景観法と街づくり
毎日新聞No.254 【平成20年1月11日発行】 04年に景観緑3法が施行された。この法律の目的は美しく風格のある国土の形成、潤いのある豊かな生活環境の創造、および個性的で活力ある地域社会の実現である。 そして、こ […]
緑化の重要性
毎日新聞No.249 【平成19年10月5日発行】 皆さんのご自宅のお庭はどのようなお庭でしょうか?私はこの春からケンタッキーブルーグラスという寒地型の西洋芝で庭を緑化すべく奮闘しています。ケンタッキーブルーグラスは、日 […]
『Yafo Mag』VOL.21「40.7%→54.8%」
今年8月、内閣府により「森林と生活に関する世論調査」が実施された。 H15調査と比較すると、「森林づくりのためのボランティア活動への参加意向」が、40.7%から54.8%に上昇している。この背景として、森林の地球温暖化 […]
観光振興と地域活性化
毎日新聞No.248 【平成19年9月21日発行】 観光振興による地域振興がうたわれて久しい。6月末には「観光立国推進基本計画」が閣議決定され、外国人旅行客数、日本人の宿泊日数などの目標値を設定し、これら目標に向けた総 […]
精神障害の根本的予防を
毎日新聞No.247 【平成19年9月7日発行】 1984年から2万5000人前後で推移していた年間自殺者が、98年に初めて3万人を超えてしまった。以来06年まで、増減こそあれ3万人を割ることはなかった。このような状況 […]
『Yafo Mag』VOL.17「89億円」
平成18年5月の一ヶ月間に、県内の国民健康保険(国保)被保険者が医療機関で支払った診療費である。診察件数は31万件に上り、いずれも過去最高で、平成7年の同時期と比較して約1.5倍に増加している。 現在、国や県では平成2 […]
自転車の安全利用を
毎日新聞No.242 【平成19年5月25日発行】 今月11日から20日までの10日間、「春の全国交通安全運動」が実施された。県内でも「運転は 人に社会に 思いやり」を運動のスローガンに掲げ、三つの重点目標を定めていた […]
環境保全と産業振興
毎日新聞No.239 【平成19年4月13日発行】 内陸部に位置し、自然と太陽に恵まれた山梨県では、各自治体が水や森林・太陽を活用したさまざまな環境プロジェクトを展開している。また、NPO法人(特定非営利活動法人)は「 […]
地価変動から見る山梨
毎日新聞No.232 【平成18年12月8日発行】 去る9月、06年7月1日現在の基準地価調査が発表された。県全体では下落率は前年よりも2.9ポイント縮小したが、14年連続の下落となった。こうした地点と年次のデータをグ […]
甲府中心街再興の糸口
毎日新聞No.231 【平成18年11月10日発行】 いざなぎ景気超えといわれる我が国経済の好調さの影で、甲府中心街ではシャッターや空地が目立ち、いまだ再興の足音は聞かれない。 商工会議所によれば、週末の中心街の歩 […]
宝石の街甲府
毎日新聞No.228 【平成18年9月22日発行】 JR甲府駅前に「宝石の街甲府」の看板がある。駅前の目抜き通りにはジュエリー店は数店のみで、シャッターを下ろしている建物の方が目立っている。この光景(シーン)を目にする […]
母子世帯の厳しい現実
毎日新聞No.225 【平成18年8月4日発行】 母子世帯の増加が顕著である。厚生労働省の全国母子世帯等調査結果報告によると,03年11月1日現在の母子世帯数は約122万世帯で、過去5年間に28%増加した。特に離婚が原 […]
W杯を目前にして
毎日新聞No.218 【平成18年4月14日発行】 サッカーJ1昇格チームの中でもヴァンフォーレ甲府(VF甲府)は現在13位と健闘している。また、サッカーW杯ドイツ大会まで2カ月を切り、サポーターにとっては待ち遠しい限 […]
研究者が住みたいまち
毎日新聞No.215 【平成18年2月24日発行】 昨年11月9日JICA横浜のMさんと神奈川県異業種グループ連絡会議のSさん等がアルメニア共和国政府の産業視察団をつれて山梨にやってきた。 アルメニアは、1991年 […]
条例策定への住民参加
毎日新聞No.213 【平成18年1月27日発行】 近頃、総合計画をはじめとする各種計画だけでなく、条例によるまちづくり、自治基本条例の制定を行う自治体が全国的に増えている。 小泉政権による国・地方の三位一体改革をは […]
国内ロングステイに注目
毎日新聞No.210 【平成17年11月25日発行】 ~開発避け既存施設の活用を~ 最近、国内のある地域に一ヶ月以上滞在する「国内ロングステイ」や「二地域居住」といったライフスタイルが注目されつつある。 「ロングステイ […]
団塊の世代の定年
毎日新聞No.205 【平成17年9月16日発行】 ~2007年問題による悲観視は禁物 地域活性化への貢献も期待 ~ 団塊の世代(1947~49年生まれ)が2007年から定年年齢(60歳)に到達する。 この団塊の世代の […]
