ブックタイトル山梨発の地方創生に向けて 公益財団法人山梨総合研究所 創立20周年記念誌

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概要

山梨発の地方創生に向けて 公益財団法人山梨総合研究所 創立20周年記念誌

20th Anniversary67山梨総合研究所は、平成10年の創立以来、山梨県の豊かな未来を切り開くことを目的に、地域における経済・環境・教育・文化・福祉などの政策諸課題を調査研究し、県、市町村、企業、各種団体等に提言するとともに、本県を担う人材の育成に努めてこられました。本年創立20周年を迎えられ、今後も新藤久和新理事長の下、新体制で目的達成に取り組まれることを心からお祝い申し上げ、一層の成果を期待致します。山梨県総合理工学研究機構(総理研)は、平成27年のノーベル生理学・医学賞を受賞された大村智先生が、今から12年以上前に県の要請に応えて創立に尽力され、平成17 年4月に創立されました。初代総長に就任された大村智先生は、総理研の創立目的について、「本県県立の試験研究機関(現在8施設あります)が有する人的資源や研究施設、研究の成果を横断的、有機的にネットワーク化させることによって、個々の試験研究機関では取り組み難い領域での新技術や新産業の創出に結びつく研究開発を目指すこと」と述べておられます。さらに、「各試験研究機関同士、或いは産学官の連携を通じての異分野間の人的交流は、知的触発や研究者同士の切磋琢磨を促し、潜在能力を引き出すとともに競争的な研究者を育てる土壌になるものと思います。また、各試験研究機関は、基礎的・先導的研究や政策ニーズ(県政課題)に沿った具体的な目標を掲げた体系的・総合的な研究開発を行い、創出された研究成果を効果的に普及・実用化し県民に還元出来る地域貢献型の公設試験研究機関を目指すべきと考えています。」とも述べておられます。すなわち総理研は、各県立試験研究機関が遂行する研究の質の向上のために研究マネジメント・研究コーディネート機能を発揮し、得られた成果を本県地域産業の振興と県民生活の向上に役立てることを目指しています。従って、「山梨県の豊かな未来を切り開く」という一点において、山梨総合研究所と総理研とは目的を同じくしています。山梨総合研究所は、地域社会が抱える諸課題の解決に向けて、幅広く調査・研究を進めておられます。そのような調査・研究を通じて、山梨県の試験研究機関が優先して取り組むべき研究課題等について御指導、御教示を戴ければ幸甚に存じます。私は山梨大学に在籍中、新藤理事長と協働で大学の管理運営に携わるという貴重な体験をさせて戴きました。この体験を通じ、新藤理事長が郷土山梨を心から大切にしておられること、ならびにご専門の情報学、統計科学、品質管理に関する知識を活かして大学の管理運営に卓越した能力を示されたことを良く存じ上げております。それ故、新藤理事長は山梨総合研究所においても、本県が直面する多くの喫緊の要事に優先順位をつけて調査、研究を推進され、関連部局に迅速に解決策を提言されるものと確信しております。新藤理事長の下、山梨総合研究所がその機能を強化され、山梨県の豊かな未来を切り開いていかれることを念願し、簡単ですが祝辞とさせていただきます。山梨総合研究所の創立20周年をお祝いして山梨県総合理工学研究機構 総長 前田 秀一郎