第三の居場所

毎日新聞No.226 【平成18年8月18日発行】  JR甲府駅の北口から山梨英和高校方面へ向かうと藤川のたもとに「瀬戸」という茶房があった。この店の主人は、ウーロン茶にこだわっていて、豆を原料とするコーヒーはお茶ではないとコーヒーはメニュ[…]

母子世帯の厳しい現実

毎日新聞No.225 【平成18年8月4日発行】  母子世帯の増加が顕著である。厚生労働省の全国母子世帯等調査結果報告によると,03年11月1日現在の母子世帯数は約122万世帯で、過去5年間に28%増加した。特に離婚が原因の母子世帯は、過去[…]

身近な危機に備える

毎日新聞No.224 【平成18年7月21日発行】  「北朝鮮が日本海にミサイルを発射!」5日、大きなニュースが日本中を驚かせた。  実際に我が国に対してミサイル攻撃や生物化学兵器などを用いたテロ、駅や危険物貯蔵施設の爆破などが行われた場合[…]

教育の瓦解と親の課題

毎日新聞No.223 【平成18年7月7日発行】  今日は七夕であるが、この時期には保護者参観やPTA懇談会を設定する学校・幼稚園・保育所が多いのではないか。この保護者参観や懇談会をはじめとする教育や保育の現場でここ数年、時・場所・状況、い[…]

都心回帰の三つの流れ

毎日新聞No.222 【平成18年6月16日発行】  都心回帰という言葉が使われるようになってしばらくたつ。一般的には、大都市圏の郊外化から反転して、中心地区に移住が進む現象で、東京圏(東京都・埼玉・千葉・神奈川県)では、96年から転入超過[…]

古本屋のある街角

毎日新聞No.221 【平成18年6月2日発行】  甲府の街から、古本屋が消えつつある。古本屋といっても、古色蒼然とした、最近あまりお目にかかれなくなった箱入りの高そうな本が並び、ちょっとかび臭いにおいが充満するいわゆる古書店である。数年前[…]

『Yafo Mag』VOL.7「朝食を食べないことがある小学生15%、中学生22%」

 平成17年度に行われた文部科学省委嘱調査によると、朝食を食べないことがある小学生15%、中学生22%に上るという。 また、ある民間の調査では、午後10時以降に就寝する就学前の幼児が29%(平成17年)との報告もある。このように、子どもの基[…]

関心社会が地域を守る

毎日新聞No.220 【平成18年5月12日発行】  近ごろ、各地域において、「地域安全マップ」作りへの取り組みが進められている。これは、子供が犯罪に巻き込まれるのを防ぐため、子供の視点で通学路などにおける「危険」と思われる場所を地図に書き[…]

『Yafo Mag』VOL.6「交通事故死者20%減にもかかわらず」

 平成17年の県内の交通事故死者数は、平成14年~平成16年の3ヵ年平均に比べ20%減少した。しかし、こうした減少の一方で、75歳以上の高齢者が歩行中に交通事故に遭い、死亡した数は、同年比較で±ゼロである。すなわち、交通事故死亡者減少の影で[…]

選択と集中

毎日新聞No.219 【平成18年4月28日発行】  現在県内のいくつかの自治体において、総合計画の策定時期を迎えている。総合計画はその自治体におけるさまざまな計画の規範となるものであり、おおよそ10年を計画期間として策定される。最近では、[…]

W杯を目前にして

毎日新聞No.218 【平成18年4月14日発行】  サッカーJ1昇格チームの中でもヴァンフォーレ甲府(VF甲府)は現在13位と健闘している。また、サッカーW杯ドイツ大会まで2カ月を切り、サポーターにとっては待ち遠しい限りである。Jリーグは[…]

ワインと芋焼酎

毎日新聞No.217 【平成18年3月31日発行】  山梨にはワイン文化がなかなか根付かない。いやむしろ無いと言える。こう言うと業界の方にはお叱りを受けそうだが、鹿児島の芋焼酎文化と比較すると、「一言」言いたくなるのである。  過去、日本の[…]

