ブックタイトル山梨発の地方創生に向けて 公益財団法人山梨総合研究所 創立20周年記念誌

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概要

山梨発の地方創生に向けて 公益財団法人山梨総合研究所 創立20周年記念誌

90山梨総研創立20 周年誠におめでとうございます。財団の歴史の一端を共有させていただいた者として、たいへん嬉しく思います。さて、今や地方自治体は、人口減少社会の荒海で海図なき航海を強いられています。中には、半ば諦観の境地でエンジンを切って波間にたゆたうばかりの自治体すらあるのではと、空恐ろしさも感じます。こうした中、山梨総研が世の中からますます必要とされる存在になってきていることは言をまちません。私個人が総研でお世話になっていた折には、「船体の修繕」や「船員への食糧供給」といった、短期的ニーズに寄り添う型の仕事の仕方に終始していたように(反省を込めて)思いますが、時代は総研に海図の作成や灯台の建設を求めているように思えてなりません。 創立30周年に向けまして、総研がますます地域シンクタンクとしての真価を発揮され、自治体の救世主とならんことを御期待申し上げ、また祈念致しております。山梨総研に期待すること山梨県総務部行政経営管理課 中村 直樹郷土愛から地域愛へ山梨市役所財政課 主査 中沢 敏「子供がいなくなって淋しい」と言っている方々がいました。小学校が統合し閉校してしまった地域でした。そこで、青少年育成連絡協議会が主催し、地域の皆さんの協力による「お祭り」が開催されました。当日は、あいにくの天気にもかかわらず、たくさんの子供や若いご家族が参加していました。確かに、以前に比べて少なくなったのかもしれません。しかし、その地域には子供や若い人は間違いなく「いる」のです。このお祭りを通して、久しぶりに子供の笑い声を聞いて、みんなが楽しんでいる顔を見た大人達が元気になり、人のつながりを再確認することで、地域に元気が戻ることでしょう。高齢者のために、定期的に大型車を使い、希望する皆さんとの買い物を実施している地域があります。費用は全て自治会が負担しています。ボタンひとつで必要なものがすぐに届くこの時代に、実物を見て選ぶことや、一緒に集まり会話することの楽しさが、介護予防につながることにも期待しての活動だそうです。自治体の存続には、地域の協力が必要となるでしょう。それも個々人だけではなく、区や組といった小さい単位、「コミュニティ」の力がとても大切になります。もちろん今後も行政が責任をもって行うことは沢山あります。その一方で、以前から地域にお手伝いいただいていることも様々ありました。少子化や高齢化により地域の力が小さくなっていることもあるでしょう。しかし、だからこそ、皆さんの力をまとめ、これからも行政と協力して助け合ってほしいと思います。地域活動への自発的な参加や継続的な支えあいなど、皆さんの心のあたたかさで、これからも山梨が盛り上がっていくことに期待します。