ブックタイトル山梨発の地方創生に向けて 公益財団法人山梨総合研究所 創立20周年記念誌

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概要

山梨発の地方創生に向けて 公益財団法人山梨総合研究所 創立20周年記念誌

4山梨総合研究所の創立20 周年にあたり地方シンクタンク協議会を代表して心からお祝い申し上げます。協議会の活動に多大の御貢献を賜っており、有難うございます。21 世紀の課題はこれまで蓄積してきた研究と活動が地域再生に役立てていく時代でシンクタンクの役割は今まで以上に大きなものがあります。特に地域の新しい公として地域を構成する関係機関や組織を連携した地域の態勢を構築し実践していく上で、その中核としての推進役を期待されています。私は、2 5 年間、山梨大学で講義を担当させて頂き、甲府市を訪問して、その素晴らしい自然環境や社会資本・文化資本の蓄積と暮らしやすい地域特性には驚嘆してきました。グローバル化と共に個性と特徴を持った産業・生活圏が生きる時代の到来です。全国の地域づくりの取組みから地域を活性化するモデルが見えてきています。これまでの20 年間の研究と地域活動を活かして30 周年に向かって、更なる飛躍を目指す取組みをご期待申し上げます。私は全国の地域活性化の取組みからどの地域でも取組みによっては地域活性化は可能になってきていると確信するようになりました。取組みで成功的に進んでいる地域は4つの要素が総合して有機的に結合し取組みが進行していると考えています。地域活性化力を定式化すると、地域活性化力=危機感(情熱)×人・組織化×地域資源×市場対応さらに、地域事業を支援するシステムとして、事業支援態勢力=事業資金×制度活用×財政(税制)×支援者、です。危機感や情熱を持った人が集まり、対応を話し合い、活動を組織化して地域にある地域資源を発掘し、磨き上げて、商品化(生産品)し、それを発信し、市場に流通させて経済的価値を創造し、雇用と経済効果や豊かさをもたらす取組みに具体化していくならば地域経済面だけでなく暮らしやライフスタイルという生活面での活性化がもたらされ、地域活性化が具体的されます。取り組んだ事業を応援・支援する支援のシステムを構築していくモデル化も、持続・継続を目指す面からも大切な取組みです。地域の構成員がお互いに連携し支援していく取組みを併せて行っていくことによって、より確実に堅実に地域の創生が定着していきます。事業を確実に持続させていくためには事業資金や各種の制度の活用や税財政と地域の構成員と行政の応援・支援の取組みが大切です。貴研究所は素晴らしい人的資源・研究実績・関係機関との連携実績を総合して、地域のリーダー役・コーディネーター役を果たしていかれることを期待しています。まさに、積極的に地域創生を牽引していく取組みの先頭に立って頂きたいと切に願っています。それらの取組みが山梨モデルとして具現化していかれることを願っています。全国のシンクタンクが横に連携して前進していきましょう。皆様のご健勝とご活躍を祈ります。地域活性化の山梨モデルの発信に期待する地方シンクタンク協議会 代表幹事 金井 萬造