『Yafo Mag』VOL.5「3.0%減、0.9%増」

 3月27日、国の18年度予算が成立した。予算規模は、79兆6860億円(前年比3.0%減)。このうち歳出面では、一般歳出が前年比1.9%減の46兆3660億円となったが、その中にあって社会保障関係費は膨らみ、前年比0.9%増で過去最高とな[…]

ブランドづくりの原点

毎日新聞No.216 【平成18年3月10日発行】  第2、第3の夕張メロンは生まれるか-。4月に改正商標法が施行され、商品やサービスに地域名を冠した、いわゆる「ご当地ブランド」の商標登録が容易になる。  今回導入されるのは地域団体商標制度[…]

研究者が住みたいまち

毎日新聞No.215 【平成18年2月24日発行】  昨年11月9日JICA横浜のMさんと神奈川県異業種グループ連絡会議のSさん等がアルメニア共和国政府の産業視察団をつれて山梨にやってきた。  アルメニアは、1991年ソビエト連邦の崩壊後独[…]

『Yafo Mag』VOL.4「100万世帯」

 新聞の1面を飾った生活保護世帯数である。増加傾向にあった生活保護世帯数が、ここ1年100万世帯を超えた状態にある。今はやりの格差社会という言葉も、このあたりを受けてのことである。ひとくちに100万世帯というが、これは47世帯に1世帯が生活[…]

「知恵」を得る受験勉強

毎日新聞No.214 【平成18年2月10日発行】  2月に入っていよいよ受験シーズンの到来である。受験生はこれから3月まで気の休まらない日が続くかと思う。また、受験する本人はもとより、家族も緊張が強いられる時期であろう。勉強していると、不[…]

『Yafo Mag』VOL.3「2チーム15%」

 サッカーJリーグで、前年J1に昇格(参入)したのに、わずか1年でJ2に降格したチーム数と全昇格チーム数に対する割合である。Jリーグは、99年から2部制を導入しており、前年の98年に新規参入したコンサドーレ札幌から2005年シーズンに昇格し[…]

条例策定への住民参加

毎日新聞No.213 【平成18年1月27日発行】  近頃、総合計画をはじめとする各種計画だけでなく、条例によるまちづくり、自治基本条例の制定を行う自治体が全国的に増えている。  小泉政権による国・地方の三位一体改革をはじめ、地方を取り巻く[…]

協働による自治体運営

毎日新聞No.212 【平成18年1月20日発行】  道志村でいきいきふれあいトークが開催されている。道志村は平成の合併の嵐の中、単独存続を決めた後、無投票で大田村長が誕生した。村長は、村内7つの地域の自治会に加えて、子育ての会、ヨガの会、[…]

『Yafo Mag』VOL.2「884,531-888,172=-3,641 」

 今年行われた2005年国勢調査における山梨県の人口から、2000年の数字を引くと、マイナス3,641人となる。 大方の予想では、本県の人口は2005年がピークで、その後減少をするというものであった。予想は裏切られ、ピークは2000年の88[…]

耐震データ偽造問題

毎日新聞No.211 【平成17年12月13日発行】 ~民間委託のリスク低減へ制度構築を~ 庶民の最大の資産ともいえるマンションを舞台とした耐震データの偽造が、大きな社会問題となっている。山梨では、今のところデータが偽造されたマンションは見[…]

公共サービスの行方

毎日新聞No.208 【平成17年10月28日発行】 ~民間開放の裏側にある責務~ このところの行政のあり方を巡る議論の主流は、小さな政府、そして「民間にできることは民間に」というものである。民間資金を利用したPFI(プライベート・ファイナ[…]

国内ロングステイに注目

毎日新聞No.210 【平成17年11月25日発行】 ~開発避け既存施設の活用を~ 最近、国内のある地域に一ヶ月以上滞在する「国内ロングステイ」や「二地域居住」といったライフスタイルが注目されつつある。  「ロングステイ」は外国のロングバケ[…]

ニート世代の就職

毎日新聞No.209 【平成17年11月11日発行】 ~少年よ、動機を抱け~ 最近、「ニート(NEET)」(無職であり、教育機関へ所属せず、就労活動をしていない15~34歳の未婚の者)という単語に定着感が出てきた。この単語はもともと英国生ま[…]

