地域モビリティ×未来

山梨日日新聞No.74【令和7年11月3日発行】  今日の地域の課題を見ると、深刻になっているのが、住民の高齢化にともなう地域サービスの低下である。地域医療では病院の統合や診療所の閉鎖が進み、通院が難しくなった高齢者が増 […]

Vol.326 堆肥葬を考える

公益財団法人 山梨総合研究所 主任研究員 渡辺 たま緒 1.はじめに  近年、日本では死や葬送についてオープンに語る動きが広がりつつある。筆者が今年4月に参加した「Deathフェス2025」(東京・渋谷)は老若男女多くの […]

地域課題と資金循環

山梨日日新聞No.72【令和7年9月29日発行】  各地域で生じている様々な社会的課題(以下「地域課題」という)を解決するための活動は全国各地で行われている。そうした活動を資金面から支援する仕組みとして、日本政策金融公庫 […]

人と地域がつながる工夫

毎日新聞No.699【令和7年9月28日発行】  先日、私の住んでいる地域で神社のお祭りが開催されることを知り、足を運んでみることにした。このお祭りは、私が小学生の頃に参加したことがあり、当時は若者から高齢者まで幅広い年 […]

Vol.325 まちの緑地のインフラとしての可能性

公益財団法人 山梨総合研究所 主任研究員 清水 季実子 1. はじめに  近年、熱中症患者が多発し、酷暑とも災害級ともいわれる夏の暑さや、一度雨が降れば局地的に滝のような雨となり災害が発生する豪雨など、日本国内にいるだけ […]

令和7年度自主研究「住民主体の新たな環境社会としての循環型共生社会の創造に関する調査研究」開催のお知らせ

令和5年度自主研究「やまなし未来共創プロジェクト」採択者で、その後「taneto」を立ち上げたtaneto編集部さんの「tanelabo新企画「暮らしの作りてを訪ねて」」の一環として開催します。  コンセプト  風土や四 […]

Vol.324-1 総合計画の現状と課題 ―前例踏襲からの脱却―

加茂市役所 政策推進課 課長補佐 小柳 貴之 1. はじめに  総合計画が市町村で作られるようになってから、50年以上が経過している。総合計画は総花であると批判されたり、どこの市町村も同じような計画で金太郎飴のようだと揶 […]

Vol.324-2 総合計画とWell-being(ウェルビーイング)―山梨総研流の活用術―

公益財団法人 山梨総合研究所 主任研究員 宇佐美 淳 1. はじめに  自治体における総合計画は、様々ある計画の最上位に位置付けられる計画とされる。総合計画に限らず自治体計画は、自治体のありたい未来を考え、その実現のため […]

コモンズと住民の自治

毎日新聞No.692【令和7年6月22日発行】  全国と比較しても自然豊かな山梨県、長野県、静岡県の3県には、自然がもたらす資源を周辺住民が共同で管理・保全してきた、歴史を有するコモンズ(共有地・入会地)が幾つも存在する […]

土地の持つ価値とは?

山梨日日新聞No.62【令和7年4月7日発行】  先月、令和7年度の公示地価が公表された。「公示地価」とは、国土交通省が毎年1月1日時点における標準地の価格を公表したものであり、土地取引に対する指標にもなっている。  基 […]

終了しました▶自主研究成果報告会のご案内(2025.4.23)

 公益財団法人山梨総合研究所では、地域に関する課題などをテーマとした自主研究を行っています。この度、令和6年度に実施した自主研究の成果報告会を開催します。  概要  日 時:2025年  4 月 23 日(水)13:30 […]

地域のお店の役割

山梨日日新聞No.50【令和6年8月26日発行】  ネットショッピングは、コロナの前からだいぶ浸透していたが、コロナ禍を経てすっかり生活に定着したといえる。いつでもどこでも、多種多様な商品を購入することができるし、サービ […]

