Vol.328 官民連携による自治体の業務効率化について

  元 山梨総合研究所 主任研究員 小澤 陽介 1. はじめに  現在、日本の自治体における業務負担が日に日に増しているのを感じている。近年ではSDGsの取り組みや環境問題への対応も求められるなど様々な新しい業 […]

終了しました▶令和7年度自主研究「住民主体の新たな環境社会としての循環型共生社会の創造に関する調査研究」開催のお知らせ

令和5年度自主研究「やまなし未来共創プロジェクト」採択者で、その後「taneto」を立ち上げたtaneto編集部さんの「tanelabo新企画「暮らしの作りてを訪ねて」」の一環として開催します。  コンセプト  「障がい […]

Vol.326 堆肥葬を考える

公益財団法人 山梨総合研究所 主任研究員 渡辺 たま緒 1.はじめに  近年、日本では死や葬送についてオープンに語る動きが広がりつつある。筆者が今年4月に参加した「Deathフェス2025」(東京・渋谷)は老若男女多くの […]

地域課題と資金循環

山梨日日新聞No.72【令和7年9月29日発行】  各地域で生じている様々な社会的課題(以下「地域課題」という)を解決するための活動は全国各地で行われている。そうした活動を資金面から支援する仕組みとして、日本政策金融公庫 […]

人と地域がつながる工夫

毎日新聞No.699【令和7年9月28日発行】  先日、私の住んでいる地域で神社のお祭りが開催されることを知り、足を運んでみることにした。このお祭りは、私が小学生の頃に参加したことがあり、当時は若者から高齢者まで幅広い年 […]

Vol.325 まちの緑地のインフラとしての可能性

公益財団法人 山梨総合研究所 主任研究員 清水 季実子 1. はじめに  近年、熱中症患者が多発し、酷暑とも災害級ともいわれる夏の暑さや、一度雨が降れば局地的に滝のような雨となり災害が発生する豪雨など、日本国内にいるだけ […]

令和7年度自主研究「住民主体の新たな環境社会としての循環型共生社会の創造に関する調査研究」開催のお知らせ

令和5年度自主研究「やまなし未来共創プロジェクト」採択者で、その後「taneto」を立ち上げたtaneto編集部さんの「tanelabo新企画「暮らしの作りてを訪ねて」」の一環として開催します。  コンセプト  風土や四 […]

Vol.324-1 総合計画の現状と課題 ―前例踏襲からの脱却―

加茂市役所 政策推進課 課長補佐 小柳 貴之 1. はじめに  総合計画が市町村で作られるようになってから、50年以上が経過している。総合計画は総花であると批判されたり、どこの市町村も同じような計画で金太郎飴のようだと揶 […]

Vol.324-2 総合計画とWell-being(ウェルビーイング)―山梨総研流の活用術―

公益財団法人 山梨総合研究所 主任研究員 宇佐美 淳 1. はじめに  自治体における総合計画は、様々ある計画の最上位に位置付けられる計画とされる。総合計画に限らず自治体計画は、自治体のありたい未来を考え、その実現のため […]

コモンズと住民の自治

毎日新聞No.692【令和7年6月22日発行】  全国と比較しても自然豊かな山梨県、長野県、静岡県の3県には、自然がもたらす資源を周辺住民が共同で管理・保全してきた、歴史を有するコモンズ(共有地・入会地)が幾つも存在する […]

令和時代の総合計画

山梨日日新聞No.64【令和7年5月19日発行】  自治体には、法律で策定が義務付けられたものから文字通り自主的に策定するものまで、幅広い政策分野に様々な性格の計画が存在する。それらの最上位に位置付けられるのが総合計画で […]

街路樹から考える街の景観

山梨日日新聞No.63【令和7年4月28日発行】  甲府駅から南に延びる平和通りのケヤキも若葉を出し、すっかり新緑の季節である。しかし、通勤途中のとある道沿いの車の中から見かける街路樹は、いまだに葉や芽を出す気配がない。 […]

終了しました▶自主研究成果報告会のご案内(2025.4.23)

 公益財団法人山梨総合研究所では、地域に関する課題などをテーマとした自主研究を行っています。この度、令和6年度に実施した自主研究の成果報告会を開催します。  概要  日 時:2025年  4 月 23 日(水)13:30 […]

