学術都市の可能性

毎日新聞No.260 【平成20年4月11日発行】 昨今の明るい話題の一つが、山梨県が新エネルギーの研究開発の拠点になりつつあるということである。山梨大学の燃料電池開発には新エネルギー・産業開発機構の事業費補助が採択された。県と山梨大学は旧[…]

未婚晩婚のリスク

毎日新聞No.259 【平成20年3月28日発行】 最近、歌手の倖田來未さんの「35歳になると羊水が腐る」発言が問題となった。もちろん、35歳になると羊水が腐るなどということはないが、35歳以上で子供を産むことは医学的に高齢出産と呼ばれ、早[…]

『Yafo Mag』VOL.26「90万人割る」

 震災や水害など大規模災害発生時には、消防署、警察、自衛隊のみでは十分に地域を守ることは困難な場合も想定される。そのため、住民などで組織され、地域の実情を熟知し、動員力を有している消防団の役割は重要である。 しかし、かつて全国で200万人い[…]

2地域居住・移住施策の有効性

毎日新聞No.258 【平成20年3月7日発行】  2地域居住という言葉が最近よく聞かれる。手短にいうと、都市住民が、農山村などにおいて、中長期、定期的に滞在し、都市に加え複数の生活拠点を持つことである。 県では06年3月に、田舎暮らしなど[…]

無くしたときも警察へ

毎日新聞No.257 【平成20年2月22日発行】  改正遺失物法が、昨年12月10日施行された。今の情報化社会や遺失物の内容等を反映させた今回の改正の概要は、拾得物の情報をインターネットで公表すること、拾得物の保管期間を6ヶ月から3ヶ月に[…]

ユニバーサルデザインの定着

毎日新聞No.256 【平成20年2月8日発行】  「ユニバーサルデザイン(UD)」という言葉をどの程度知っていますか。  県が県政モニターに対して行った調査結果によると、「全く知らなかった」39.1%、「言葉を見たり聞いたりしたことはあっ[…]

『Yafo Mag』VOL.25「95名の市民プロデューサー」

 「長崎さるく」という言葉を知っていますか? この言葉は、日本ではじめて行われたまち歩き博覧会のことです。 独特な言い回しである「さるく」とは、「まちをぶらぶら歩く」という意味の長崎弁であり、歩きながら長崎の観光や見聞を深めるというものです[…]

地域の消防・防災の要

毎日新聞No.255 【平成20年1月25日発行】  新春恒例の消防団出初め式が、県内各地で行われた。威勢の良い出初め式とは裏腹に、消防団は今、大きな岐路に立たされている。  95年1月17日に発生した阪神・淡路大震災では、多くの消防団員が[…]

景観法と街づくり

毎日新聞No.254 【平成20年1月11日発行】 04年に景観緑3法が施行された。この法律の目的は美しく風格のある国土の形成、潤いのある豊かな生活環境の創造、および個性的で活力ある地域社会の実現である。   そして、これまで法的拘束力のな[…]

『Yafo Mag』VOL.24「24→24」

 9月28日付、総務省による平成18年度市町村普通会計決算の概要(速報)の中での、全国における平成17年度及び18年度の実質収支が赤字の団体の推移である。団体数は同じだが、この中の1/3にあたる8市町が入れ替わっている。ここ5年間、毎年5~[…]

来る人、帰るが如し

毎日新聞No.253 【平成19年12月21日発行】  二つの話を紹介したい。一つは、10月初旬、山梨で開かれた学会に青森からお見えになったHさんの話である。学会が終わって一杯やろうというとき、彼は開口一番「山梨学院大学の前で流しのタクシー[…]

『Yafo Mag』VOL.23「1、2、2.8」

 ヴァンフォーレ甲府のJ2降格が決まりました。新聞では特集を組んで敗因などを分析していますが、やはり、気になるのは来年の昇格の可能性ですね。 2000年以降J2に降格したチームが何年でJ1に復帰したか調べてみました。(現時点、入れ替え戦の結[…]

