Vol.163-1 山梨学院大学からの提言 『ICTイノベーションによる地域・企業の活性化』(3)

連載(3)ICTマネジメントと情報セキュリティについて山梨学院大学経営情報学部教授 金子 勝一はじめに 厳しい企業環境が続く中で、多くの日本企業がICT活用を戦略上の重要な課題として位置づけている。さらに、こうした企業レベルのみならず、スマ[…]

Vol.163-2 地域課題討議の現場から

~若者を集めるステージの創造~公益財団法人 山梨総合研究所研究員 赤沼 丈史1 はじめに 山梨総合研究所では、県内市町村が抱える地域課題について考え、市役所・役場職員と膝を交えて話し合い、自治体行政への有効な提言につなげていこうとの目的で、[…]

VOL.20「消費税引き上げ10%でも財源不足」

 政府は2月17日、消費税増税を柱とする社会保障と税の一体改革大綱を閣議決定し、現行5%の消費税率を2014年4月に8%、15年10月に10%に引き上げると明記した。3月末までの国会提出に向け消費税増税関連法案の作成作業を進めている。  こ[…]

首相は大局的視点再考を

毎日新聞No.356 【平成24年2月17日発行】 平成24年2月8日付けの本紙創刊140周年「毎日新聞にのぞむ」に野田首相が寄稿し、「毎日新聞で毎朝、必ず読むのが『マーク・矢崎』の『今日の星占い』」と記している。きっかけは数年前、本紙を衆[…]

地域参画型公共交通への転換

毎日新聞No.355 【平成24年2月2日発行】  車社会の進展に伴い、路線バス利用者は年々減少しており、バス事業者も採算が確保できない赤字路線から撤退する傾向にある。車を運転できない高齢者等の交通弱者からは、「何とかしてほしい」という要望[…]

Vol.162-1 なぜ、今ドラッカーなのか

ドラッカー学会 理事 上野 周雄 ドラッカー学会 URL: http://drucker-ws.org/はじめに 今、「もしドラ」と聞いて知らない人は少ないであろう。『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』[…]

Vol.162-2 地域課題討議の現場から~観光振興アクションプラン試案

公益財団法人 山梨総合研究所主任研究員 中村 直樹1 はじめに 山梨総合研究所では、県内市町村が抱える地域課題について考え、市役所・役場職員と膝を交えて話し合い、自治体行政への有効な提言につなげていこうとの目的で、毎年度「合宿研修会」を実施[…]

VOL.19「山梨県内新成人数9,862人」

 全世界では人口が増え続け、2011年10月末には70億人を突破したらしいとのニュースにも接した。人類の誕生から人口が10億人になるまでは10数万年もかかったにもかかわらず、60億人になったとされる1998年から10億人増えるのにたった13[…]

公共交通利用倍増のために

毎日新聞No.354 【平成24年1月20日発行】  年末・年始の休みで、お腹周りが一段と目立つようになった。ダイエットを兼ね、車に頼った通勤手段の見直しを試みている。 実際に、鉄道、バスなどの公共交通を利用してみると、バス利用者が際立って[…]

Vol.161-2 五感を活かしたまちづくり

公益財団法人 山梨総合研究所主任研究員 矢野 貴士1.はじめに 週末になると、都会でサラリーマン生活をしている同級生の多くが、故郷の山梨へ帰省してくる。彼らに帰省理由を問うとその多くは、満員電車やコンクリートのビル街から逃れ、癒しを求めて、[…]

VOL.18「障がい者1000人雇用推進条例」

 岡山県総社市は「市障がい者1000人雇用推進条例」案を12月定例市議会に提出した。市民にとってわかりやすく、かつ市民の積極的協力が不可欠な高い目標値として、「1000人」を掲げたものであろう。  就労は国民の義務であるとともに、自立して自[…]

食文化を守る意味

毎日新聞No.353 【平成23年12月23日発行】   早いもので、今年も残すところあと僅かとなった。街でおせち料理を見かけると、正月の気分が一層増してくる。おせち料理の由来を調べてみると、もともとは、各節句の祝い膳として「御節料理」がつ[…]

