏像や絵画、遺跡を思い浮かべる方が多いと思うが、他にも音楽や動植物、信仰、技術など文化財には幅広い分野がある。富士山も特別名勝として文化 […]

Vol.232-1 幸福な老い“サクセスフル・エイジング”の実現を目指して

山梨県立大学看護学部 渡邊 裕子 1.はじめに  超高齢社会を迎えた我が国においては、これまでの「人生65年時代」を前提とした高齢者の捉え方についての意識改革をはじめ、働き方や社会参加、地域におけるコミュニティや生活環境 […]

Vol.232-2 デザイン思考による地域課題解決

公益財団法人 山梨総合研究所 主任研究員 小林 雄樹 1.はじめに  IoTやビッグデータ、AI、ロボット、シェアリングエコノミーに代表される第4次産業革命の進展や、新興国企業の追随等により、わが国経済を牽引してきた“も […]

Vol.231-1 縁 紅葉山御養蚕所

山梨科学アカデミー理事(農学博士) 眞浦 正徳 1.はじめに  平成15年からです、当時の甲府第一本店社長笠井清寿氏からバトンを受け継いで、年に一度、紅葉山御養蚕所にお邪魔し、第一本店が納めた毛羽取機のメンテナンスをさせ […]

Vol.231-2 「Society 5.0」と品質改善活動

公益財団法人 山梨総合研究所 主任研究員 小池 映之 1.品質改善活動の環境の変化  企業において、「品質の向上」、「生産性の向上」、「製造コストの削減」は常に取り組み続けなければならない課題であり、この取り組みの成果如 […]

Vol.230-1 中小企業とインダストリー4.0、そしてIoT

特定非営利活動法人 ITコーディネータ山梨 理事長 岩田 薫 1.はじめに  皆さんは「インダストリー4.0」という言葉をお聞きになったことはありますでしょうか?この言葉は、ドイツが最初に言い始め、日本では「第4次産業革 […]

Vol.230-2 山梨県内における陸上養殖の可能性

公益財団法人 山梨総合研究所 主任研究員 三枝 佑一 1.はじめに  海のない山梨県でトラフグの養殖が始まるーこんなニュースが7月に放送された。  笛吹市春日居町で古い養殖池を利用したトラフグ養殖を始めたのは、県内の水産 […]

Vol.229-2 いつまでも大事にしたい「ロス」と、出来るだけ無くしていかなければならない「ロス」

公益財団法人 山梨総合研究所 主任研究員 森屋 直樹 1.はじめに  平成25年度上半期にNHKで放送された連続テレビ小説「あまちゃん」は、その放送終了後、番組を楽しみにしていた多くの視聴者が大きな喪失感を感じる「あまロ […]