ブックタイトル山梨発の地方創生に向けて 公益財団法人山梨総合研究所 創立20周年記念誌

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概要

山梨発の地方創生に向けて 公益財団法人山梨総合研究所 創立20周年記念誌

96山梨総研を卒業して、早6年が経過した。この間、再生可能エネルギー、環境影響評価、自然公園といった県の環境施策を担当してきたが、今年度、初めて観光部に異動になり、インバウンド観光の振興に取り組んでいる。私の仕事の柱の一つが、「地域限定特例通訳案内士」の養成だ。これは、通訳ガイドの都市部への偏在を解消し、地方で活躍するガイドを増やすことを目的とした制度で、山梨県も導入している。昨年は70 名の通訳ガイドが誕生し、今年も8月から9月にかけて養成研修を実施した。語学を活かして外国人をもてなしたい、山梨の良さを伝えたい、そんな思いを持って参加している受講者はみな熱心だ。老若男女、職業や立場も様々だが、目標は同じ。時間とともにお互いの距離が近くなり、連帯感のある充実した研修となっている。彼らの客となる訪日外国人の数が、山梨では富士山周辺を中心に増加している。全国的に見ても、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを控え、今後も順調に増えていくと予想されている。変化は数だけではない。団体旅行から個人旅行へとシフトし、もっと深く知り、本物を実際に体験したい、そんな要望が増えている。それに応える通訳ガイドの需要は潜在的に大きいと思われ、実際に、様々な形で活躍するガイドも増えている。だが、もっと活用されてよいはずである。どうしたら外国人が気軽にガイドを依頼するようになるか。需要を更に喚起し、活躍の機会を創出していくこと。それが私の使命の一つである。山梨でガイドによるツアーが花を開き、外国人の日本観光の目玉の一つになっていく。そんなドラマチックな変化が山梨で起こることを夢見て、この大きな可能性を秘めた課題に知恵を絞っていきたい。通訳ガイドの可能性山梨県観光部国際観光交流課 国際観光振興監 依田 真司