『Yafo Mag』創刊準備号「2007年問題」

 団塊世代の退職による労働力減少問題とこの世代の持つノウハウが消失する問題。団塊の世代で一番数が多いのが、戦後間近の昭和22(1947)年生まれで、彼(女)らが60歳の定年を迎えるのが2007年である。IT業界では、基幹系システムを長年開発[…]

公共サービスの行方

毎日新聞No.208 【平成17年10月28日発行】 ~民間開放の裏側にある責務~ このところの行政のあり方を巡る議論の主流は、小さな政府、そして「民間にできることは民間に」というものである。民間資金を利用したPFI(プライベート・ファイナ[…]

人口減少社会での都市再生へ

毎日新聞No.207 【平成17年10月14日発行】 ~公共施設の市民利用推進~ 日本の人口は2006年をピークに減少する。また、日本は欧米諸国の中で最も高齢化率が高く、高齢化のスピードも急激である。高齢単独世帯が増えることから、世帯総数は[…]

県立博物館「かいじあむ」オープン

毎日新聞No.206 【平成17年9月30日発行】 ~豊かな生活を演出する拠点~開館企画展は「祭り」 10月15日(土)県立博物館「かいじあむ」がオープンする。「山梨の自然と人」を基本テーマにしたミュージアムの開館企画展は「祭り」。「当国一[…]

団塊の世代の定年

毎日新聞No.205 【平成17年9月16日発行】 ~2007年問題による悲観視は禁物 地域活性化への貢献も期待 ~ 団塊の世代(1947~49年生まれ)が2007年から定年年齢(60歳)に到達する。  この団塊の世代の定年をめぐっては、短[…]

もう一つの合計特殊出生率

毎日新聞No.204 【平成17年9月2日発行】 ~晩産と10代出産の増加 きめ細かな支援必要~ 先ごろ、厚生労働省は04年の「1人の女性が一生涯に生む子どもの数の推計(合計特殊出生率)」を1.29と発表した。この数字は一昨年と同様で、低下[…]

地域アイデンティティーの確立

毎日新聞No.203 【平成17年8月19日発行】 ~自治体と民間が「協働」 伝統を守る・創る ~ 先月13日~15日にかけて、国産ぶどうのみで造ったワインを対象としたコンクール、ジャパン・ワイン・コンペティションが開かれた。3年目の今年は[…]

7月から愛知で世界選手権 競技通じ自然と共生考える

毎日新聞No.202 【平成17年8月5日発行】 ~山梨ゆかりのオリエンテーリング~ 二一世紀最初の万博である「愛・地球博」が開催されている。入場者数は一千三百万人を超した。世界各国の多くの情報が発信されている愛知で、八月七日からもうひとつ[…]

行政は優先的な取組で負の遺産から決別を

毎日新聞No.201 【平成17年7月29日発行】 ~アスベスト問題に寄せて~ 忘れかけていたアスベストの問題が、メーカーの情報公開を機に再び大きくクローズアップされている。アスベストは、過去幾度となく社会的問題として関心を集め、報道の沈静[…]

魅力的な地域資源づくり

毎日新聞No.200 【平成17年7月12日発行】 ~住民の努力が不可欠~ 6月半ば、身延町一色地区を訪れた。この地区を流れる一色川周辺は「ホタルの里」として、県内でも有数のホタルの名所として知られている。そしてこの川の1km以上にわたる範[…]

きちんとしかる

毎日新聞No.199 【平成17年6月24日発行】 ~「駄目」と理解させること~ 昨今、青少年の非行化とその低年齢化が問題視されている。教育現場においては学級崩壊が進み、教員の精神的ケアも必要となっている。平成16年度に内閣府が行った世論調[…]

集落営農で生き残れるか

毎日新聞No.198 【平成17年6月10日発行】 ~地域の外の力が必要~ 田植えを終えた水面が、初々しい緑を映している。夕暮れには、田を渡る風が頬をなでる。この情景をいつまでも残したいと思うのは私だけではないだろう。しかし、注意深く眺める[…]

地域循環型経済をどうつくるか

毎日新聞No.197 【平成17年5月27日発行】 ~分野超えたネットワークを~ 地球の長期的収容力から見ると、日本人、英国人、ドイツ人は一人当たり平均3倍、アメリカ人は実に6倍もの資源消費をしているという。地球上のすべての人間が日本人であ[…]