さっそうとしたボランティア

毎日新聞No.352 【平成23年12月9日発行】  阪神大震災があった1995年はボランティア元年と呼ばれている。そして現在。東日本大震災の影響が大きいのだろう。以前と比較してボランティア活動がさらに盛んで、より身近になったと感じる。私自[…]

Vol.160-2 韓国のバイオ産業戦略

公益財団法人 山梨総合研究所主任研究員 小柳 哲史1.はじめに 山梨総合研究所は韓国の忠清北道にある忠北発展研究院と調査・研究の協定を締結しており、定期的に日韓交流のセミナーを開催している。毎年日本と韓国で交互に開催しているが、今年は韓国で[…]

VOL.17「笛吹市のご当地映画ロードショー12月16日まで」

 山梨総合研究所が支援して昨年11月、笛吹市で開催されたWAMOプロジェクト「ふえふき映画祭」がきっかけで制作された映画「婚活サポーターガールズ」が、同市・テアトル石和で国内先行ロードショーに入った。12月16日まで、1日4回上映され、年明[…]

「県民の日」の今後を展望する

毎日新聞No.351 【平成23年11月25日発行】 毎年「県民の日」には記念行事に足を運ぶ。特産品販売や活動展示など、「旬の山梨」を集めた会場は歩くだけでも楽しい。今年は少々天候には恵まれなかったものの、かなりの人出があり盛況のうちに幕を[…]

戦略的に動く韓国

毎日新聞No.350 【平成23年11月11日発行】 10月下旬、韓国・忠清北道を訪問する機会があった。実は、この忠清北道には山梨総合研究所と調査・研究協定を結んでいる忠北発展研究院があり、毎年、研究交流を実施している。第4回目となる今年は[…]

Vol.159-1 行政に奢りはないか?

~「民」の力を引き出す黒子としての「官」~日本総合研究所 主任研究員 藤波 匠3.11以降、旧来型公共事業復活の動き 3月11日の東日本大震災以降、わが国が直面しつつも先送りにしてきた諸課題が、白日のもとにさらされた。たとえば、国債発行に依[…]

「がんばっぺ!いわき」を訪ねる

毎日新聞No.348 【平成23年10月14日発行】   10月1日、2日と福島県いわき市を訪ねた。10月1日は、いわき復興祭の開幕日、物産展、いわきおどり、いわき産業祭など様々な催しが2日間開催されるとのことで、全国から多くの人を集めてい[…]

知価社会の基盤・県立図書館に期待

毎日新聞No.349 【平成23年10月28日発行】  大震災から6ヶ月、放射能汚染、エネルギー、円高など様々な問題が一挙に噴出してきた。被災者は勿論、被災しなかった人々も転機に直面し、これまでの延長線上に未来を描くことが出来ず悩んでいる。[…]

Vol.159-2 産業空洞化論を超えて

~大メコン経済圏に活路を開く県人企業の挑戦<後編>~公益財団法人 山梨総合研究所主任研究員 井尻 俊之タイの深刻な洪水被害 タイでは50年に一度とも言われる大洪水が首都バンコクの中枢部にまで迫っている。マスコミ報道によると、今回の洪水は日系[…]

VOL.16「雪男の生息可能性95%」

 ロシア西シベリアのケメロボ州で開催されたある国際会議において、このような内容の総括宣言が採択されたとのこと。「これまでに確認された資料によると、95%の可能性で雪男は生息している」。  「95%」という高確率はもとより、かつて「生息してい[…]

高対策のために円

毎日新聞No.347 【平成23年9月30日発行】   26日の東京外国為替市場では、欧州の財政・金融危機からの先行き不安への懸念からユーロが売られ、円相場は一時、最高値である1ユーロ=101円95銭まで上昇した。また、対ドルに対しても76[…]

Vol.158-1 減災力の強い家庭づくり・地域づくり・職場づくり

「防災から減災へ」NPO法人減災ネットやまなし理事長/山梨大学客員教授 向山 建生1 被災して 小学校5年生の夏休みのこと。正確には昭和34年(1959)8月14日、富士川に沿って猛スピードで北上してきた大型台風7号の、明け方まで続いた豪雨[…]

