YAFOメールマガジン VOL.120 2020年6月号


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◆◇◆ YAFOメールマガジン VOL.120 2020年6月号
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■■ インデックス
◆テーマ1
『地方創生の一助となる「体験型婚活」の可能性について』
【婚活de八ヶ岳推進委員会ファシリテーター 五味五感企画主宰
 帝京学園短期大学非常勤講師 五味 愛美】
◆テーマ2
『ヴァンフォーレ甲府が地域にもたらす幸福感 ~存続危機から20年を振り返る』
【山梨総合研究所主任研究員 鷹野 裕之】
◆研究員コラム 気になる数字『13人』
◆まちづくり情報 
◆気になるデータ・読み物
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◆テーマ1
『地方創生の一助となる「体験型婚活」の可能性について』
【婚活de八ヶ岳推進委員会ファシリテーター 五味五感企画主宰
 帝京学園短期大学非常勤講師 五味 愛美】
 環境教育を専門にし、幅広い活動に取り組む筆者が特に力を入れているのが、
山梨に住みたいと思う人を増やすことを目的の一つにした「体験型婚活」。
4人のスタッフで運営する「婚活de八ヶ岳推進委員会」は10年前に設立された
任意団体で、山梨県を中心に体験型婚活を年30回程度開催し、これまでに約200
組の成婚報告があるという。登山、トレッキングをはじめ、遺跡での縄文体験、
味噌づくり、乗馬など婚活としてはどれも内容がユニークで、全国的にも注目
を浴びており、最近はオンライン婚活にも取り組んでいる。県外からも講師派
遣依頼が数多い体験型婚活の取り組み内容を紹介する。
https://www.yafo.or.jp/2020/06/30/12524/

◆テーマ2
『ヴァンフォーレ甲府が地域にもたらす幸福感 ~存続危機から20年を振り返る』
【山梨総合研究所主任研究員 鷹野 裕之】
 6月27日にJ2リーグ戦を4カ月ぶりに再開したヴァンフォーレ甲府(VF甲府)。
新型コロナウイルス対策で再開初戦はリモートマッチ(無観客試合)を余儀なく
され、さらに7~8月は観客数制限試合が続く見通しで、入場料や広告収入など
クラブ経営への影響が心配される。昨年、19年ぶりに単年度赤字となり、J1復
帰と黒字経営復活の両立を目指すクラブにとって、今季は試練のシーズンとなる。
山梨日日新聞社編集局から4月に山梨総合研究所に出向した筆者は、クラブ存続
の危機が表面化した2000年前後の激動の4年余りをVF甲府の担当記者として密着
取材した。当時の地方自治専門誌に寄稿した内容を振り返り、VF甲府がその後い
かに地域に浸透し貢献してきたかを考察し、今季のピンチを乗り越えるヒントを
見いだしたい。
https://www.yafo.or.jp/2020/06/30/12502/

◆研究員コラム 気になる数字『13人』
 STAY HOMEの期間を皆さんはどのように過ごしただろうか。
 断捨離に励んだ方、料理にチャレンジした方、家族とのゆっくりとした時間を
楽しんだ方など、制約がある中でも「今できること」「今だからできること」を
探した期間だったのではないだろうか。他にも、人間関係や仕事への向き合い方
を見つめた方もいるかもしれない。
 そこで今回は、手前味噌で恐縮だが、山梨総合研究所の仕事への向き合い方を
紹介させていただきたい。当研究所は「地域シンクタンク」を標榜し、自治体の
多種多様な計画づくりの支援も行っている。13人とは、当研究所の職員数である。
少ない人数ではあるが、チーム力を活かして一つ一つの計画づくりに真剣に向き
合っている。
 以下は、誰よりも真剣にプロジェクトに向き合う同僚が、ある自治体への企画
提案書の中で想いを綴った文章の一部である。

『当研究所の研究員は全員が地元山梨の県民・県出身者であり、業務を請け負った
市町村には、必ずといってよいほど親族や知人が在住しています。その地に暮らす
人々の「顔」が見えるからこそ、どうしたらその人々を笑顔にできるのかを常に考
え続けます。計画書には、市町村に寄せる想いが宿ります。また、計画策定の過程
は子育ての感覚に近いかもしれません。その市町村の歴史、現況、課題を踏まえ、
官民の多様な意見を「計画」に落とし込んだ冊子には、愛おしさすら覚えます。い
くつもの計画に参画しても、納品のたびに、新たな子どもが巣立っていくような気
分になります。子の成長、巣立ちは親にとってうれしいものですが、計画の具現化
を見届ける責任を感じるとともに、身の引き締まる感覚にも襲われます。』