インフラ維持への心構え

山梨日日新聞No.61【令和7年3月24日発行】  先ごろ、埼玉県で道路が陥没し、トラックの転落や広域での下水道の大幅な利用制限という事態が発生した。インフラや公共施設の老朽化が進み、規模の大小はあれ同様の状況は日本各地 […]

フォーラム「データ ✕ フカボリ = シアワセ?」(2025/02/26)を開催しました

 令和7年2月26日(水)にやまなし地域づくり交流センターにおきまして、山梨総合研究所主催のフォーラム「データ ✕ フカボリ = シアワセ?」を開催しました。  当日は、会場に27名、オンラインにて9名のご参加を頂きまし […]

若者のこころの健康は

山梨日日新聞No.58【令和7年1月27日発行】  本欄に1月13日付で掲載していただいた弊財団研究員の寄稿「山梨県民の幸せの形とは」では、県民の幸福度と精神的な健康の関係性について述べたが、実際の県民の精神的な健康状態 […]

地域のお店の役割

山梨日日新聞No.50【令和6年8月26日発行】  ネットショッピングは、コロナの前からだいぶ浸透していたが、コロナ禍を経てすっかり生活に定着したといえる。いつでもどこでも、多種多様な商品を購入することができるし、サービ […]

受付終了▶地域課題解決起業支援セミナー(6月~7月)

「地域のために何かやりたい!」そんな想いをもっていませんか?このセミナーでは、想いをもつ人たちが集い、アイデア発想やディスカッションを通して地域課題の解決を目指す事業づくりを学びます。 日 程 令和6年6月~7月/平日コ […]

終了しました▶地域課題解決基礎セミナー「SWITCH to HOPE —地域課題を解決するソーシャルビジネスという手法」(6/1)

y2(地域課題解決)プログラムのキックオフとして、地域づくりや地域課題に関心のある方を対象に開催されるミートアップイベントです。今回は、地域課題を解決し、ひとり一人が、互いに向き合い、できることを持ち寄り、助け合い、分か […]

終了しました▶自主研究成果報告会のご案内(2024.5.28)

※ 終了しました  公益財団法人山梨総合研究所では、地域に関する課題などをテーマとした自主研究を行っています。この度、令和5年度に実施した自主研究の成果報告会を開催します。  概要  日 時:2024年  5 月 28  […]

買物弱者の現状

毎日新聞No.661【令和6年4月14日発行】  全国では、人口減少や少子高齢化等を背景とした、地域交通の弱体化などの理由により、日常の買物機会が十分に提供されない人々、いわゆる「買物弱者」の問題が取りざたされている。こ […]

Vol.308 地域交通のあり方

公益財団法人 山梨総合研究所 研究員 山本 晃郷 1.はじめに  近年、我が国ではバスやタクシー等をはじめとする、運転手を担う人材の不足が懸念されている。地方の山間部などの特に人口の少ない地域では、人員の不足による減便や […]

地域経済の自律的好循環を目指して

山梨日日新聞No.42【令和6年3月25日発行】  「自律的好循環」とは、地域の企業や金融機関、地方公共団体等の多様なステークホルダーが連携して地域課題の解決をしながらキャッシュフローを生み出し、得られた資金を地域に還流 […]

岐路に立つ消防団の役割

毎日新聞No.657【令和6年2月18日発行】  1月1日に発生した能登半島地震では、多くの尊い命が犠牲となった。その中には、一人の消防団員もいた。輪島市の40代男性消防団員は、最初の地震で同居する母と祖母を家の外に逃が […]

“会議”じゃなきゃダメですか?

毎日新聞No.654【令和6年1月7日発行】  新年を迎えて晴れやかな気持ちで紙面をご覧になっている方には申し訳ないが、年が変わっても我々の周りには引き続き悩ましい問題が数多く残っている。課題先進国といわれる日本には、介 […]

Vol.305 官民連携等による地方の公的不動産(PRE)の再生

公益財団法人 山梨総合研究所 主任研究員 櫻林 晃 1. はじめに  近年、我が国において公共施設の老朽化対策が大きな課題となっている。高度経済成長期に建設された多くの公共施設で老朽化が進行しており、内閣府「経済財政運営 […]

1人でもできる支援

山梨日日新聞No.35【令和5年11月20日発行】  昭和45年から続いている戦国武将の武田信玄をしのぶ「信玄公祭り」は、新型コロナウイルスによる中止などを乗り越えて、今年で50回目を迎えた。節目となる祭りは盛大に開催さ […]