Vol.158-2 産業空洞化論を超えて

~大メコン経済圏に活路を開く県人企業の挑戦 前編~公益財団法人 山梨総合研究所主任研究員 井尻 俊之1.はじめに 山梨総合研究所「アジアフォーラム21」は2011年度海外調査事業として、9月4~7日タイに調査団(風間善樹団長)を派遣し、海外[…]

VOL.15「罰金5,000ドル」

 米国フロリダ州議会は、州内の自治体(カウンティ、市町村)が独自の銃規制条例を制定・維持することを禁止し、10月1日までに既存条例の執行を停止しない場合は、当該自治体の首長・議会議員に個人的制裁(罰金5,000ドル=約38万円)を課す法律を[…]

「日常」という地域資源

毎日新聞No.346 【平成23年9月16日発行】   先日、山梨県立大学で「山梨から発信する新しいツーリズム」をテーマとする観光講座が開催され、山梨で「ワインツーリズム」を立ち上げた1人である笹本貴之氏の講義を受講した。  「ワインツーリ[…]

音の風景に耳を傾けよう

毎日新聞No.345 【平成23年9月2日発行】   チリンチリーン。夏の風物詩、風鈴の涼しげな音がラジオから聞こえてくる。NHKの人気ラジオ番組「音の風景」では、様々な場所の音風景を楽しむことができる。風鈴の音は、伊万里焼で有名な佐賀県伊[…]

Vol.157-1 清里フィールドバレエ被災地へ

~東北各地の避難所に無料公演を届けた思い~萌木の村株式会社 代表取締役 舩木 上次 平成23年8月2日、萌木の村株式会社(北杜市高根町清里)は経済産業省から東日本大震災の復旧や復興に貢献した全国の中小企業の取り組み事例115社に選ばれた。東[…]

Vol.157-2 歴史的なまち並み景観についての考察

公益財団法人 山梨総合研究所主任研究員 村松 公司 1.はじめに 「鞆の浦」という地域があるのをご存じであろうか。この鞆の浦は山陽新幹線・山陽本線のJR福山駅(広島県)からバスで30分程度行った半島に位置しており、いにしえより潮待ちの港とし[…]

VOL.14「4725円」

 ドル・株安と世界的な金融市場の混乱の中、8月23日の東京工業品取引所では金価格1グラム4725円まで上昇。ニューヨーク金先物市場では1オンス=1917・90ドルまで上昇し、初めて1900ドルを突破、過去最高値を更新した。  こうした急激な[…]

日本一の花火大会を目指して

毎日新聞No.344 【平成23年8月5日発行】   今年も全国各地で花火大会が行われる季節となった。  毎年思うことだが、大変な人混みで花火をゆっくり楽しむことができない。そればかりか、会場のいたる所でごみの山となっており、多くの方はそれ[…]

Vol.156-1 東北復興支援の市民研究会活動「はがき商品券」の挑戦

江戸川大学社会学部 教授 鈴木 輝隆(甲府市在住)はじめに 東日本大震災は現在の生活を見直すことになったとだれもが語る。これほど大きな災害復興には、国や自治体の力がなくなってきたと言っても、公的な機関に頼らざるを得ないが、市民研究会として何[…]

Vol.156-2 東日本大震災後の新たなビジョン

~山梨発ウェルネス・グリーン社会の構築について~公益財団法人 山梨総合研究所主任研究員 井尻 俊之1.3.11パラダイムシフト 「3.11東日本大震災」をきっかけに日本人の価値判断基準にパラダイムシフトが起こっている。例えば、社団法人都市計[…]

VOL.13「県内企業における最も長い夏季連続休暇の合計日数23日間」

 県内150社を対象に実施された夏季(7月から8月)休暇に関する調査結果が 山梨労働局から発表された。タイトルになっている「23日間」は、昨年の 「15日間」を8日間上回る結果となった(連続休暇とは3日以上を指す)。  原子力発電所の停止と[…]

熱い地方議会の実現に向けて

毎日新聞No.343 【平成23年7月22日発行】  統一地方選挙も一段落し、首長や議員が新たな職務にまい進し始めていることと思う。  東日本大震災の影響による自粛もあり、山梨県内の選挙運動はいつもと様子は違ったが、怪文書などにより相手候補[…]

