新たな視点からのまちづくり

毎日新聞No.289 【平成21年6月12日発行】   県内市町村では、「まちづくり」の動きが盛んである。これらは、主に旧中心市街地や商店街の活性化など、かつての賑わいの復活が中心となっている。  しかし、今一度「まちづくり」の本質を見つ[…]

映画化される浅川巧「白磁の人」

毎日新聞No.288 【平成21年5月29日発行】   ソウルの金浦空港にはじめて下り立ったのは10年ほど前の雨の日であった。韓国林業試験場の方が出迎えてくれ、浅川巧が眠るソウル郊外の忘憂里(マンウリ)の丘まで案内してくださった。巧が亡く[…]

『Yafo Mag』VOL.39「利用率1.6%」

 甲府都市圏交通実態調査による鉄道の利用割合である。これに対し、甲府都市圏(甲府市・山梨市・韮崎市・南アルプス市・甲斐市・笛吹市・中央市・市川三郷町・増穂町・昭和町)の交通手段分担率での自動車は69.0%、バス1.2%、二輪13.6%、徒歩[…]

環境保全と観光振興

毎日新聞No.287 【平成21年5月15日発行】   今年の大型連休では、連日高速道路の渋滞状況、パーキングエリアの満杯状態が報道された。昨年に比し、ガソリン価格の低下と休日、祝日の高速料金大幅引き下げは、各地の行楽地では追い風になった[…]

県内農業存続のために

毎日新聞No.286 【平成21年5月1日発行】   今年も笛吹市一宮地区を中心として、桃が美しい花を咲かせた。同時期に開催された信玄公祭りをはじめとする各種イベントと相まって、県内外を問わず多くの人々の目を楽しませたことだろう。  しか[…]

ユネスコ生物圏保護区

毎日新聞No.285 【平成21年4月17日発行】   世界遺産の陰に隠れ、あまり知られていないユネスコの活動がある。「生物圏保護区(Biosphere Reserve)」の指定、登録だ。人間と豊かな生物圏との均衡が取れた関係を進展させる[…]

『Yafo Mag』VOL.38「山梨の将来像  自然 71.6%」

 平成20年度、山梨県が実施した「県民意識調査」における「山梨県に期待する将来像のイメージについて」の回答結果である。以下、「やすらぎ」(45.2%)、「安全」(38.6%)、「快適」(35.3%)、「健康」(26.2%)と続く。  山梨県[…]

新聞購買率に思うこと

毎日新聞No.284 【平成21年4月3日発行】   いつでも、どこでも、だれでも恩恵が受けられるユビキタスネットワークの時代が近づいている。08年度版情報通信白書によると、07年末現在の日本のインターネット人口普及率は69.0%であり、[…]

「健康」による地域活性化

毎日新聞No.283 【平成21年3月20日発行】   「健康寿命」という言葉をご存じだろうか?65歳以上の高齢者が要支援・要介護認定を受けずに健康で自立して生活できる期間であり、平均寿命から寝たきりになってしまった年数を引くことで求める[…]

働くということ

毎日新聞No.282 【平成21年3月6日発行】   若者の仕事に対する意識が気がかりである。厚生労働省の統計によると、就職後3年以内の離職率が中卒約7割、高卒約5割、大卒約3割である。この比率は平成7年を境に定着している。 当時の出来事[…]

『Yafo Mag』VOL.37「13」

 山梨日日新聞2月7日に掲載された2007年度都道府県別の外国人観光客の宿泊者数で、山梨県は全国13位である。首都圏、中部、関西の三大都市圏が上位に並ぶ中、13位という数字は、関係各機関・各者のこれまでの取り組みの成果として評価できる。しか[…]

まちづくりに求められる「知的基盤」

毎日新聞No.281 【平成21年2月20日発行】  今年、11月29日から3年間にわたってNHKのスペシャルドラマ「坂の上の雲」が放送される。近代国家の仲間入りをしようとしていた明治の日本を描いたこの作品の舞台は、伊予松山である。先日、[…]

