Vol.268-2 地域通貨の新しい在り方について

公益財団法人 山梨総合研究所 研究員 清水 洋介 1.はじめに  我が国では、少子高齢化の急激な進行や都市部への人口集中、住民同士のつながりの希薄化に伴い、地域経済・コミュニティの衰退が危惧されており、国や自治体、民間企業が、特に[…]

VOL.125 2,604万本

 「あつ森」をご存じだろうか。任天堂株式会社から発売されているゲームソフト「どうぶつの森」シリーズの最新作で、今年の3月に発売された「あつまれ どうぶつの森」の略称である。今月公表された2021年3月第2四半期決算説明資料によると、新型コロ[…]

信州で甲州ワイン

毎日新聞No.578 【令和2年11月29日発行】  11月初め、家族で信州旅行に出掛けた。実りの季節を迎えて、栗やリンゴ、山菜、キノコなどたくさんの山の幸を堪能したが、ちょっとうれしく感じたことを書かせていただく。  夜の食事の時[…]

「しなやか」な自治体

毎日新聞No.577 【令和2年11月15日発行】  今年9月にスタートした菅政権は、早速様々な規制改革に取り組んでいる。先日行われた初の所信表明演説での「縦割り打破」の言葉にもその意気込みがうかがえる。それは、これまでの分野別に細分[…]

「withコロナ時代の企業戦略」に関するアンケートを行いました

 この度、公益財団法人山梨総合研究所は、山梨県商工会議所連合会(甲府商工会議所、富士吉田商工会議所)様、公益財団法人やまなし産業支援機構様、公益社団法人やまなし観光推進機構様と共同で、「withコロナ時代の企業戦略」に関するアンケートを[…]

デジタルと改革

毎日新聞No.576 【令和2年11月2日発行】  「デジタル・トランスフォーメーション」という言葉を知っているだろうか。菅義偉首相がデジタル庁の創設を表明したことで注目を浴びた言葉だ。経済産業省によれば、「企業がビジネス環境の激しい[…]

Vol.267-1 移住あれこれ~こうふコンシェルジュ奮戦記

甲府市 市長直轄組織 情報発信課 移住定住係 こうふコンシェルジュ  成澤 治子   1.はじめに  なぜ「あの人」はモテるのだろうかー。  私だってまあまあいい線いっている。見た目も中身も悪くない。そう自分では思っ[…]

Vol.267-2 し尿等の処理における下水道施設の活用について

公益財団法人 山梨総合研究所 主任研究員 河野 彰夫 1.はじめに  人が生活していく上で、ごみや生活排水は必ず発生し、その処理は生活の質を維持・向上させ、さらに環境を守っていくためには、必要不可欠なものとなる。  日本の近世に[…]

VOL.124 県内の「910カ所」

 地域で生産された農林水産物をその地域内において消費する地産地消の取り組みは、食料自給率の向上や地域活性化、流通経費や二酸化炭素の削減等につながると言われ、農産物直売所はその重要な拠点の一つとされている。農林水産省「6次産業化総合調査(平成[…]

車窓から見るやまなし

毎日新聞No.575 【令和2年10月18日発行】  私が現在の職場に来て1年半以上が経過した。通勤には中央線の各駅停車を利用し、東京の西部から甲府まで片道約2時間、電車に揺られている。最初のころは、慣れない長距離移動でいろいろと苦労[…]

「著しさ」の感じ方

毎日新聞No.574 【令和2年10月4日発行】  新型コロナウイルスの感染拡大がとまらない。「昨日、新たに感染が確認されたのは、東京都は〇〇人、大阪府は△△人でした。」毎日、耳にしていると、当初の戸惑いが薄れてきていることに気づかさ[…]

Vol.266-1 「甲州の匠の源流・御嶽昇仙峡」日本遺産への歩み~水晶の鼓動が導いた信仰と技、そして先進技術へ~

昇仙峡観光協会 会長 芦澤卓夫   1.はじめに  「甲州の匠の源流・御嶽昇仙峡」(甲府市、甲斐市)が6月、地域の文化財をまとめて魅力を発信する文化庁の「日本遺産」に認定された。昇仙峡一帯の山地は、水の塊と信じられていた[…]

VOL.123 「100年」

 5年に1度の国勢調査が9月14日始まった。今回の国勢調査は21回目で、大正9(1920)年に第1回が実施されてから、100年目の節目となる。実は、その起源が山梨県と関わりがあることをご存じだろうか。  国勢調査が行われるようになるまで、[…]

キャンペーンのその先へ

毎日新聞No.573 【令和2年9月20日発行】  コロナ禍により、8月の訪日外国人数(インバウンド)は前年同月比99.7%減の8,700人となった(日本政府観光局(JNTO)推計値)。99%以上の減少は4か月連続であり、観光業界への[…]

誰がために宿題は出る

毎日新聞No.572 【令和2年9月6日発行】  我が家では、この4月から小学生になった長男が、初めての夏休みを経験した。コロナ対策のため入学式から異例ずくめの1学期であったが、初めての夏休みをどのように感じたであろうか。  短い夏[…]