もう一つの合計特殊出生率
毎日新聞No.204 【平成17年9月2日発行】 ~晩産と10代出産の増加 きめ細かな支援必要~ 先ごろ、厚生労働省は04年の「1人の女性が一生涯に生む子どもの数の推計(合計特殊出生率)」を1.29と発表した。この数字は […]
地域アイデンティティーの確立
毎日新聞No.203 【平成17年8月19日発行】 ~自治体と民間が「協働」 伝統を守る・創る ~ 先月13日~15日にかけて、国産ぶどうのみで造ったワインを対象としたコンクール、ジャパン・ワイン・コンペティションが開か […]
行政は優先的な取組で負の遺産から決別を
毎日新聞No.201 【平成17年7月29日発行】 ~アスベスト問題に寄せて~ 忘れかけていたアスベストの問題が、メーカーの情報公開を機に再び大きくクローズアップされている。アスベストは、過去幾度となく社会的問題として関 […]
魅力的な地域資源づくり
毎日新聞No.200 【平成17年7月12日発行】 ~住民の努力が不可欠~ 6月半ば、身延町一色地区を訪れた。この地区を流れる一色川周辺は「ホタルの里」として、県内でも有数のホタルの名所として知られている。そしてこの川の […]
地域循環型経済をどうつくるか
毎日新聞No.197 【平成17年5月27日発行】 ~分野超えたネットワークを~ 地球の長期的収容力から見ると、日本人、英国人、ドイツ人は一人当たり平均3倍、アメリカ人は実に6倍もの資源消費をしているという。地球上のすべ […]
観光のジレンマ
毎日新聞No.192 【平成17年3月11日発行】 ~成長を管理する政策~ 観光振興に対する関心は非常に高い。政府でも、「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2002」(平成14年6月25日閣議決定)に基づき、ビジット […]
少子化をくいとめる
毎日新聞No.183 【平成16年10月1日発行】 ~親は自分のペースを取り戻せ~ 本年5月、厚生労働省は、1人の女性が生涯産むと考えられる子の数を示す合計特殊出生率が昨年、全国平均で1.29に低下したと公表し、話題とな […]
コミュニティ(共同体)の意味
毎日新聞No.182 【平成16年9月17日発行】 ~これからの市町村のあり方について~ 平成の大合併ともいえる市町村の再編が全国で進んでいる。本県でも南部町以降、南アルプス市、富士河口湖町、甲斐市、身延町がすでに誕生し […]
「一葉」という名の地域通貨
毎日新聞No.179 【平成16年8月6日発行】 ~試行錯誤がまちづくりのおもしろさ~ 今年11月、新しい現金通貨として明治時代の文学者樋口一葉の五千円札が流通開始となる。一葉の両親の出身地である塩山市は、「心のふるさと […]
森林整備
毎日新聞No.175 【平成16年6月8日発行】 ~温暖化対策の中の位置づけ~ 山梨県の地球温暖化対策推進計画が策定された。この計画の特徴は、県土の78%を覆う森林を、温室効果ガス(二酸化炭素)の吸収源として積極的に活用 […]
本当の学力とは
毎日新聞No.174 【平成16年5月25日発行】 ~変化し適応できる力こそ~ 約30年ぶりで中学校の英語の教科書を見た。教科書のサイズは一回り大きくなって、絵も多くてカラフルだ。中をめくってみると、外見のみならず中身も […]
健康寿命について
毎日新聞No.172 【平成16年4月27日発行】 ~日本一元気な山梨の高齢者~ 古来、長寿を保つことは人類の悲願であるといえる。わが国は、女性の平均寿命が84.93歳、男性が78.07歳と世界一の長寿国となっている(2 […]
原点回帰の取り組みを
毎日新聞No.169 【平成16年3月9日発行】 富士山環境保全 このところ、富士山の環境保全に向けた新たな取り組みが、各所で動き始めている。例えば、一般の登山者がごみを拾いながら登ってゆく姿を見かけることがあるが、こう […]
まちづくり計画の手順
毎日新聞No.167 【平成16年2月10日発行】 住民参加の第一歩 路線バスに乗らなくなった。最後に乗ったのはいつだったか思い出すのに苦労するほどであるが、これは多くの人の実感だろう。なにしろ、県内で利用される交通機関 […]
地域の哲学
毎日新聞No.165 【平成15年12月23日発行】 発想の転換が必要 社会保障・人口問題研究所の推計では、日本の人口はこれから30年の間に1000万人以上減少する。これは東京の人口がそっくり消えてしまうということである […]
まちづくり
毎日新聞No.155 【平成15年 7月 1日発行】車は本当に不可欠か この4月に甲府に移り住み、最も驚いたのは、街路にひしめく車の多さである。2000年(平成12年)には、山梨県民一人あたりの乗用車数は0.66台で、こ […]
消防団