富士には燃料電池バスを

毎日新聞No.280 【平成21年2月6日発行】  このところ、富士山への鉄道敷設の議論がにわかに盛り上がりをみせている。しかし、筆者がふもとに住んでいた20年以上前のことを思い起こしてみれば、にわかどころか、ロープウェイや地下トンネルな[…]

産業振興とエネツアー

毎日新聞No.279 【平成21年1月23日発行】  100年に一度という金融危機が世界を襲っている。米国、欧州、日本に共通する雇用と景気対策は、再生可能エネルギーの普及促進、社会政策は健康・医療システムの電子化によるサービスの効率化であ[…]

無尽会の存続を

毎日新聞No.278 【平成21年1月9日発行】   「無尽承ります」「無尽会歓迎」。県内の飲食店前の看板では当然のように目にするこの文字。おそらく山梨県出身者以外で、この意味が理解できる人は少ないだろう。  その由来を調べてみると、頼母[…]

『Yafo Mag』VOL.36「前年度比16%増」

  農産物直売所が盛況だ。県内の2007年度の売上高は、42億円弱となり、前年度比16%増で過去最高を記録したことが県農政部の調査でわかった。  消費者の「食の安全」への関心の高まりが背景にあると分析されている。この傾向は、国内に限ったこと[…]

農産物直売所の可能性

毎日新聞No.277 【平成20年12月19日発行】   農産物直売所が盛況だ。県内の07年度の売上高は、42億円弱となり、前年度比16%増で過去最高を記録したことが県農政部の調査でわかった。消費者の「食の安全」への関心の高まりが背景にあ[…]

『Yafo Mag』VOL.35「200名以上来場」

 12月1日、県内6市(甲府市・山梨市・韮崎市・南アルプス市・北杜市・甲州市)で構成する「空き家バンク制度調査研究会」主催の「空き家バンク制度普及促進シンポジウム」が開催された。  空き家バンクは全国的に行われている施策だが、現在、多くの自[…]

四輪プラスニ輪の生活

毎日新聞No.276 【平成20年12月5日発行】   昨年の暖冬に続き、今年も暖冬の気配が強まっている。暖かい冬は暖房費が少なくなるなどプラス面もあるが、昨今の厳しい家計にはどう影響するだろうか?  現在、世界同時不況と投機資金の一斉引[…]

空き家バンクの未来

毎日新聞No.275 【平成20年11月21日発行】   今、全国の「空き家バンク」が苦戦している。この事業は、数年前から地方の市町村で行われているもので、地方に増えてきている空き家の情報を市町村などが取りまとめ、田舎暮らしを希望している[…]

『Yafo Mag』VOL.34「213,000人」

 先月、富士スピードウェイ(静岡県小山町)において開催されたF1日本グランプリの大会期間中の延べ入場者数である。開催地に隣接している富士五湖周辺では期間中、旅館やホテルが満室となりF1効果が表れた。一方、宿泊施設以外の観光業は、日中、F1客[…]

F1を山梨のイベントに

毎日新聞No.274 【平成20年11月7日発行】   先月、富士スピードウェイ(静岡県小山町)で開催された自動車レースの最高峰F1日本グランプリを生で観戦することができた。昨年に続き2年連続の開催で、決勝当日は10万5000人の観客がそ[…]

踊りと中心市街地

毎日新聞No.273 【平成20年10月24日発行】   先月始め、愛娘に「お祭りに行きたい」とせがまれた。詳しく聞くと、8月に甲府市中心市街地で行われた「甲府大好きまつり」のような踊りの祭りをみたいと言う。インターネットでそのような祭りが[…]

街づくりに思う

毎日新聞No.272 【平成20年10月10日発行】   総務省の定住自立圏構想研究会が「定住自立圏構想」という報告書をまとめた。それによると、①東京圏への人口流出を食い止めるとともに、地方圏への人の流れの創出②中核都市が周辺市町村と圏域を[…]

『Yafo Mag』VOL.33「29のワイナリー」

 来月、甲州市勝沼地区で、「ワインツーリズム」が開催される。  「ワインツーリズム」とは、ブドウ畑に囲まれた地域を散策し、ワイナリーを訪ねることである。時には作り手と交流しながら、ワインの作られた郷土の料理やその土地の文化などを楽しむことが[…]

