ブックタイトル山梨発の地方創生に向けて 公益財団法人山梨総合研究所 創立20周年記念誌

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概要

山梨発の地方創生に向けて 公益財団法人山梨総合研究所 創立20周年記念誌

100山梨総合研究所が創立されて20 周年を迎える。この間、人口がピークアウトし、経済の低成長率がもはや当たり前となった。今日、欲しい家電は大型量販店で下見し、インターネットで購入する。そういえば、デジカメすら最近、使わなくなった。20 年前、人気のスポーツはまだまだ野球で、テレビでは毎日のように巨人戦が放映されていた。世の中の変化は本当に目まぐるしく、正解が見えにくい、安心が得られにくい、多くの人にとっては、勝ち逃げが難しい時代になったと思う。例えば、将来、自分の子供にはどのような職業に就いて欲しいかと聞かれ、自信をもって回答できる人はごくごく少ないのではないかと思う。この夏、上司の計らいで中国に進出した日本企業の現地工場(深?、東莞、広州)を視察する機会を得た。彼らは、常に結果を求められ、日々、1秒1秒の作業工程を見直し、改善を繰り返している。そして、そこには必ずといっていいほど、誰の目にも分かるように、明確な目標が掲げられていた。この先の10年、山梨の目標は何だろう?その答えを提案できるような山梨総合研究所がかっこいいと思う。子供たちには生まれ育った山梨の役に立つような人となってもらいたい。近い将来、「山梨は十分に間に合っています」と胸を張っていえるような地域であるよう、毎日の積み重ねを行っていきたい。時代の変化を考える山梨総合研究所 主任研究員 相川 喜代弘山梨総合研究所の20 年が平坦な道のりではなかったことは想像に難くありません。まずもって諸先輩方に感謝申し上げます。今回を機に、平成10年の創設時から平成28 年度までの受託事業についてまとめたところ、受託件数は計659件、年平均では35 件でした。受託事業を「地域・まちづくり」、「生活・福祉・教育」、「産業・労働」、「情報通信・科学技術」、「観光・交通」、「環境・その他」の6分野に分けると、受託件数が最も多かった分野は「地域・まちづくり」で200 件、次いで「生活・福祉・教育」(170 件)、「産業・労働」(123 件)となっています。各年度の分野別受託トップは下の表の通りです。派遣研究員の専門分野により受託内容にも多少の差は出るものの、仕事の中心は「地域・まちづくり」→「観光・交通」→「生活・福祉・教育」→「産業・労働」と変遷しています。「地域・まちづくり」分野の受託の伸びは、「平成の大合併」がけん引しました。「観光・交通」は観光立国推進基本法の制定に伴う受託が要因でしょうか。「生活・福祉・教育」は介護保険事業計画や子ども・子育て支援計画などによるものが多く、「産業・労働」分野では、六次産業化、産業人材育成などが目立ち、人口減少社会の中、持続可能な地域づくりに取り組む行政や団体の姿が受託事業から垣間見えます。当方はプロパー職員として研究員4年目。人工知能が事象を分析する時代にシンクタンクに求められる役割は何か。そんなことを考えながら日々精進したいと考えています。時代とともに山梨総合研究所 主任研究員 渡辺 たま緒年度受託件数割合 第1位分野 平成10-20年度(11年間) 地域・まちづくり 平成21,22年度( 2年間) 観光・交通 平成23-26年度( 4年間) 生活・福祉・教育 平成27,28年度( 2年間) 産業・労働