ブックタイトル山梨発の地方創生に向けて 公益財団法人山梨総合研究所 創立20周年記念誌

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概要

山梨発の地方創生に向けて 公益財団法人山梨総合研究所 創立20周年記念誌

44早いもので、2017 シーズンもリーグ戦終盤を迎え、残念ながら昨年同様、苦戦が続いています。しかし、「皆様と苦楽を共にする」ことを喜びとしてJ1リーグを闘い、日々の地域での活動に励んでいます。この様にポジティブな気持ちになれるのは、山梨県民の皆様から育んで頂いた「地域に根差したプロスポーツクラブの一員だから」であり、ヴァンフォーレ甲府が世界に誇ることができる唯一の強みであると考えています。現在のヴァンフォーレ甲府は、この強みを活用して「何とか山梨県民の皆さんのお役に立ちたい」という思いから、山梨県との包括連携協定に基づき、地域活性化に対する積極的な活動を展開しています。勿論、ヴァンフォーレ甲府は「サッカークラブ」であり、サッカーを通じた取り組みが基本になります。また、サッカーは、いうまでも無く、性別や世代を超えた国際的な競技であり、県内においては、サッカークラブとしての役割だけではなく、観光促進や県産物のPR活動、選手を中心とした社会貢献活動等による賑わい創りに貢献してきました。しかし、今後は、単なるスポーツクラブという位置づけだけではなく、県内外において社会問題や行政課題に取り組むファシリテーターとして、国際交流等におけるコンテンツとして、更には、スポーツ交流による県内経済の潤滑油や起爆剤としての一翼を担うべく、活動を展開する必要があります。特に、本年4月から、一般社団法人の活動を本格化させ、子供たちへのサッカー指導は勿論のこと、運動づくりや発育と発達期を十分に意識した走り方教室等、また、従来どおり高齢者の方々を対象にした健康教室や障がいを持たれている方々へのソーシャルフットボール等を積極的に実施しているところであり、山梨県内の老若男女と共に地域活性化に努めているところです。そして、未来に向かっては、山梨大学医学部との連携による新規事業やアジア諸国との連携による国際交流事業、また、サッカーを活用したスポーツ交流による観光事業の拡大を図ることが出来ればと考えています。また、本格的なスポーツを通じた経済活性化、地域活性化を実現する基盤として、現在検討されている「総合球技場建設」の早期実現に大きな期待を寄せているところです。これまで、スポーツは教育的側面に重点が置かれていたこともあり、成長産業になりうるものとして認知が低かったのですが、今後は、地域における産業としてのスポーツは、小売、興行、建設、観光、雇用、メディア、地域経済の様々な分野を活性化する可能性があり、「総合球技場」は、山梨県とヴァンフォーレ甲府の価値を国内外へ高め、地域経済の集積効果や活性化、また持続的成長をもたらすことに繋がる「新しい公益の実現」を図るために必要な基盤であると考えています。私たちヴァンフォーレ甲府は、山梨県民の皆様と共に、引き続きサッカーを中心として「スポーツと教育立県」を目指し、エキサイティングな日常を提供して、地域住民の皆様のアイデンティティの形成と地元への愛着の醸成に寄与すべく努力するつもりです。そして、最後になりますが、貴財団の創立20 周年に対するご祝辞と今後、益々ご発展されますことを心からお祈り致します。ヴァンフォーレ甲府における地域活性化に対する取り組み株式会社ヴァンフォーレ山梨スポーツクラブ 副社長兼ゼネラルマネージャー 佐久間 悟