「食」から地域を読みなおす

毎日新聞No.271 【平成20年9月26日発行】   「すばく料理」をご存知だろうか。これは昭和30年ごろまで早川町内で広く主食として食べられていた郷土料理である。今ではほとんど見られなくなったが、茂倉地区では時々奥さん方が集まって「すば[…]

あと少しの心のゆとりを

毎日新聞No.270 【平成20年9月12日発行】   今年の春から交通指導員のボランティアをしている。活動の場は県外だが、自分でハンドルを握るのはほとんどが山梨県内であり、何度か街頭に立つにつれ、いわゆる「山梨(甲州)ルール」に代表される[…]

『Yafo Mag』VOL.32「二千円紙幣の流通割合は1.3%と低迷していますが…」

 二千円札は西暦2000年の沖縄サミットに合わせて発行され、紙面には沖縄の守礼門がデザインされています。当時は物珍しさから1度は手にしたことと思いますが、最近ではほとんど見かけなくなりました。流通枚数もピーク時の約3割程度と低迷しています。[…]

インターネットと観光

毎日新聞No.269 【平成20年8月29日発行】   今夏、藤沢市に住む50歳代後半の友人から、夫婦でワインが楽しめる民宿はないかという相談を受けた。県内事情に詳しい方に聞いて、勝沼の1軒の民宿を紹介した。その後、友人から連絡があり、その[…]

草の根異文化交流

毎日新聞No.268 【平成20年8月8日発行】   夏は別れの季節でもある。毎年、国際交流ボランティアとして接してきた外国人たちの帰国を見送っていると、梅雨明けとともに、また、この季節がきたかと思う。  先日も3年の滞在を終えた青年を成田[…]

『Yafo Mag』VOL.31「17,061」

 平成19年度末現在、山梨県には17,061人の外国人登録者がいる。  過去最高を更新した。身近に外国人が増える中、新しい隣人をどのように迎え入れるか、地域社会の包容力が問われる。外国人が増え、海外の情報も容易に手に入るようになった。しかし[…]

公共交通存続のために

毎日新聞No.267 【平成20年7月25日発行】   現在、地域公共交通に関する議論が盛んだ。私も地域公共交通に関する調査研究、会議などに多数参加させていただいているが、課題は多い。  02年2月、規制緩和の一環として改正道路運送法が施行[…]

住基カード普及の目的

毎日新聞No.266 【平成20年7月11日発行】   住民基本台帳カードの普及が低迷している。確かに年度ごとの発行枚数は増加傾向にはあるが、交付が始まった03年8月から07年度末までの累計発行枚数は約234万枚、普及率はいまだ2%にも満た[…]

『Yafo Mag』VOL.30「43、46」

 2006年度の全国税徴収率で、山梨県は43位、市町村は46位と下位に低迷し、徴収率アップが課題となっている。  今年度から、県と20の市町村は「県地方税滞納整理推進機構」を設立し共同で滞納税の徴収強化を図っている。悪質・常習滞納者には、差[…]

税収確保の取り組み

毎日新聞No.265 【平成20年6月27日発行】 06年度の都道府県別税徴収率(現年分と滞納繰越分の合計)で、県は46位と下位に沈み、徴収率アップが大きな課題となっている。また、モラルの低下や権利だけを主張し義務を果たさない住民の増加、さ[…]

山梨発の「つみ木広場」

毎日新聞No.264 【平成20年6月13日発行】 今月初め、昭和町において、町内の5保育園合同による積み木イベント「楽つみ木(らくつみき)広場」が開催された。今回のイベントには、2万5000個の積み木が用意され、総勢200名以上の子どもた[…]

『Yafo Mag』VOL.29「221団体」

 今年4月から住民基本台帳カードの発行手数料を無料とした全国の市区町村の数である。平成15年8月から交付が始まり、19年度末までに累計2,339,949枚という低い数字にとどまっている住基カードの普及を促進するため、これまでは20数団体が独[…]

徒歩通勤の効用

毎日新聞No.263 【平成20年5月30日発行】 2年半前から徒歩通勤している。これは、仕事柄デスクワークが多く健康管理の理由から始めたものである。最近、この徒歩通勤は健康維持の他に色々な面で効用があることが分かった。  まず一つが、自分[…]