安全・安心は地域から

毎日新聞No.252 【平成19年11月30日発行】  果たして日本は、治安がよく、安心して暮らせる国なのか。07年2月に内閣府が発表した「治安に関する世論調査」では、「そう思わない」という回答が52.5%と半数を超えた。また、「ここ10年[…]

『Yafo Mag』VOL.22「8993万人」

 国立社会保障・人口問題研究所の発表によると、2055年の日本の人口は 1億人を割って8993万人に減少する。「人口減少社会の到来」に伴い、 各自治体の少子化対策への財政投入は必至となる。  早川町は、子育て支援策として第1子から、その子が[…]

命を守る道具が増えた

毎日新聞No.251 【平成19年11月2日発行】  緊急地震速報の一般向けサービスが、10月から始まった。この速報は地震の発生直後、震源に近い地震計の観測データを解析して震源や地震の規模、さらに各地への大きな揺れの到達時刻や震度を推定し、[…]

山梨滞在メニューの提案

毎日新聞No.250 【平成19年10月19日発行】  08年4月から山梨デスティネーションキャンペーンが始まる。地方公共団体、JR、地元観光関係事業者などで構成される大型観光キャンペーン推進協議会は06年から3年間、集中的に宣伝事業を実施[…]

緑化の重要性

毎日新聞No.249 【平成19年10月5日発行】 皆さんのご自宅のお庭はどのようなお庭でしょうか?私はこの春からケンタッキーブルーグラスという寒地型の西洋芝で庭を緑化すべく奮闘しています。ケンタッキーブルーグラスは、日本の庭によく見られる[…]

『Yafo Mag』VOL.21「40.7%→54.8%」

 今年8月、内閣府により「森林と生活に関する世論調査」が実施された。 H15調査と比較すると、「森林づくりのためのボランティア活動への参加意向」が、40.7%から54.8%に上昇している。この背景として、森林の地球温暖化防止効果や水資源のか[…]

観光振興と地域活性化

毎日新聞No.248 【平成19年9月21日発行】  観光振興による地域振興がうたわれて久しい。6月末には「観光立国推進基本計画」が閣議決定され、外国人旅行客数、日本人の宿泊日数などの目標値を設定し、これら目標に向けた総合的な施策を計画的に[…]

精神障害の根本的予防を

毎日新聞No.247 【平成19年9月7日発行】  1984年から2万5000人前後で推移していた年間自殺者が、98年に初めて3万人を超えてしまった。以来06年まで、増減こそあれ3万人を割ることはなかった。このような状況に対して、06年10[…]

『Yafo Mag』VOL.20「初の300万人突破」

 今年6月15日に閣議決定された「障害者白書」中の精神障害者の推定数である。前回取りまとめた3年前から約45万人増加し、302.8万人と推計された。これに対し内閣府は、「社会全体のストレス過多と、精神障害のクリニックの充実も患者数増加に影響[…]

行政サービスの積極利用を

毎日新聞No.246 【平成19年8月24日発行】  国から地方への三位一体改革による税源移譲で、今年6月から個人住民税の引き上げが実施され、住民からの苦情が殺到した。総務省は、「住民税の増えた分は、所得税が減っているので、両税を合わせた負[…]

メタボ対策に地域資源活用

毎日新聞No.245 【平成19年8月10日発行】  08年度から、40~74歳の被保険者に対するメタボリック症候群への対策が本格的に実施される。国民健康保険(国保)の保険者である市町村などの全医療保険者に対して、生活習慣病に関する健康診査[…]

『Yafo Mag』VOL.19「2359」

 ヴァンフォーレ甲府は前半戦を5勝3分10敗の15位で折り返した。8月12日のリーグ戦再開が待ち遠しいが、ここでは観客数に着目したい。 J1一年目の昨年はナビスコカップ3試合を含む観客数の平均は11,516人であり、今年の11,078人を上[…]

