研修報告■女性管理職候補研修「やまなし女性Miraiクエスト」2024.7.24


山梨総合研究所では、本年度、女性管理職候補研修「やまなし女性Miraiクエスト」を実施しています。研修内容などをお伝えします。 

当財団では、本年度、山梨県男女共同参画・外国人活躍推進課からの受託事業として、女性管理職候補者向け研修「やまなし女性Miraiクエスト」を実施しています。
県内16社の企業から推薦された女性管理職候補18人が、4回の研修及び中間交流会、成果発表会の全6回のプログラムを通じて自分らしいリーダーシップスタイルを確立し、キャリアを発展させるための学びを行います。また、参加者がそれぞれ自社で取り組むプロジェクトを企画・実行する「自社プロジェクト」を並行して進め、企業における意識改革、社内体制の整備、女性自身の管理職登用に向けた意識向上なども目指します。

第1回研修を実施しました!


第1回:7月24日 場所:やまなし地域づくり交流センター

「マインドセット」

第1回では、参加者が「管理職とは何か」を改めて考え、自分の強みを活かして将来のリーダー像を描くための基礎を学びました。株式会社リクルート ジョブズリサーチセンターのセンター長 宇佐川邦子氏を講師に迎え、管理職の役割やリーダーシップの重要性について実践的な内容が展開されました。

研修内容:

  • 管理職とは?リーダーとは?
    管理職とリーダーの違いを明確にし、部下の育成やチームのマネジメントにおける重要性を学びました。
  • 強みを活かす自己分析
    自分自身の強みや弱みを洗い出し、それをどのようにリーダーシップに活かすかを探求しました。成果を上げつつ、チームのモチベーションを高めることができる「「PM理論(目標達成機能と集団維持機能のバランス)」を学び、チェックシートから目標達成力を縦軸、集団維持力を横軸にとった大きく4つのリーダーシップスタイルのうち、自身がどのリーダー要素があるかを確認しました。
  • 自分の強みと弱みを知る
    ワークショップを通じて、自分の強みや弱みを分析し、管理職としてどのような能力を伸ばすべきかを考えました。また、3年後に目指すリーダー像を描き、そのために必要なスキルを洗い出しました。

 

研修の様子1
研修の様子2

 

第2回では「キャリアビジョン」をテーマに、管理職としての自分の将来像を具体的に描く内容となっています。引き続き、参加者は自分自身のリーダーシップを磨き、次世代の女性リーダーとしての準備を進めていきます。
参加者は、企業から推薦された方々であるため、本人にとっては「いきなり連れて来られた空間」に戸惑い、緊張した面持ちでしたが、企業に少しでも効果を持ち帰ろうと熱心に耳を傾けていました。
今後の研修では、キャリアビジョンの具体化や、リーダーシップスキルをさらに深める内容が予定され、自分の強みを活かしながら、管理職として成長するための道筋を見つけていきます。
事務局としても、今後の成長を全力で応援していきたいと思います。
ちなみに事務局・渡辺の「PM型」は、「仲良しクラブのリーダー(pM型)」で、「人望はあるが成果が上がらない」と出ましたが、同僚に言わせると、私は「軍隊式リーダー(Pm型)」だそうです。自分が考えているやり方と周囲の受け取る感覚も違うのですね。


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