Vol.303-2 山梨県におけるNPOの活動実態とこれからのNPOの姿

公益財団法人 山梨総合研究所 研究員 宇佐美 淳 1. はじめに  1998年3月に特定非営利活動促進法(以下「NPO法」という)が公布され、今年で25年の節目の年を迎える。2023年8月31日現在、全国で5万133法人 […]

地域おこし協力隊の未来

毎日新聞No.647【令和5年10月1日発行】  地域おこし協力隊が2009年度に創設され、今年で15年目の節目の年を迎える。人口減少や高齢化等の進行が著しい地方において、地域外の人材を積極的に誘致し、その定住・定着を図 […]

Vol.302 人口減少と自治会のあり方

公益財団法人 山梨総合研究所 主任研究員 渡辺たま緒 はじめに  新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類に移行し、この夏は多くの集客イベントが通常開催され、各地でにぎわいを見せた。社会人の就業場所は自宅などのリモ […]

あなたの街の住み心地は?

毎日新聞No.640【令和5年6月25日発行】  5月末に、毎年大東建託が実施している「街の住みここち」に関する今年度の甲信越版ランキングが発表された。過去4年間1位に君臨していた山梨県昭和町は2位となり、新たに1位の座 […]

将来推計人口の捉え方

毎日新聞No.637【令和5年5月14日発行】  先月、日本の将来推計人口の最新結果が示された。同推計は、国立社会保障・人口問題研究所(社人研)が、2020年に実施された国勢調査の結果を基に行ったもので、それによると、5 […]

公益財団法人山梨総合研究所メールマガジン <臨時号>

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[募集を終了いたしました] 令和5年度やまなし未来共創プロジェクトの参加者を募集しています

  一緒に地域の問題解決に向けた新たな事業を創ってみませんか?  令和5年度やまなし未来共創プロジェクトの参加者募集  「未来共創プロジェクト」(以下「本プロジェクト」)とは、地域の多様な主体とともに、やまなし […]

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つながりが創る豊かさ

山梨日日新聞No.20【令和5年3月4日発行】  日々の忙しさに追われていると、心ならず周囲の人とのつながりが希薄になってしまうことがある。ましてや事業者ともなれば日々の営みとの両立はなおさら大変になると思われるが、10 […]

働き手のスキルアップ

山梨日日新聞No.18【令和5年2月4日発行】  先月、山梨県知事選挙が行われ、長崎幸太郎氏が再選を果たした。想定外の批判票はあったが、これまでの政策や取り組みが県民に評価された結果となった。  長崎知事は、昨年5月「豊 […]

郵便局への行政事務委託

山梨日日新聞No.17【令和5年1月28日発行】  人とのつながりが希薄となりがちな今般のコロナ禍の中で、一年の始まりに多くの人が年賀状のやり取りを通して、改めてつながりの大切さを感じたのではないだろうか。しかし、年賀状 […]

福祉の未来に向けて

山梨日日新聞No.16【令和5年1月21日発行】  「福祉事業で儲けるのはよくない」、「障がい者といっしょに働くのは大変」―そのようなイメージを抱いている方はいないだろうか。  (株)スマイルサポート代表取締役社長の中村 […]

地域活性化へ甲信が強力タッグ

毎日新聞No.630【令和5年1月8日発行】  1月初めの掲載ということで、明るい話題を。  山梨県では、中部横断自動車道が静岡県側とつながり、約1年4カ月が過ぎた。並走する国道と合わせた交通量は増加し、コストコなどの企 […]

第14回 日韓国際交流シンポジウムを開催しました(2022.12.2)

第14回 日韓国際交流シンポジウムを開催しました  山梨総合研究所では、山梨県と姉妹締結をしている大韓民国・忠清北道にある「忠北研究院」と研究提携を行い、平成19年度から毎年相互に訪問しながら、地域に根ざしたシンクタンク […]

創立25周年記念書籍を出版しました

 当研究所は、令和5(2023)年4月に創立25周年を迎えます。  そこで、今年度を25周年の記念の年と位置付け、記念フォーラムの他、記念書籍として『山梨ならではの豊かさ~地方が注目される時代へ~』(ぎょうせい)を出版し […]

山梨ならではの豊かさ

毎日新聞No.629【令和4年12月25日発行】  12月1日、山梨総合研究所が取りまとめた書籍が「ぎょうせい」より出版された。タイトルは「山梨ならではの豊かさ~地方が注目される時代へ~」である。この書籍では、山梨県の特 […]