長寿社会に欲しいもの

毎日新聞No.427【平成26年12月26日発行】 増田寛也編著「地方消滅」(中公新書)を読みながら、以前、当コラムに「第三の居場所」というタイトルで寄稿したことを思い出した。少し長くなるが引用してみたい。「JR甲府駅の […]

医療・健康産業と政策

毎日新聞No.426【平成26年12月12日発行】 21世紀の現在、「人口減少・低成長・模倣できるモデルがない」時代となり、少子高齢化、社会保障制度、エネルギー、都市インフラなどが絡み合った諸課題を自ら解決せざるを得ない […]

「女性の活躍」覚悟をもって

毎日新聞No.424【平成26年11月14日発行】 夕方、仕事を切り上げ二男の保育園に行くと、育休明けのお母さんに会った。「今帰り?」「違う、ちょっと抜けて来ただけ。今からこの子を病院に連れて行って、そのあと実家に預けて […]

深呼吸ノススメ

毎日新聞No.423【平成26年10月31日発行】 台風が猛威を振るった10月上旬、筆者の職場のエレベーターが浸水のため使用できなくなり、しばらくの間、階段による昇降を余儀なくされた。すっかり鈍った体に、これは堪えた。と […]

追いかけようぜ!

毎日新聞No.422【平成26年10月17日発行】 私の地元は甲府市北部の小さな町である。正面真近に南アルプスの山々が連なり、先端の峠からは甲府盆地が眼下に広がる。その先に富士山がそびえ、あちらこちらに先祖たちが生きてき […]

親も育つ子育て

毎日新聞No.421【平成26年10月2日発行】 二人目の育児は喜び2倍、苦労は4倍なんて話を聞いていたが、我が家でもひと月半前に第二子が誕生し、今まさにその状態を実感している。  典型的な核家族であり、筆者がフルタイム […]

有機農業の推進

毎日新聞No.420【平成26年9月19日発行】 スーパー等で野菜を買う時に「JAS」や「有機農産物」等の表記を見ることが増えてきたのではないだろうか。 農林水産省の「有機農業の推進に関する現状と課題」(H25.8)によ […]

碑(いしぶみ)に想う

毎日新聞No.419【平成26年9月19日発行】 この夏、地元自治体関係者との研究会の為に大菩薩峠の麓にお邪魔した。かつては神金、玉宮、大藤といった村々があった地域で、甲州切妻の民家や石造物が点在する様子は、当地の歴史の […]

モノのインターネット

毎日新聞No.418【平成26年8月22日発行】 スマホを含めた携帯の世帯保有率は95%に達し、パソコンも80%前後で推移している。多くの人にとって、インターネットに接続してメールをやり取りしたり、情報を得たりすることは […]

空き家を減らさなければ

毎日新聞No.417【平成26年8月22日発行】  人が住んでいない空き家の住宅総数に占める割合が、平成15年、平成20年の調査に続き、平成25年に実施した今回調査でも22.0%で全国トップとなった。しかも、着実に上昇し […]

ユネスコエコパーク正式承認

毎日新聞No.416【平成26年7月25日発行】  6月11日、スウェーデンで開催された第26回MAB国際調整理事会において「南アルプスユネスコエコパーク」が正式に登録承認された。関係者のご努力に心から敬意を表した。   […]

レベルアップに例外はなし

毎日新聞No.414【平成26年6月27日発行】  FIFAワールドカップブラジル大会、決勝トーナメントが29日(日)から始まる。4年に1度のお祭りの中、普段見ることの出来ない強豪国同士の真剣勝負。深夜から朝にかけてサッ […]

所変われば言葉も変わる

毎日新聞No.413【平成26年6月13日発行】  「ふるさとの 訛なつかし 停車場の 人ごみの中に そを聴きにゆく」。歌人・石川啄木の代表歌である。家族や故郷から遠く離れている者が郷愁を覚え、雑踏の中から故郷の言葉を懸 […]

森を歩こう

毎日新聞No.412【平成26年5月30日発行】  万緑の季節、山道を歩くのは気持ち良い。心地よくひんやりとして適度な湿度の中、木々の生命力を感じることができる。自分のペースでゆっくりと、時々岩の上に腰を下ろして大きく深 […]

消滅可能性都市からの脱却

毎日新聞No.411【平成26年5月16日発行】  2014年5月8日、学識経験者らで組織する日本創成会議・人口減少問題検討分科会(座長・増田寛也元総務相)から発表された「ストップ少子化・地方元気戦略」は、非常に衝撃的な […]

地域の個性

毎日新聞No.410【平成26年5月2日発行】  先日、群馬県の嬬恋村を訪れる機会があった。まだ、春になったばかりの時期だったので、一面のキャベツ畑はまだ何もない状態であったが、きれいに管理された畑や間を縫って続いていく […]