毎日新聞No.153 【平成15年 6月 3日発行】~「非常備」を見直そう~ 徳川吉宗が設置した町火消「いろは四八組」は、その後「消防組」「警防団」と変遷し、1948年の消防組織法施行に伴い現在の消防団制度が確立された。 […]
これからの地域産業政策
毎日新聞No.151 【平成15年 5月13日発行】~オンリーワンで発展を~ 最近、オンリーワンという言葉が様々な場面で使われている。社会経済のグローバル化が進展する一方で、ローカル(地域)の重要性も認識されてきている今 […]
地域ぐるみで社会実験を
毎日新聞No.147 【平成15年 3月 4日発行】~本県の「環境首都」実現へ~ 昨年暮れの12月14日、山梨県環境科学研究所主催「富士山の地下水の現状と今後の問題」と題するフォーラムに参加した。このフォーラムは今年3月 […]
環境分野の先進県に
毎日新聞No.145 【平成15年 2月25日発行】~新知事は積極的実践を~ 2003年1月、東京臨海部で高さ70メートルのデンマーク製の風車2基の組み立てが始まった。 風力発電用のもので3月末から稼働する予定である。場 […]
身近な取り組みから
毎日新聞No.144 【平成14年12月10日発行】~地球全体の環境保護~ わが国は、水道の水をそのまま飲むことのできる、世界でも数少ない国のひとつであり、また多様な植相を持つ森林など、世界でも有数な豊かな自然を持つ国で […]
折り返し点過ぎた人類
毎日新聞No.139 【平成14年10月 8日発行】~価値観の転換も大切~ 今年7月に長野県飯山市で、3人委員会飯山哲学塾が開催された。3人委員会哲学塾とは、内山節(哲学者)、大熊孝(河川工学)、鬼頭秀一(環境倫理学)の […]
家庭の資源消費削減を
毎日新聞No.135 【平成14年 8月27日発行】~日常生活の環境負荷過大~ 地球温暖化、土壌汚染、ヒートアイランド、排気ガス規制、再生可能な新エネルギーの開発、不法投棄など環境関連のトピックを日常見聞きする機会が近年 […]
成熟した社会の構築を
毎日新聞No.134 【平成14年 8月 6日発行】~超高齢社会のインパクト~ 先日山梨県より発表された、「平成14年度山梨県高齢者福祉基礎調査」によると、平成14年4月1日時点での本県の高齢化率はついに20%を超え、 […]
電力小売り全面自由化へ
毎日新聞No.130 【平成14年 6月11日発行】~地域間格差、安定供給など課題に~ 4月4日に開かれた総合エネルギー調査会の電気事業分科会で、委員の南直哉・電気事業連合会長(東京電力社長)が、家庭用を含む電力小売りの […]
「W杯経験 次に生かせ」
毎日新聞No.126 【平成14年 4月23日発行】~問われる自治体の役割~ サッカーワールドカップ(W杯)出場のカメルーンのベースキャンプ地が、富士吉田市と河口湖町に決まった。人類の4人にひとりがテレビ中継などを通じて […]
完全5日制で変わる教育
毎日新聞No.125 【平成14年 4月 9日発行】~親、学校、社会が協力を~ この4月施行の新学習指導要領により、公立学校での完全学校五日制がスタートした。私が学生であるならば手放しで喜んだかもしれないが、近い将来親と […]
心が通う 税金
毎日新聞No.124 【平成14年 4月 2日発行】~お金の循環、明示する必要~ 最近、各自治体の来年度予算の記事を目にすることがある。それをみてふと感じたことがある。それは、税金とは”冷たい”も […]
上流圏に育つ新たな活力に期待
毎日新聞No.121 【平成14年 2月28日発行】 21世紀は水の世紀といわれている。 本県にはその水源を守る上流圏地域に二つの研究所がある。一つは、平成8年早川町に設立された「日本上流文化圏研究所」。 もう一つは、 […]
「総合型地域スポーツクラブ」の普及を
毎日新聞No.118 【平成13年12月27日発行】~県内初・韮崎市で発足~ 21世紀は「人間がより人間らしく生きること」が問われる時代と言われている。 戦後、経済性や効率性を重視してきた我が国は、急激な成長を遂げ経済 […]
「多様な働き方の実現のために」
毎日新聞No.117 【平成13年12月18日発行】-ワークシェアリング導入に向けての検討を- 現在、小泉政権下において聖域なき構造改革が進展するなか、不良債権処理に伴う企業倒産や失業者増が見込まれており、雇用を取り巻く […]
「脱マイカー」への試み
毎日新聞No.114 【平成13年11月 6日発行】 私は週末になると、マイカーで出掛けることが多い。実際、車を運転することは好きであるし、非常に便利であると感じている。しかし、週末の道路は何処も彼処も渋滞しており、渋滞 […]
「木の国サイト」を山梨の家づくりの拠点に
毎日新聞No.111 【平成13年 9月18日発行】 ”文明の前には森林があり、文明の後には砂漠が残る”といわれる。山梨は県土の78%が森林という全国でも有数の森林県である。しかし、県史をひもとい […]