Vol.265-2 PPP/PFI事業の普及に向けた取り組みについて

公益財団法人 山梨総合研究所 主任研究員 小澤 陽介 1.はじめに  現在、日本では高度経済成長期に建築された施設を中心に、公共施設の老朽化が進んでいる。各自治体においては、公共施設の老朽化への対応が喫緊の課題であることは十分理解[…]

VOL.122 「75年」

 「1945年8月6日、広島は一発の原子爆弾により破壊し尽くされ、『75年間は草木も生えぬ』と言われました。しかし広島は今、復興を遂げて、世界中から多くの人々が訪れる平和を象徴する都市になっています」  「『75年は草木も生えぬ』と言われ[…]

キャンプと防災

毎日新聞No.571 【令和2年8月23日発行】  昨年の9月に関東を襲った大型台風は千葉県を中心に大きな被害をもたらした。特に千葉県南部では長期間の停電と断水が発生し、その後の市民生活に甚大な影響を及ぼした。最近でも九州を中心に大雨[…]

山梨就職のすすめ

毎日新聞No.570 【令和2年8月9日発行】  4月に地元新聞社から山梨総合研究所に出向した。若き日の夢でもあった毎日新聞に、寄稿の機会をいただき感慨深い。  バブル景気の32年前、都内の大学に通いながら東京と山梨で就職活動を経験[…]

Vol.264-1 郷土の幕内力士の系譜~明治以降9人、竜電に高まる期待

山梨日日新聞社元論説委員長・元編集局長 向山 文人 1.はじめに  大相撲の幕内の土俵に郷土力士が上るようになって2年半。開催中の7月場所で西前頭6枚目の竜電(甲府市出身)は連日、懸命の土俵を務めている。山梨日日新聞社の編集局[…]

Vol.264-2 SDGsの推進による持続可能なまちづくり

公益財団法人 山梨総合研究所 主任研究員 伊藤 賢造 1.はじめに  SDGs(持続可能な開発目標)とは、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された国際目標である。2030年[…]

VOL.121 「1日何歩?」

 桜が咲き始めたころ、「外で遊びたいよ!」子どもから本気のお願い。新型コロナウイルスの影響で昨年度末から小学校が休みになり、外出が規制されている状況で友達とも遊べず、コロナストレスがMaxに達している小学生姉妹のエネルギーは、親に向かってく[…]

「当たり前」のある夏にむかって

毎日新聞No.569 【令和2年7月26日発行】  「新しい朝が来た♪」と聞けば、「ラジオ体操」を思い浮かべる方も多いのではないだろうか。かんぽ生命によると、ラジオ体操は90年余りの歴史を持ち、かんぽ生命の起源である逓信省簡易保険局が[…]

新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う弊財団の業務対応について

 新型コロナウイルス感染拡大防止に伴い、弊財団では、在宅勤務の奨励、お打ち合わせ、外訪活動の非対面での取り組みを進めております。  社会において新たな生活スタイルの模索が始まる中、皆様にはご不便をおかけいたしますが、ご理解いただきますよう[…]

無尽は山梨の誇る文化

毎日新聞No.568 【令和2年7月12日発行】  新型コロナウイルスの感染拡大は、私たちの生活スタイルを大きく変えつつある。そんな中で気になるのは、“無尽”の今後である。  無尽は、今ではたわいもない話題や時には真剣な議論も交わす[…]

Vol.263-1 地方創生の一助となる「体験型婚活」の可能性について

婚活de八ヶ岳推進委員会ファシリテーター 五味五感企画主宰 帝京学園短期大学非常勤講師 五味 愛美 1.はじめに  時代ごとに社会情勢が変わり、社会課題も変わっていきます。2019年の年末から世界中に広まった新型コロナウイル[…]

VOL.120 「13人」

 STAY HOMEの期間を皆さんはどのように過ごしただろうか。  断捨離に励んだ方、料理にチャレンジした方、家族とのゆっくりとした時間を楽しんだ方など、制約がある中でも「今できること」「今だからできること」を探した期間だったのではないだ[…]

「信用」と「信頼」

毎日新聞No.567 【令和2年6月28日発行】  新型コロナの影響を受け対面でのイベントが自粛となる中、4月からスタートしたオンラインでのサロン。今まで直接会ったことのない様々な年代や職業の方と週1回2時間程度、私たちが直面している[…]

また、いつの日か。

毎日新聞No.566 【令和2年6月14日発行】  6月1日の夜8時。自宅のリビングでくつろいでいると、ドン、ドンという音が聞こえてきた。何事かと思い、窓から外を眺めると、夜空にきれいな花火が上がっていた。「今年の花火大会は中止になっ[…]

YAFOメールマガジン VOL.119 2020年5月号

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今できることがある

毎日新聞No.565 【令和2年5月31日発行】  「コーヒー淹れようか?」。3月以前には想像できなかった小4の二男の言葉だ。  せっかく家にいるのに、話しかけても「いま仕事中だから」とつれない私を振り向かせる“呪文”として身につけ[…]