椅子取りゲームは、「はしっこく」

毎日新聞No.409【平成26年4月18日発行】  集団登校の後姿に、新しいランドセル。春は進学、進級・クラス替えの季節である。そういえば、クラス替えの後のレクリエーションで「椅子取りゲーム」をしたことを思い出す。  “ […]

フルーツ王国であるために

毎日新聞No.408【平成26年4月4日発行】  2月の未曾有の大雪で、山梨県の施設園芸は大きな被害を受けた。 一方、通常の露地栽培にはほとんど被害がないことから、フルーツ王国やまなしは今年も健在である。山梨県のフルーツ […]

左右の区別はしっかり

毎日新聞No.407【平成26年3月20日発行】  一日の仕事を終えると外は暗い。自転車の前後のライトをつけ、自宅へと走り出す。走るのは車道の左側。見通しの悪い交差点に差し掛かり、青信号だが声が聞こえたため減速すると、左 […]

大雪から考える街づくり

毎日新聞No.406【平成26年3月7日発行】  観測史上最多の降雪から約3週間が経った。日常生活に大きな支障が出ただけでなく、産業、特に農業関係に大きな被害が出た。関係者の心労は大変なものであろう。一般市民としては何も […]

リニア新幹線中間駅の可能性

毎日新聞No.405【平成26年2月21日発行】 2027年のリニア新幹線開通まで14年を切った。まったく新しい輸送手段がもう目の前に迫っている。こうした中、中間駅周辺の各自治体・団体等は既に整備計画の策定に着手し、それ […]

太陽熱利用に期待する

毎日新聞No.404【平成26年1月24日発行】 日本では低炭素社会とともに人口減少、高齢化社会に対応した持続可能な地域社会の形成が課題である。 地球温暖化対策基本法案は平成22年3月に閣議決定されたが、翌年の東日本大震 […]

地域の振興と親交

毎日新聞No.402【平成25年12月27日発行】 山梨市の万力公園で、「第一回元祖武田赤備えまつり 信玄公誕生祭」が2日間に渡り開催された。 甲州市恵林寺を中心に、武田信玄公や家臣の姿でおもてなし活動を展開する県民有志 […]

フルーツ大使への期待

毎日新聞No.401【平成25年12月13日発行】 11月28日、山梨学院大学健康栄養学部の学生80人がフルーツ大使に任命された。 フルーツ大使には、若者のフルーツ消費拡大のきっかけを作ることが期待されている。  若者の […]

フロンティアは拓けるか

毎日新聞No.400【平成25年11月29日発行】 ミス・ユニバース世界大会の代表選考会がミャンマーで52年ぶりに開催されたとの最近のニュース。民主化の進展著しい彼の国の変化を象徴する出来事として耳目を集めた。 近年、「 […]

turbo復活

毎日新聞No.399【平成25年11月15日発行】 バブル華やかりし1980年代末、勢いのある、きらびやかな時代を反映して、自動車業界の中では「パワー競争」ともいえる開発競争が繰り広げられていた。 その力強さを実現するた […]

ビッグデータの活用

毎日新聞No.398 【平成25年11月1日発行】 先日、観光庁が観光振興にビッグデータを活用する手法の検討をはじめたと報道された。全国の8つの地域を対象に観光客の行動パターンの把握、分析を試験的に行うとされている。 こ […]

“ブラック”とならぬように

毎日新聞No.397【平成25年10月18日発行】 ブラック企業という言葉が定着している。あらためて言うまでもなく、従業員に過酷で過剰な時間外や休日の労働を強要する体制を持ち、場合によってはその手当等を支給しない企業のこ […]

みんなで美しい山梨を

毎日新聞No.396【平成25年10月4日発行】 最近ファストフード店に加え、コンビニエンスストアでもコーヒーをはじめとしてテイクアウト用の飲み物を提供するようになってきた。消費者側から見ると、まさに名前の通り身近で、か […]

文化の時代の地域デザイン

毎日新聞No.395【平成25年9月20日発行】 9月上旬夏季休暇をいただいてパリとその近郊を訪ねた。この時期は、長いバカンスが終って普通の生活に戻るころであり、観光客にとってはオペラ座の興行がまだ始まらない端境期である […]

異常気象と防災対策

毎日新聞No.394【平成25年9月6日発行】 今年の夏は、猛暑とともに大雨のニュースが報じられている。7月下旬には島根、山口両県では「経験したことのない大雨」による洪水、土砂崩れで山間部の住民が孤立した。気象庁によると […]

おもてなしは地域で進めよう

毎日新聞No.393【平成25年8月23日発行】 清里 萌木の村で行われた第24回フィールドバレエを観賞した。 連日報道され、全国的にも暑い地域と認知されつつある甲府の酷暑から逃れ、高原の爽やかな締まった空気のもと、野外 […]

「イクメン」社会に浸透?