中心市街地をめぐる議論

毎日新聞No.244 【平成19年7月20日発行】  全国の地方都市では、中心市街地活性化に向けた取り組みが盛んである。県内においてもさまざまな議論がなされている。そこで、議論を深めるために次の視点を提案したい。それは、中心市街地が空洞化し[…]

『Yafo Mag』VOL.18「6日間で661件」

 6月3日からの6日間で甲府市に寄せられた住民税増加についての問合せ件数である。 税源移譲では、ほとんどの方は所得税が減り、その分住民税が増えるようになる。毎年の所得に変動があまりない方は、平成19年度の住民税が増えた分は、所得税が減らされ[…]

地域格差と納税制度

毎日新聞No.243 【平成19年6月15日発行】  「ふるさと納税制度」の創設が話題になっている。この税制は、個人住民税の一定割合を居住地ではなく、その人が育ったふるさとに納税することを選択できるという新しい制度である。10年ほど前から議[…]

『Yafo Mag』VOL.17「89億円」

 平成18年5月の一ヶ月間に、県内の国民健康保険(国保)被保険者が医療機関で支払った診療費である。診察件数は31万件に上り、いずれも過去最高で、平成7年の同時期と比較して約1.5倍に増加している。 現在、国や県では平成20年度を初年度とする[…]

自転車の安全利用を

毎日新聞No.242 【平成19年5月25日発行】  今月11日から20日までの10日間、「春の全国交通安全運動」が実施された。県内でも「運転は 人に社会に 思いやり」を運動のスローガンに掲げ、三つの重点目標を定めていた。その重点目標の一つ[…]

公共サービスの担い手

毎日新聞No.241 【平成19年5月11日発行】  前の小泉内閣が推し進めた「官から民へ」の規制改革の下、その一つの手法として03年度に導入された「指定管理者制度」では、自治体の「公の施設」(住民が利用し、その福祉向上を目的とした施設)の[…]

公共交通をめぐる動き

毎日新聞No.240 【平成19年4月27日発行】  現在、公共交通、とりわけバス交通をめぐって、各地でさまざまな検討がなされている。甲斐市では病院や団地方面などコミュニティーバス3路線が運行を開始した。笛吹市でも旧町村のバス路線再編が検討[…]

環境保全と産業振興

毎日新聞No.239 【平成19年4月13日発行】  内陸部に位置し、自然と太陽に恵まれた山梨県では、各自治体が水や森林・太陽を活用したさまざまな環境プロジェクトを展開している。また、NPO法人(特定非営利活動法人)は「小水力発電」、「農業[…]

『Yafo Mag』VOL.15「59.5%→66.5%」

 内閣府の「国民生活に関する世論調査」による「現在の生活に対する満足度」が、昨年度調査の59.5%から今年度の66.5%へと7%も上昇した。平成7年度調査以降低下傾向だった数値が、久しぶりに明らかな上昇に転じた。 そこで、もう少し詳しく満足[…]

メタボリックには運動

毎日新聞No.238 【平成19年3月30日発行】  私は数年前から公営プールを利用しているが、最近は歩く人が増え、全体利用者も増えている。利用者の増加は、指定管理者制度導入による改善効果もあろうが、世の中にもっと運動が必要であることが浸透[…]

山梨とインバウンド観光

毎日新聞No.237 【平成19年3月9日発行】  今まで「観光振興」と言えば、マーケットが大きい日本人の国内旅行が優先されてきた。しかし、バブル経済崩壊以降、新たな集客手段として外国人の誘客、いわゆるインバウンド観光が注目され、03年には[…]

地域の光をブランドに

毎日新聞No.236 【平成19年2月23日発行】  全国各地でブランド・ブームである。「デザイナーズ・ブランド」、「商品ブランド」、「地域ブランド」、「ジャパンブランド」―など。  デンマークの高級陶磁器メーカー「ロイヤルコペンハーゲン」[…]

F1観戦は山梨泊で

毎日新聞No.235 【平成19年2月9日発行】  今年は、本県の観光を全世界にPRするにはまたとないチャンスである。四輪モータースポーツの最高峰、F1日本グランプリが再び富士のふもとにやってくる。過去20年間、日本グランプリは三重県鈴鹿サ[…]