「高齢者の世紀」企業は備えを

毎日新聞No.262 【平成20年5月16日発行】 後期高齢者医療制度や運転免許証返還促進の問題など、このところ高齢者に関する話題が多くなってきた。 ところで、いつ、誰が、65歳以上を「高齢者(老人)」と決めたのだろうか。調べてみると、今か[…]

『Yafo Mag』VOL.28「10年経過で補助金返還不要」

 地方自治体が国の補助金で建設した施設は、耐用年数(建物は50年程度)を経過しないと、補助目的以外への転用は難しい。また、転用が認められても、通常は補助金返還が必要となる。 しかし、政府は、今夏頃までに、完成後約10年を経過すれば、補助金返[…]

行政評価で切磋琢磨

毎日新聞No.261 【平成20年4月25日発行】 先ごろ、県内の市町と県の職員で構成された自主研究会が、「新たな行政評価手法のあり方に関する調査研究会報告書」という冊子をとりまとめた。行政評価とは読んで字のごとく行政活動を評価することであ[…]

学術都市の可能性

毎日新聞No.260 【平成20年4月11日発行】 昨今の明るい話題の一つが、山梨県が新エネルギーの研究開発の拠点になりつつあるということである。山梨大学の燃料電池開発には新エネルギー・産業開発機構の事業費補助が採択された。県と山梨大学は旧[…]

未婚晩婚のリスク

毎日新聞No.259 【平成20年3月28日発行】 最近、歌手の倖田來未さんの「35歳になると羊水が腐る」発言が問題となった。もちろん、35歳になると羊水が腐るなどということはないが、35歳以上で子供を産むことは医学的に高齢出産と呼ばれ、早[…]

『Yafo Mag』VOL.26「90万人割る」

 震災や水害など大規模災害発生時には、消防署、警察、自衛隊のみでは十分に地域を守ることは困難な場合も想定される。そのため、住民などで組織され、地域の実情を熟知し、動員力を有している消防団の役割は重要である。 しかし、かつて全国で200万人い[…]

2地域居住・移住施策の有効性

毎日新聞No.258 【平成20年3月7日発行】  2地域居住という言葉が最近よく聞かれる。手短にいうと、都市住民が、農山村などにおいて、中長期、定期的に滞在し、都市に加え複数の生活拠点を持つことである。 県では06年3月に、田舎暮らしなど[…]

無くしたときも警察へ

毎日新聞No.257 【平成20年2月22日発行】  改正遺失物法が、昨年12月10日施行された。今の情報化社会や遺失物の内容等を反映させた今回の改正の概要は、拾得物の情報をインターネットで公表すること、拾得物の保管期間を6ヶ月から3ヶ月に[…]

ユニバーサルデザインの定着

毎日新聞No.256 【平成20年2月8日発行】  「ユニバーサルデザイン(UD)」という言葉をどの程度知っていますか。  県が県政モニターに対して行った調査結果によると、「全く知らなかった」39.1%、「言葉を見たり聞いたりしたことはあっ[…]

『Yafo Mag』VOL.25「95名の市民プロデューサー」

 「長崎さるく」という言葉を知っていますか? この言葉は、日本ではじめて行われたまち歩き博覧会のことです。 独特な言い回しである「さるく」とは、「まちをぶらぶら歩く」という意味の長崎弁であり、歩きながら長崎の観光や見聞を深めるというものです[…]

地域の消防・防災の要

毎日新聞No.255 【平成20年1月25日発行】  新春恒例の消防団出初め式が、県内各地で行われた。威勢の良い出初め式とは裏腹に、消防団は今、大きな岐路に立たされている。  95年1月17日に発生した阪神・淡路大震災では、多くの消防団員が[…]

景観法と街づくり

毎日新聞No.254 【平成20年1月11日発行】 04年に景観緑3法が施行された。この法律の目的は美しく風格のある国土の形成、潤いのある豊かな生活環境の創造、および個性的で活力ある地域社会の実現である。   そして、これまで法的拘束力のな[…]