VOL.110 「26周年」
26周年
Jリーグは、1993年5月15日に開幕してから、2019年で26周年を迎えている。
サッカーといえば、ワールドカップ時に俄かファンと化すだけの私であるが、Jリーグ職員の講義を聴講する機会があり、非常に心を動かされた。
今となっては壮大な成功物語に聞こえる26年間だが、その過程では、数々の挫折と失敗に直面しながらも、『大きな夢-Jリーグ理念*-』を諦めず、信じてやり抜いてきた方々のしなやかな強さがあったことを知った。
また、「試合はJリーグ活動の氷山の一角であり、その下に深く、深く、地域活動という氷塊がある」ということ、さらに、「サッカー文化は一定程度定着してきたかもしれないが、サッカーにあまり馴染みがない方々へどのように情報発信をしていくのかが課題である」とも話していた。
確かに自分自身を振り返ると、地元山梨に、Jリーグチームがあるという文化と歴史がありながらも『馴染みがない側』にいる。そこで、講義を聴講したという縁を大切にして、自分も含め、Jリーグにあまり馴染みがない山梨の方々に向けて以下のことを発信させていただきたい。
地元山梨にも関係者やサポーターの弛まぬ努力により支えられてきた『ヴァンフォーレ甲府という誇れる文化』があり、そしてこれからも支えていくのは、やはり地域である。
『熱くなれ!』(ヴァンフォーレ甲府 2019シーズン クラブスローガン)
* 参考 Jリーグ理念
一、日本サッカーの水準向上及びサッカーの普及促進
一、豊かなスポーツ文化の振興及び国民の心身の健全な発達への寄与
一、国際社会における交流及び親善への貢献
〔Jリーグ.jp(日本プロサッカーリーグ)HPより〕
山梨総合研究所 研究員 山本直子