毎日新聞No.392 【平成25年8月2日発行】 厚生労働省が2010年6月、男性の子育て参加や育児休業取得の促進等を目的とした「イクメンプロジェクト」を発足させた。当時の同省報道発表資料によると、プロジェクトは、働く男 […]

多様化する農業の担い手

毎日新聞No.391 【平成25年7月19日発行】 担い手不足と高齢化という枕詞で語られることの多い農業であるが、最近は山梨県の産業振興ビジョンや、いわゆるアベノミクスにおいて成長産業の一つとして希望とともに語られること […]

富士を守る輪を広げよう

毎日新聞No.390 【平成25年7月5日発行】 富士山の世界文化遺産登録決定の報せで日本中が喜びに沸いた。わが国が世界遺産条約を受諾して21年。富士山の世界遺産登録は、それとほぼ同じ年月にわたる努力の賜物であり、関係者 […]

公共施設白書

毎日新聞No.389 【平成25年6月21日発行】  今年度に入り「公共施設(マネジメント)白書」という言葉を目にする機会が増えた。県内では南アルプス市の白書が公表されているほか、作成途上や、計画中の自治体もあると聞く。 […]

ものづくり革命

毎日新聞No.388 【平成25年6月7日発行】  ものづくり革命という言葉をよく目にするようになった。アメリカでは、オバマ大統領が2月の一般教書演説で3Dプリントについて取り上げるなど大きな流れとなってきている。  筆 […]

通過点から「目的地」へ

毎日新聞No.387 【平成25年5月24日発行】   趣味で自転車に乗るようになって10年以上になるが、富士川町鰍沢の国道52号の旧道を通った際、ずいぶん走りやすくなったと感じた。通る自動車が少ないからだ。以前は国道5 […]

若者のコミュニケーション

毎日新聞No.386 【平成25年5月10日発行】   普段、若者の会話・コミュニケーション行為を見るにつけ不思議に思うことが有る。テーブルを挟んで座っているのだが、その空間に会話が無いのである。どうしたことかとのぞき込 […]

パブ文化を見直すとき

毎日新聞No.385 【平成25年4月26日発行】  イギリスの人々にとってパブは生活の一部である。かつては5万数千軒ものパブがあったという。どんな小さな村にも必ずパブがあって、近所づきあいの場となっている。  「Pub […]

健康都市:治療からウエルネスへ

毎日新聞No.384 【平成25年4月12日発行】  保健・医療・介護などの健康システムの持続可能性が問われている。これまでの健康システムは医療を中心に構築されてきたが、人口構造が変化し、生活習慣病が中心になると、日常生 […]

郷土愛を大切に

毎日新聞No.383 【平成25年3月29日発行】  今から22年前の1991年6月、国際オリンピック委員会サマランチ会長(当時)が98年に開催される冬季五輪開催地を「NAGANO」と読み上げた。その時、五輪開催とは無関 […]

地域への誇りをまち歩きで

毎日新聞No.382 【平成25年3月15日発行】  本県で開催中の「国民文化祭やまなし2013」では、県内全域を舞台にフットパス・イベントが行われている。フット(歩く)パス(小径)の字義どおり、案内者の説明を聞きながら […]

虚にして往き、実にして帰る

毎日新聞No.381 【平成25年3月1日発行】   春が来る。この季節特有の軽やかな雰囲気は何かを始める格好の機会になる。新年度を迎える準備で多忙だろうが、新たなことにもチャレンジしていきたい。高校を卒業したなら、運転 […]

二つの大会に参加して

毎日新聞No.380 【平成25年2月16日発行】  先ごろ、甲府市内の同じ場所で2つの異なる「大会」がおこなわれた。先月31日開催の「おもてなしのやまなし県民大会」と、翌1日開催の「美しい県土づくり推進大会」である。  […]

「甲斐人」、何て読む?

毎日新聞No.379 【平成25年2月1日発行】   本日2月1日から7日は「おもてなし推進週間」である。これは平成23年12月施行の「おもてなしのやまなし観光振興条例」によるものである。  この条例は、県民総参加による […]

国民文化祭への期待

毎日新聞No.378 【平成25年1月18日発行】  12日に国民文化祭が始まった。国内最大級の文化イベントであり、期間も303日間と長期にわたるイベントだ。  筆者は昨年2つのイベントに参加した。  一つ目は、三重県鈴 […]