ブックタイトル山梨発の地方創生に向けて 公益財団法人山梨総合研究所 創立20周年記念誌

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概要

山梨発の地方創生に向けて 公益財団法人山梨総合研究所 創立20周年記念誌

20th Anniversary65財団法人山梨総合研究所の創立20 周年を心からお祝い申し上げます。県内唯一の地域シンクタンクとして、地域から未来を考え、建設的な提言を積み上げてこられたことに深く敬意を表するとともに、今後も地域の豊かな未来を拓くために益々その手腕を発揮されますよう、ご期待申し上げます。ところで、山梨学院も昨年、創立70 周年を迎えることができました。今後も個性派私学としてのオリジナリティを追求しながら、地方に存立する学園として「地域文化の創造拠点」を学園づくりの目標に掲げ、存在感のある、地域から愛される学園づくりに全学を挙げて挑戦していく所存です。地域密着型の学園を目指す本学が、これまで地域活性化のためにどんな取り組みをしてきたか、そのいくつかを挙げてみたいと思います。① 地域に開かれたキャンパスづくり門も壁もない美しいキャンパスは本学の誇りです。四季折々を彩る樹木や様々なモニュメントが、ここに行き交う人々を静かに見守っています。② 地域コミュニティ放送局FM甲府の開局キャンパスに全国初のコミュニティFM局を開局して20 年になります。これからも地域の情報発信基地として、文化を発信するお手伝いができればと願っています。楽しい子育て番組や若者文化の発信、防災情報や災害時の生活情報を伝える準備にも力を注いで参ります。③ 本学の教育的資源を活かした地域貢献活動「やまなし学研究」や「ワイン講座」の展開、「地方創生推進事業」等の支援を進める生涯学習センターをはじめ、ローカル・ガバナンス研究センター、経営学研究センターなど、本学の教育的資源を活かした地域貢献活動は、産業・福祉・教育・文化など多岐にわたっています。今後も地域に根ざす学習・研究拠点としてお役に立ちたいと願っています。④ カレッジスポーツ・文化活動の振興スポーツや文化活動には、笑顔を育む力、希望をもたらす力、人々を感動させ結び付ける力があります。本学では、学園全体の推進力としてカレッジスポーツの振興に力を入れています。アスリートとしての競技力向上だけでなく、地域スポーツの振興、清掃活動や地域行事への参加、地域の子どもたちとの交流等を通して地域とのコミュニケーションを深めています。また、『古事記』『日本書紀』の逸話を踏まえ、酒折宮が連歌発祥の地であることに因んで地域文化を掘り起こし、文学の振興、連歌の普及を目指して「酒折連歌賞」を創設しました。この山梨発の文芸の広がりを期待しています。⑤ JR酒折駅及びその周辺地域の発展促進期成会の活動よりよい地域づくりに住民の声と理解は欠かせません。酒折駅南北自由通路建設促進期成会に端を発したこの会は、酒折駅周辺地域の自治会、関係団体及び近隣学校の代表者をもって組織され、甲府市東部地区の発展について協議を重ねています。⑥ 十郎川緑地公園、甲斐の古道起点公園の整備十郎川緑地公園については、県や市、地権者等の協力を得ながら、創立70 周年の記念事業の一環として整備され、地域住民の憩いの場として開放されています。甲斐の古道起点公園の整備についてはこれからですが、『甲斐國志』によると酒折の地が甲斐九筋の起点とされたことから、地域文化の交流やウォーキング・フットパスの拠点として整備し、酒折連歌の普及と相まって、甲府市東部のまちおこしやふるさとの活性化につなげていければと考えています。地域文化の創造拠点を目指して山梨学院大学  理事長・学長 古屋 忠彦