古くて新しい自治の担い手

毎日新聞No.342 【平成23年7月8日発行】  この3月まで町内会の子供クラブ役員を務めさせていただいた。恒例の納涼会では、集会所に目白押しの子どもたちに、かき氷や焼きそばを配ったりビンゴ大会を仕切ったりと大わらわだったが、皆の笑顔と歓[…]

Vol.155-1 日本再生のキーワードは、新ローカリズム

東北芸術工科大学大学院客員教授 小松澤 陽一1.大震災で見直される日本人の生き方、価値観 2011年3月11日、午後2時46分。マグネチュード9.0の巨大地震と大津波が東日本を襲った。その日時に、僕は山梨総合研究所の6階の会議室にいた。 2[…]

Vol.155-2 団塊世代による農業担い手確保を目指して

公益財団法人 山梨総合研究所 主任研究員   古屋   亮 1 はじめに  4 月上旬、桃の花が咲き空気すらピンク色に見えるような壮観な風景が展開していた甲府 盆地も、6 月下旬となり、いたるところでサクランボの実が赤く色付き、モモに[…]

VOL.12「訪日客62%減」

 政府観光局(JNTO)は、4月訪日外客数の推計値が前年同月比マイナス62・5%(減少幅は過去最大)の29万6千人だったと発表した。わが国の外客誘致政策では、「訪日外国人3000万人プログラム」のもとビジット・ジャパン事業が展開され、概ね順[…]

環境首都憲章に思う

毎日新聞No.341 【平成23年6月24日発行】  最近、鹿児島市と松山市のご夫妻が山梨の地を始めて訪れた。どちらの地も海があり、山があり美しい青空があるまちである。つまり山梨と同じく自然がいっぱいの地方都市の一つである。その彼らが勝沼ぶ[…]

大震災が問いかけるもの

毎日新聞No.340 【平成23年6月10日発行】   俳人「福田甲子雄展」が氏のふるさと白根桃源美術館で6月末まで開かれている。    枯野ゆく葬の使者は二人連れ           ふるさとの土に溶けゆく花曇   甲子雄  震災直後だっ[…]

「想定外」災害に思うこと

毎日新聞No.339 【平成23年5月27日発行】   3.11の大地震・大津波・原発事故を境にして、平穏な日常生活から一変して混乱状況に陥ったように感じた人が大多数であったと思われる。現在でも、「想定外」の事態に対して、政治・経済・社会は[…]

Vol.154-1 甲州金概説

~江戸時代の幣制のルーツは甲斐武田氏の甲州金だった~山梨中銀金融資料館 館長 中込 力山梨中銀金融資料館 入口1.はじめに わが国の通貨単位「円」が誕生して、今年でちょうど140年になる。「円」という呼称および「十進法」の計算単位がはじめて[…]

Vol.154-2 新しい地域社会像を考える

財団法人 山梨総合研究所副理事長 早川 源はじめに 東日本大震災から2ヶ月以上が過ぎたが、原発・放射能汚染問題は収束せず長期化の様相を呈している。そうしたなかで政府は各分野の識者を集め五百旗頭真氏を会長とした「復興構想会議」を立ち上げ、復旧[…]

VOL.11「軽装期間6ヶ月」

 例年は6月から始まる夏の軽装勤務「クールビズ」が、今年は官民とも前倒しで始まり、山梨県は5月16日から10月末まで軽装期間に入った。今年は東日本大震災の影響で電力不足が予想されるため、政府が例年6月~9月のクールビズ期間を、5月~10月に[…]

農業労働力の確保を急げ

毎日新聞No.338 【平成23年5月13日発行】   福島原発問題に起因して茨城・千葉・群馬・栃木県産の野菜を中心として広がる風評被害は終息する気配を見せていない。  この風評被害とともに、これら地域では外国人研修・技能実習制度を利用し農[…]

「命名権」ビジネス

毎日新聞No.337 【平成23年4月29日発行】   「ネーミングライツ」という言葉をご存じだろうか。主にスポーツ施設や文化施設などの命名権を企業などに売却することであり、すでに導入例は100を超えるなど全国的に広がりを見せている。山梨県[…]