 計画策定はその最終的な内容とともに、関係者を巻きこむ策定プロセスも非常に
重要である。しかし、プロセスの成果は見えにくく、測りにくいことから、価格と
いう一律の物差しによって業者選定がなされることがほとんどである。仕事である
からには、当然コスト感覚は必要だが、コロナ禍により暮らし方や働き方が大きく
変化している今このときだからこそ、「自分たちにとって大切なことは何か」を見
つめなおす機会にできないだろうか。
(主任研究員 山本 直子)

◆まちづくり情報
・地方自治体における少子化対策の取組状況に関する調査(6/11 内閣府 公表)
 https://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/research/r01/jichitai/index.html
・新型コロナウイルス感染症を踏まえた災害対応のポイント(第1版、6/16 内閣府 公表)
 http://www.bousai.go.jp/pdf/covid19_tsuuchi.pdf
・統計でみる市区町村のすがた2020(6/22 総務省 公表)
 http://www.stat.go.jp/data/s-sugata/naiyou.html
・自治体情報セキュリティ対策の見直しについて(5/22 総務省 公表)
 https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01gyosei07_02000098.html
・全国財務局の地域連携事例集(令和元年度、6/15 財務省 公表)
 https://www.mof.go.jp/about_mof/zaimu/renkei/2019.htm
・新型コロナウイルス感染症に対応した持続的な学校運営のためのガイドライン(6/10 文部科学省 公表)
 https://www.mext.go.jp/a_menu/coronavirus/mext_00049.html
・令和2年版首都圏白書(6/16 国土交通省 公表)
 https://www.mlit.go.jp/report/press/toshi03_hh_000057.html
・教員のための防災教育ブックレット(風水害編、5/22 国土交通省 公表)
 https://www.mlit.go.jp/river/bousai/education/pdf/bousai-handbook.pdf
・無断伐採に係る都道府県調査結果について(6/23 林野庁 公表)
 https://www.rinya.maff.go.jp/j/press/keikaku/200623.html
・エビデンスに基づく政策形成の実践等に関する支援及び調査(6/12 経済産業省 公表)
 https://www.meti.go.jp/meti_lib/report/2019FY/000051.pdf
・高齢者の運転は危険なのか(5/26 参議院 公表)
 https://www.sangiin.go.jp/japanese/annai/chousa/keizai_prism/backnumber/r02pdf/202018701.pdf
・新型コロナウイルス感染症に伴う更なる地域経済対策に向けた緊急提言(5/25 全国知事会 公表)
 http://www.nga.gr.jp/ikkrwebBrowse/material/files/group/2/20200525%20saranaruchiikikeizaitaisakunimuketakinkyuteigen.pdf
・地方創生の危機突破・加速化に向けた提言(6/18 全国知事会 公表)
 http://www.nga.gr.jp/ikkrwebBrowse/material/files/group/2/chihousouseinokikitotupakasokukanimuketateigen.pdf
・提言「災害が激化する時代に地域社会の脆弱化をどう防ぐか」(5/26 日本学術会議 公表)
 http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-24-t289-2.pdf
・新型コロナ対策、国と地方の軋轢が示す地方分権の課題(5/27 日本経済研究センター 公表)
 https://www.jcer.or.jp/blog/tanakahideaki20200527.html
・児童館のための新型コロナウイルス感染症対策ガイドライン(6/10 一般財団法人児童健全育成推進財団 公表)
 https://www.jidoukan.or.jp/info/news/5d794e7b298b
・スポーツ活動の再開に向けて:日本および各国のガイドライン紹介(5/25 笹川スポーツ財団 公表)
 http://www.ssf.or.jp/topics/tabid/1958/Default.aspx
・新型コロナウイルス感染拡大による、暮らしや心の変化および旅行再開に向けての意識調査(5/28 JTB総合研究所 公表)
 https://www.tourism.jp/wp/wp-content/uploads/2020/05/covid19-tourism.pdf
・海外の観光地におけるコロナ対策:海外研究者からの情報提供より(6/2 公益財団法人日本交通公社 公表)
 https://www.jtb.or.jp/wp-content/uploads/2020/06/covid-19-world-destinationsJTBF_2020602.pdf
・令和元年度自然を活用した東京都版保育モデルに係る活動報告書およびリーフレット(6/4 東京都 公表)
 https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/kodomo/hoiku/shizenhoiku.html