ゴルフ×地域活性化

毎日新聞No.666【令和6年6月23日発行】  私は趣味としてゴルフを嗜んでおり、週末には妻と山梨県内のゴルフ場へ行くのが日課となっている。目標はコースを戦略的に攻略し、良いスコアを出すこととであるが思うようにはいかな […]

終了しました▶自主研究成果報告会のご案内(2024.5.28)

※ 終了しました  公益財団法人山梨総合研究所では、地域に関する課題などをテーマとした自主研究を行っています。この度、令和5年度に実施した自主研究の成果報告会を開催します。  概要  日 時:2024年  5 月 28  […]

買物弱者の現状

毎日新聞No.661【令和6年4月14日発行】  全国では、人口減少や少子高齢化等を背景とした、地域交通の弱体化などの理由により、日常の買物機会が十分に提供されない人々、いわゆる「買物弱者」の問題が取りざたされている。こ […]

Vol.308 地域交通のあり方

公益財団法人 山梨総合研究所 研究員 山本 晃郷 1.はじめに  近年、我が国ではバスやタクシー等をはじめとする、運転手を担う人材の不足が懸念されている。地方の山間部などの特に人口の少ない地域では、人員の不足による減便や […]

岐路に立つ消防団の役割

毎日新聞No.657【令和6年2月18日発行】  1月1日に発生した能登半島地震では、多くの尊い命が犠牲となった。その中には、一人の消防団員もいた。輪島市の40代男性消防団員は、最初の地震で同居する母と祖母を家の外に逃が […]

これからのふるさと納税

毎日新聞No.652【令和5年12月10日発行】  ふるさと納税制度は、2008年に「生まれ育ったふるさとに貢献できる制度」、「自分の意思で応援したい自治体を選ぶことができる制度」として創設された。返礼品として地域の特産 […]

観光公害について考えよう

山梨日日新聞No.36【令和5年12月4日発行】  内閣府が新型コロナウイルス感染症の5類移行直前の令和5年3月に実施した「第6回新型コロナウイルス感染症の影響下における生活意識・行動の変化に関する調査」によると、日帰り […]

1人でもできる支援

山梨日日新聞No.35【令和5年11月20日発行】  昭和45年から続いている戦国武将の武田信玄をしのぶ「信玄公祭り」は、新型コロナウイルスによる中止などを乗り越えて、今年で50回目を迎えた。節目となる祭りは盛大に開催さ […]

地元の飲食店を見直そう

毎日新聞No.649【令和5年10月30日発行】  コロナが5類に分類されてもうすぐ半年。中心街の人出を見る限りでは、コロナ感染拡大前に戻ったような賑わいであるが、気になるのが飲食店、特に居酒屋の経営である。  職場に近 […]

山梨における豊かさ共創

毎日新聞No.648【令和5年10月15日発行】  豊かさが注目される今日において、山梨県は昨年5月「豊かさ共創会議」を立ち上げた。企業収益と労働環境の向上の持続的な循環関係の構築に向けて、労働団体、経済団体、教育機関、 […]

Vol.302 人口減少と自治会のあり方

公益財団法人 山梨総合研究所 主任研究員 渡辺たま緒 はじめに  新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類に移行し、この夏は多くの集客イベントが通常開催され、各地でにぎわいを見せた。社会人の就業場所は自宅などのリモ […]

利他と健康寿命

毎日新聞No.638【令和5年5月28日発行】  2020年、東京工業大学に科学者や技術者ではなくリベラルアーツ系の研究者が集められ、「未来の人類研究センター」が設立された。なぜ東京工業大学にと思われる人も少なくないだろ […]

将来推計人口の捉え方

毎日新聞No.637【令和5年5月14日発行】  先月、日本の将来推計人口の最新結果が示された。同推計は、国立社会保障・人口問題研究所(社人研)が、2020年に実施された国勢調査の結果を基に行ったもので、それによると、5 […]