1.研究会のねらい
山梨県は首都圏(3000万人)に近接し、豊かな自然環境を持つ地域です。
健康に対する社会的ニーズが増大している今日、県内の自然資源や知的資源を生かし健康ツーリズムの推進や健康食材・健康関連製品の生産を担う健康関連産業を育成することが、地域経済の発展とともに住民の生活の質的向上にとっても重要です。また、低炭素(経済)社会への転換を目指すことが国際社会の共通課題となり、太陽、森林、水資源に恵まれた山梨県においては、低炭素地域づくりに向け、省資源・省エネ対策や、地域の再生可能エネルギーの活用を推進することを通じ、新たな環境関連産業を創出が求められます。
当研究会は、環境・健康分野に関心をもつ企業・団体、研究・教育機関、自治体などの多様な関係者とともに、県内各地域の特性に応じた環境・健康産業の振興に係る具体的な方策を検討し、環境・健康関連産業創出の契機を提供することをねらいとしています。
2.研究会の開催について
(1)研究会開催
- 研究会の開催:
月1回(火曜日午後16時~18時)を目途に年8~10回開催予定。平成22年度は8回開催しました。 - 開催場所:
山梨総合研究所(会議室)もしくは視察を兼ね県内各地で開催しています。 - 開催案内・参加者募集:
電子メールにて開催案内を行っています。会場の都合から、25名の定員までとしています。
平成23年度からは、当研究所のホームページでも開催案内を行う予定です。 - 研究会概要の発表:
平成22年度から、年度末に山梨総合研究所のホームページに環境・健康ビジネス研究会の開催概要を掲載します。
(2)開催プログラム
平成22年度は、以下のようなテーマで、研究会を開催しました。
開催日 | 検討テーマ | 講師(及び話題提供者) |
4月20日 | ①「増富の湯」の省エネ診断報告 | 小山芳久氏(増富の湯支配人) |
5月18日 | ②低炭素地域づくりー世界の動向
| アラップ東京オフィス |
6月15日 | ③高原・森林環境がもたらす保健効果 | 山梨県環境科学研究所 |
7月20日 | ④再生可能エネルギーと地域産業活性化の可能性 NPO法人循環型社会推進センター | 竹内良一氏 (エグゼクティブコンサルタント) |
8月31日 | ⑤都市空間・都市交通の低炭素化 | (財)日本開発構想研究所 |
10月5日 | ⑥進む医療の国際化と国内における医療ツーリズムの動向 | (株)日本政策投資銀行 産業調査部 |
11月30日 | ⑦地方の中小ビルや工場の省エネルギー動向 | (財)省エネルギーセンター |
12月14日 | ⑧ソーラー産業とスマートグリッド(スマートシティ)の動向 | (株)日本政策投資銀行 産業調査部 |