ブックタイトル山梨発の地方創生に向けて 公益財団法人山梨総合研究所 創立20周年記念誌

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概要

山梨発の地方創生に向けて 公益財団法人山梨総合研究所 創立20周年記念誌

32この度、(公財)山梨総合研究所様が創立20 周年を迎えられましたこと、心からお慶び申し上げます。県内初のシンクタンクとして、創立以来、地域の振興に貢献を続けておられますが、地方創生の時代、貴所への期待は一段と高まっているものと思われます。ますますのご発展を心から祈念いたしております。さて私共中小企業診断協会(全国会)は、昭和23 年11月4日の中小企業診断制度発足後、中小企業診断士の資質向上とともに、中小企業の振興と地域活性化の一翼を担うことを目的に設立されました。全国協会では、創立60 周年を新たなスタートと位置付け、平成28 年度には、診断士制度発足の11月4日を「中小企業診断士の日」と定め、この日の前後に全国の地域協会主催による様々なイベントを開催しています。私共、(一社)山梨県中小企業診断士協会は、平成26 年4月に法人化し、全国協会の支部組織から独立した組織へと衣替えをし、今年で4年目を迎えております。アベノミクスの展開の中で、地域活性化には中小・小規模企業の振興が不可欠との考えが改めてクローズアップされ、私共協会も、関係機関の皆様との連携の下、活動の場を広げさせていただいております。中小企業診断士に期待される業務も、環境の変化や国の施策に伴い変化を続けています。3~4 年前は、厳しい状況にある中小企業の経営改善支援が重要なテーマでしたが、その後、投資を前提とした経営計画の策定支援、さらに創業支援などと、範囲が拡大してきております。今年度の中小企業支援策を見ますと、重点施策のひとつとして、事業承継が取り上げられています。今後5年間を集中支援期間として位置付け、関係者が一体となって支援する仕組みが展開されています。事業承継問題は、後継者不在が深刻であり、先行きの見通しの厳しさや、進めるにあたっては、個人資産や家族関係等デリケートな部分が含まれていることもあり、承継の準備が遅れているのが実態です。わが国の殆どを占める中小企業の事業承継がスムースに行われるか否かは、その企業だけの問題ではなく、地域経済にとっても極めて重要な問題です。様々な支援機関や金融機関等の連携、各専門家の協力等地域が一体となっての支援の必要性を強く感じております。中小企業経営者に寄り添う中小企業診断士が、経営を軸に事業承継支援のコーディネータ役を担うことができればと考えております。中小企業診断協会では、ブランド戦略のひとつとして、診断士バッジをリニューアルしました。新しいバッジは、羅針盤をモチーフにしたものであり、中小企業の輝かしい未来を指し示す【中小企業診断士の使命】を表現しています。中小企業経営者に寄り添い、輝く未来作りのお手伝いをするという使命に向けて、山梨県中小企業診断士協会も微力を尽くす所存です。地域振興をともに目指す機関として、山梨総合研究所様と、一層の情報交換と連携を取らせていただき、地域貢献のお役に立ちたいと考えております。地域活性化に向けての中小企業診断士の役割一般社団法人山梨県中小企業診断士協会 会長 小口 一策