風格ある兜造り古民家群

毎日新聞No.196 【平成17年5月13日発行】 ~残したい芦川村の文化的景観~ 大型連休の初日、山梨総合研究所のメンバーで釈迦ヶ岳に登った。甲府から車で45分、鳥坂峠を越えると登山口の芦川村に着く。人口590人ほどのひっそりとした山間の[…]

街の魅力と地価

毎日新聞No.195 【平成17年4月22日発行】 ~住んでみたい街甲府への第一歩~ 3月24日、平成17年度の地価公示が発表された。全国的に地価下落は続いているものの、下落幅は低下し、下げ止まりも見え始めている。地方都市でも、駅前などでは[…]

若者よチャレンジを

毎日新聞No.194 【平成17年4月8日発行】 ~職に就くということ~ 1日、県内の各企業や官公庁では入社式や新規採用職員の辞令交付式が行われた。一目でそれと分かる新入社員の姿は初々しい。一方「ジョブカフェやまなし」が県民情報プラザ1階に[…]

行政の顧客「2つの住民」

毎日新聞No.193 【平成17年3月25日発行】 ~サービス受け手と納税者~ ライブドア社と放送局(ニッポン放送・フジテレビジョン)との間で繰り広げられる企業買収合戦は、いま一大関心事となっている。ライブドア社の一連の行動は、企業買収に関[…]

観光のジレンマ

毎日新聞No.192 【平成17年3月11日発行】 ~成長を管理する政策~ 観光振興に対する関心は非常に高い。政府でも、「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2002」(平成14年6月25日閣議決定)に基づき、ビジット・ジャパン・キャンペ[…]

変わる公共図書館の姿

毎日新聞No.191 【平成17年2月25日発行】 ~誰もが利用しやすい図書館を~ 最近仕事の関係で県内外のいくつかの公共図書館を訪れたが、昔と比べ資料の種類や設備、サービスが相当変化していると感じた。公共図書館といえば、従来本を読んだり借[…]

伝統文化の保存

毎日新聞No.190 【平成17年2月14日発行】 ~ふるさとの昔を学ぼう~ 「大神さん」から「十日市」、「厄地蔵さん」へと続く一連の祭りが過ぎると、甲府盆地にも春の足音がだんだん近づいてくる。  祭りは常に季節とともにあり、ふるさとを離れ[…]

甲州民家の保存

毎日新聞No.189 【平成17年1月28日発行】 ~地域の宝もの探そう~ 山梨県の伝統的な民家は「甲州民家」と呼ばれ、際立った特徴があることが分かってきた。甲州民家には3つのタイプがあり①八代家(北杜市)に代表される入母屋造り②郡内地方な[…]

本当のプロが求められる時代

毎日新聞No.188 【平成17年1月14日発行】 ~必要な中庸の理念~ 4月のペイオフ全面解禁を控え預金者の自己責任があちこちで言いはやされているが、自己責任という座りの良い言葉の影で、プロの責任や自負心がないがしろにされていないだろうか[…]

中国の工業団地

毎日新聞No.187 【平成16年12月10日発行】 ~違法開発に注意~ 大企業から中堅・中小企業まで、様々な業種で、日本企業の中国シフトが続いている。製造業の場合、開発区以外の場所で工場を確保する例も見られるが、大半は開発区に入居し、工場[…]

「モノづくりとコトおこし」

毎日新聞No.186 【平成16年11月26日発行】 ~世に出す舞台作りに力を~ 先日、加賀市の大幸甚市長から「九谷茶会」へお招きをいただいた。加賀百万石前田藩の第三代藩主利常は三男利治に分封を願い出て許され、加賀市一帯を統治する大聖寺藩1[…]

自然観光

毎日新聞No.185 【平成16年11月12日発行】 ~集客優先からの脱却~ 十月最終日曜日、雨天の合間を縫って紅葉の西沢渓谷を散策した。見ごろを迎えた紅葉の中の渓谷歩きは適度にハードで、秋の一日を存分に楽しむことができた。  西沢渓谷では[…]