研修報告■女性管理職候補研修「やまなし女性Miraiクエスト」2024.8.20
山梨総合研究所では、本年度、女性管理職候補研修「やまなし女性Miraiクエスト」を実施しています。研修内容などをお伝えします。
当財団では、本年度、山梨県男女共同参画・外国人活躍推進課からの受託事業として、女性管理職候補者向け研修「やまなし女性Miraiクエスト」を実施しています。
県内16社の企業から推薦された女性管理職候補18人が、4回の研修及び中間交流会、成果発表会の全6回のプログラムを通じて自分らしいリーダーシップスタイルを確立し、キャリアを発展させるための学びを行います。また、参加者がそれぞれ自社で取り組むプロジェクトを企画・実行する「自社プロジェクト」を並行して進め、企業における意識改革、社内体制の整備、女性自身の管理職登用に向けた意識向上なども目指します。
第2回研修を実施しました!
第2回:8月20日 場所:ぴゅあ総合
「キャリアビジョンとコミュニケーションスキル」
第2回は、参加者が管理職になった自分を想像し、どのようなリーダーになりたいかを具体的に描き出すためのステップが進められました。さらに、リーダーとして不可欠なコミュニケーションスキルの向上に焦点を当て、相手との効果的な意思疎通方法を学びました。
研修内容:
- キャリアビジョンの形成
自分の強みを活かし、組織や社会からの期待に応えるリーダー像を描きました。また、参加者は自分自身の「ありたい姿」と現状とのギャップを整理し、それを埋めるための具体的な取組を考案しました。 - PM理論とリーダーシップの振り返り
前回学んだ「PM理論(目標達成機能と集団維持機能のバランス)」をもとに、リーダーとして求められる役割を確認し、さまざまなリーダーシップスタイルを再度理解しました。 - コミュニケーションスキルの向上
「コミュニケーションスキル ソーシャルスタイル理論」を用いて、自分や他者のコミュニケーションスタイルを理解し、それに応じた効果的なコミュニケーション方法を習得しました。特に「伝える力」「聴く力」「共感力」の3つの要素に注目し、実際のリーダーシップ場面で役立つスキルを強化しました。 - プロジェクト設計
自社で進めるプロジェクトの設計方法も学び、各自の職場でプロジェクトを推進するための計画を立てました。PDCAサイクルやSMART目標設定などのフレームワークを用い、プロジェクトを効果的に管理・推進する方法を習得しました。
今回は、リーダーとなるうえで避けて通れない「コミュニケーションスキル」がテーマだったこともあり、第1回以上に熱心に取り組む姿が見られました。「思考派」、「行動派」、「協調派」、「感覚派」の4タイプのうち自身が当てはまるタイプをチェックした際は、会場から納得したような声が挙がるとともに、姿勢、表情、話し方、手の動きから上司(や部下)が感情的か、論理(思考)的かを見極め、対処方法を学ぶHow to講座もあり、楽しみながら進めていました。
今後、参加者が自社で進めるプロジェクトの企画提案審査会(8月29日)を経て、いよいよ自社プロジェクトが始動します!
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