Vol.262-1 日本の魅力をあらためて考える

日本電気株式会社 東京オリンピック・パラリンピック推進本部 事業創造推進エキスパート  田畑 香織 1.はじめに  新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、東京オリンピック・パラリンピック2020は2021年に延期となりましたが[…]

Vol.262-2 創造的活動を生み出す市民協働と行政の役割

公益財団法人 山梨総合研究所 調査研究部長 佐藤 文昭 1.先行き不透明な時代における「市民協働」 (1)はじめに  5月24日(日)に、南アルプス市市民活動センターで開催された地元飲食店が出店する「テイクアウト南アルプス」。5[…]

VOL.119 「86%」

 5月4日、厚生労働省から新型コロナウイルス感染症を想定した「新しい生活様式」が公表された。これは今後も長期的な感染拡大が想定される新型コロナウイルス感染症に備えるため、国の専門家会議が日常生活における実践例を提言したものである。例えば、食[…]

歴史から学ぶ感染症対策

毎日新聞No.564 【令和2年5月17日発行】  新型コロナウイルスの脅威がいまだ収まらず、多くの人がこの事態に対処するために一丸となって取り組んでいる状況であるが、過去を振り返ると感染症による脅威は、幾度となく人々を苦しめてきた。[…]

検査しなければ感染者ゼロ?

毎日新聞No.563 【令和2年5月3日発行】  新型コロナウイルスの感染が地球全体を覆っている。パンデミックという言葉は知っていても、感染者や死者の信じられない膨大な数を突きつけられると、その意味と重みに当惑せざるを得ない。毎日報道[…]

Vol.261-1 日本の温泉文化を未来へ

一般社団法人日本温泉協会 会長 山梨県旅館ホテル生活衛生同業組合 顧問 笹本 森雄 1.はじめに  いにしえより日本では温泉は自然のなかから生まれた恵みとして利用してきました。大地の恵みとして敬い感謝の気持ちとして温泉神社を[…]

Vol.261-2 活動の現状からみる今後の自治会のあり方とは

公益財団法人 山梨総合研究所 主任研究員 渡邉 たま緒 はじめに 「なんのために自治会はあるのか」 「自治会は必要か」 「自治会がないと不便なのだろうか」  こうした素朴な疑問をもとに、昨年度、自治会の活動に着目して考察を行[…]

VOL.118 「5.6%→26.0%」

 4月から出向となり、甲府駅北口の民間駐車場に車を置いて、駅南口まで1㌔ほど徒歩通勤するようになった。歩道を歩くとき、横断歩道を渡るとき、折に触れて歩行者の肩身の狭さを痛感する。結構なスピードで脇をすり抜ける自転車にヒヤリとし、横断歩道の前[…]

YAFOメールマガジン VOL.118 2020年4月号

╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆◇◆ YAFOメールマガジン VOL.118 2020年4月号 ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━━━━━━━━━━━━[…]

緊急事態宣言対象地域の山梨への拡大に伴う弊財団の対応について

 国による緊急事態宣言対象区域の山梨への拡大を受け、弊財団では可能な限りの出勤の自粛を行います。  実施期間については、新型コロナウイルス感染拡大防止にめどがつくまでを予定しております。皆様にはご不便をおかけいたしますが、事情をご理解いた[…]

書籍のごあんない (著/藤波匠:日本総研上席主任研究員)

『子供が消えゆく国』 定価:本体850円+税 藤波 匠(著) 日本経済新聞出版本部 日本総合研究所の藤波匠上席主任研究員が、このほど、日経BP 日本経済新聞出版本部から著書を出版しました。 藤波研究員は、平成15年度~19年度まで[…]

東京五輪へのリスタート

毎日新聞No.562 【令和2年4月19日発行】  新型コロナウイルスの影響から東京五輪の開催は1年程度延期となったが、開催に合わせて進められていた法改正は着実に進んでいる。  4月には、東京五輪を「たばこのない五輪」とするため、受[…]

Vol.260-1 「ヘルスリテラシー向上」と「COVID-19」

特定非営利活動法人がんフォーラム山梨理事長 山梨まんまくらぶ代表 若尾 直子 1.漫画「サザエさん」が掲載され始めた頃と現在  ほんの70年ほど前の日本人の平均余命をご存じだろうか。なんと、50歳代となっているのだ。この時期[…]

Vol.260-2 地域を支える活動の重要性

公益財団法人 山梨総合研究所 上席研究員 古屋 亮  筆者が神奈川県から山梨県に移住してからまもなく12年になろうとしている。  移住当初は、富士山の迫力と美しさ、豊かな自然、美味しい果物、きれいな水、優しい人達に感動する一方で、[…]

VOL.117 「3月22日」

 天気も良く暖かい日、陽気に誘われてぶらぶらと散歩。思わず立ち止まり見上げる桜。今年もこの魅力的な姿を見ることができた。この桜といえば何を想像するであろうか。お花見、出会い、別れ、満開の美しさ、散りゆく姿の潔さ、最近では国の中枢で騒がれてい[…]