◆気になるデータ・読み物
・景気動向指数(4月分、6/24 内閣府 公表)
 https://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/di/di.html
 →一致指数は、前月と比較して8.7ポイント下降し、3か月連続の下降。
・景気ウォッチャー調査(令和2年5月調査、6/8 内閣府 公表)
 https://www5.cao.go.jp/keizai3/2020/0608watcher/menu.html
 →新型コロナウイルス感染症の影響により、極めて厳しい状況にあるものの、悪化に歯止めがかかりつつある。
・月例経済報告(令和2年6月、6/19 内閣府 公表)
 https://www5.cao.go.jp/keizai3/getsurei/2020/0619getsurei/main.pdf
 →景気は、新型コロナウイルス感染症の影響により、極めて厳しい状況にあるが、下げ止まりつつある。
・管内の経済動向(関東地域、4月のデータを中心として、6/17 経済産業省 公表)
 https://www.kanto.meti.go.jp/tokei/keiki/20200617index.html
 →管内経済は、さらに後退している。
・商工会議所LOBO(早期景気観測、2020年5月調査、5/29 日本商工会議所 公表)
 https://cci-lobo.jcci.or.jp/wp-content/uploads/2020/05/LOBO202005.pdf
 →業況DIは、新型コロナウイルスにより一段の悪化。先行きも影響長期化への懸念から厳しい見方続く。
・中小企業景況調査(2020年5月調査、5/28 日本政策金融公庫 公表)
 https://www.jfc.go.jp/n/findings/pdf/keikyo_200528.pdf
 →中小企業の売上げDIは、18か月連続でマイナス圏。売上げ見通しDIも、17か月連続でマイナス圏。
・4月の中小企業月次景況調査(令和2年4月末現在、5/25 全国中小企業団体中央会 公表)
 https://www.chuokai.or.jp/keikyou/kei20-04.html
 →4月のDIは全9指標すべてが悪化。
・全国小企業月次動向調査(2020年4月実績、5月見通し、5/26 日本政策金融公庫 公表)
 https://www.jfc.go.jp/n/findings/pdf/getsuji_202005.pdf
 →小企業の売上DIは、マイナス幅が拡大。5月はマイナス幅が縮小する見通し。
・小規模企業景気動向調査(令和2年4月期調査、5/26 全国商工会連合会 公表)
 http://www.shokokai.or.jp/cmps_img/upfiles/2020/05/3b0d137ade2a1a17a8342df48215e59a-1.pdf
 →緊急事態宣言を受け、先月に比べさらに悪化し、悲壮感漂う小規模企業景況。
・山梨県金融経済概観(2020年6月、6/10 日本銀行甲府支店 公表)
 https://www3.boj.or.jp/kofu/300gaikan/getu2006.pdf
 →県内景気は、新型コロナウイルス感染症の影響により、一段と悪化した状態が続いている。
・調査月報(2020年6月、6/16 山梨中央銀行 公表)
 https://www.yamanashibank.co.jp/economy/assets/files/0af0a5058e518ebba7239cfccc0effdb.pdf
 →最近の県内景気(4月~5月)は、新型コロナウイルス感染症の影響により悪化している。
・第88回 県内企業経営動向調査(山梨県内、5/28 山梨中央銀行 公表)
 https://www.yamanashibank.co.jp/economy/assets/files/a1cc017f35fa0b4b8efae47ce6ed2dca.pdf
 →2019年度下期の業況は、4期連続のマイナス、2020年度上期も、大幅な悪化の見通し。
・TDB景気動向調査(2020年5月、6/3 株式会社帝国データバンク 公表)
 https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/pdf/202006_jp.pdf
 →国内景気は生産活動の減退が継続。急激な経済収縮には歯止めも、世界経済の先行きが懸念材料。

 

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