『Yafo Mag』VOL.14「全国で約35,000人」

 平成16年の産婦人科医と助産師の合計数である。 このうち、産婦人科を標榜している医師は、10,163人(厚生労働省大臣官房統計情報部「医師・歯科医師・薬剤師調査」)で、就業している助産師は、25,257人であった(同「保健・衛生行政業務報[…]

救急サービスの行方

毎日新聞No.234 【平成19年1月26日発行】  救急車の出動回数が増え続けているという。05年の県内の消防車出動件数は3万3000件余りで、10年前に比べ5割増加した。1日平均91件、約16分に1回救急車が出動し、1年間に救急車で搬送[…]

『Yafo Mag』VOL.13「40年後」

 12月20日、国立社会保障・人口問題研究所が平成17年~67年(2005~2055)までの将来推計人口を公表した。 この推計人口は平成17年国勢調査を基に、コーホート要因法という手法を使い、楽観的な見積りの「高位」、最も可能性が高いと考え[…]

教育基本法改正と地域

毎日新聞No.233 【平成18年12月22日発行】  今年も早いもので師走を迎えた。師走は教師とは直接関係ないらしいが、去る15日に改正教育基本法が参院で与党の賛成多数により可決、成立した。制定以来、59年を経て初となるこの改正は「我が国[…]

地価変動から見る山梨

毎日新聞No.232 【平成18年12月8日発行】  去る9月、06年7月1日現在の基準地価調査が発表された。県全体では下落率は前年よりも2.9ポイント縮小したが、14年連続の下落となった。こうした地点と年次のデータをグループ化して、その特[…]

甲府中心街再興の糸口

毎日新聞No.231 【平成18年11月10日発行】  いざなぎ景気超えといわれる我が国経済の好調さの影で、甲府中心街ではシャッターや空地が目立ち、いまだ再興の足音は聞かれない。   商工会議所によれば、週末の中心街の歩行者数はここ10年で[…]

『Yafo Mag』VOL.11「81.0%」

 2000年度のわが国における、病院で亡くなる方の割合である。 オランダ35.3%(1998年)やスウェーデンの42.0%(1996年)に比べるとその比率は、格段に高い。 さて、健康保険法等の一部を改正する法律により、75歳以上の高齢者(後[…]

大学発ワインのラベル

毎日新聞No.230 【平成18年10月27日発行】  最近とある場面で山梨大学発ワインのネーミングの話が出た。皆新聞などで読んでいるのだが、名称を覚えているものは皆無であった。それでは飲んで覚えよう、ということで、早速お店で買って夕食で飲[…]

教育バウチャー制度

毎日新聞No.229 【平成18年10月13日発行】  先月、新内閣が発足した。新たな内閣は教育改革の目玉として、教育バウチャー制度の導入を提唱している。 バウチャーとは、いわゆるクーポン券のことである。教育バウチャー制度は、すべての家庭に[…]

宝石の街甲府

毎日新聞No.228 【平成18年9月22日発行】  JR甲府駅前に「宝石の街甲府」の看板がある。駅前の目抜き通りにはジュエリー店は数店のみで、シャッターを下ろしている建物の方が目立っている。この光景(シーン)を目にすると、キャッチコピーは[…]

見直したい日本の良さ

毎日新聞No.227 【平成18年9月8日発行】  私たち日本人の道徳観や行儀作法が著しく低下していることが気にかかる。NHKの調査によると、最近の日本人全般のモラルについて他人に対しては「モラルが低下している」と感じている一方で、「自分自[…]

『Yafo Mag』VOL.9「1日あたり610.5キロカロリー」

 わが国における可食部分の食品廃棄量(家庭分、いわゆる「残飯」)は、家庭においては国民1人あたり1日47.3グラムにも及ぶという。 これはエネルギーに換算すると、国民1人あたり1日610.5kcalとなる。成人1人あたり1日約2,000kc[…]