おもてなしの心を大事に
毎日新聞No.331 【平成23年2月4日発行】 先日、甲斐市双葉北部方面の市民バスに乗車した時、この市民バスをはじめて利用する高齢者が乗車した。すると乗務員が路線、利用時の料金、乗り継ぎの仕方などを丁寧に説明し、乗 […]
VOL.5「あると便利なサービス 外国語表示の案内板21.8%」
山梨県が来県中の外国人観光客を対象に実施した「平成22年外国人観光客実態調査報告書」における、「県内旅行中にあると便利なサービス」についての回答結果である。以下、「通訳ガイドサービス」(19.7%)、「東京からの直通バ […]
VOL.4「B-1第1位」
9月に開催された第5回B-1グランプリで、甲府鳥もつ煮が第1位となった。以来、甲府地域は近年まれに見る盛り上がりをみせている。鳥もつ煮の看板やのぼりが目立つようになり、夕方ともなれば鳥もつ煮の匂いで、ついつい家路が遠く […]
ヴァンフォーレのように戦おう
毎日新聞No.322 【平成22年9月17日発行】 サッカーJ2のヴァンフォーレ甲府(VF甲府)が、第25節を終了して第2位と好位置につけている。チームとしてのコンセプトが明確で、まとまっていることが好調の要因ではな […]
広い視点からの地域活性化
毎日新聞No.316 【平成22年6月25日発行】 先日、福岡市で開催された地方シンクタンク協議会のフォーラムに参加した。テーマは、「グローバリゼーションと地域活性化」である。グローバリゼーションの定義を簡略化して考 […]
『Yafo Mag』VOL.52「県内高速道路無料化 57km」
高速道路無料化の社会実験が6月28日(月曜日)午前0時から始まる。国土交通省の発表によると、山梨県内の無料化対象区間は、中央自動車道(東富士五湖道路を含む)大月JCT~須走間41km、中部横断自動車道双葉JCT~増穂間 […]
農業担い手確保に期待
毎日新聞No.313 【平成22年5月14日発行】 就農定着支援制度が始まった。この制度は、果樹農家の担い手確保に向け、就農希望者が熟練の農業者の元で栽培技術や農業経営などを学ぶもので、県が実施する。今回この支援制度 […]
自治体アンテナショップ
毎日新聞No.309 【平成22年3月19日発行】 自治体アンテナショップという言葉を聞いたことがあるだろうか。各県などの自治体が主に首都圏において特産品の販売や観光情報を提供する施設である。地域情報の発信拠点といえ […]
応募してみませんか「清里文学賞」
毎日新聞No.306 【平成22年2月5日発行】 八ヶ岳南麓には文化的な雰囲気がある。宮沢賢治と保坂嘉内(韮崎市出身)の親交はよく知られている。夜行列車が闇の中を一筋の光の帯となって天空に昇っていく「銀河鉄道の夜」は […]
新成長戦略と建設業
毎日新聞No.305 【平成22年1月22日発行】 昨年12月30日に、新成長戦略の基本方針が閣議決定された。基本方針には強みを生かす成長分野(環境・エネルギー、健康)、開拓によって成長が期待できる分野(アジア地域で […]
『Yafo Mag』VOL.45「9市町村 『協働による自治体経営と住民自治の充実』が 喫緊の課題」
今年度、山梨総研では、県内市町村を対象に「市町村の意向」「コミュニティバスの現状」等についての調査を行った。この調査の中で「市町村にとって重要と考える喫緊の課題」について尋ねたが、最も多かった回答が『協働による自治体経 […]
観光と「おもてなしの心」
毎日新聞No.300 【平成21年11月13日発行】 秋の気配が深まり、紅葉も鮮やかさを増してきた。紅葉狩りの季節到来である。以前なら、目的地に着いたにもかかわらず、見頃を過ぎ、枯葉だったという経験は誰にでもあるだろ […]
民主党政権の農政に注目
毎日新聞No.295 【平成21年9月4日発行】 民主党が300議席以上を獲得して歴史的圧勝に終わった衆議院総選挙から1週間が経とうとしている。今までとは違う政治が行われ、経済、年金、医療など多くの問題を抱える世の中 […]
「祭り」と地球温暖化
毎日新聞No.291 【平成21年7月10日発行】 300年近くの伝統を誇る曳山祭りを観光するため、北陸のあるまちを訪れた。伝統的な祭りの開催時期は、毎年変わらないものだと思っていたが、期待はもろくも裏切られた。もう […]
南アルプスで見つけた小さな芽
毎日新聞No.290 【平成21年6月26日発行】 今月初旬、南アルプス市の公園に、900人の踊り子が集まった。この踊り子は、県内からだけでなく、東京や静岡といった県外からも参加しており、総勢35チームに上る。公園内 […]
映画化される浅川巧「白磁の人」
毎日新聞No.288 【平成21年5月29日発行】 ソウルの金浦空港にはじめて下り立ったのは10年ほど前の雨の日であった。韓国林業試験場の方が出迎えてくれ、浅川巧が眠るソウル郊外の忘憂里(マンウリ)の丘まで案内してく […]
環境保全と観光振興
毎日新聞No.287 【平成21年5月15日発行】 今年の大型連休では、連日高速道路の渋滞状況、パーキングエリアの満杯状態が報道された。昨年に比し、ガソリン価格の低下と休日、祝日の高速料金大幅引き下げは、各地の行楽地 […]
県内農業存続のために
毎日新聞No.286 【平成21年5月1日発行】 今年も笛吹市一宮地区を中心として、桃が美しい花を咲かせた。同時期に開催された信玄公祭りをはじめとする各種イベントと相まって、県内外を問わず多くの人々の目を楽しませたこ […]
ユネスコ生物圏保護区
毎日新聞No.285 【平成21年4月17日発行】 世界遺産の陰に隠れ、あまり知られていないユネスコの活動がある。「生物圏保護区(Biosphere Reserve)」の指定、登録だ。人間と豊かな生物圏との均衡が取れ […]
『Yafo Mag』VOL.37「13」
山梨日日新聞2月7日に掲載された2007年度都道府県別の外国人観光客の宿泊者数で、山梨県は全国13位である。首都圏、中部、関西の三大都市圏が上位に並ぶ中、13位という数字は、関係各機関・各者のこれまでの取り組みの成果と […]
産業振興とエネツアー
毎日新聞No.279 【平成21年1月23日発行】 100年に一度という金融危機が世界を襲っている。米国、欧州、日本に共通する雇用と景気対策は、再生可能エネルギーの普及促進、社会政策は健康・医療システムの電子化によるサ […]
『Yafo Mag』VOL.34「213,000人」
先月、富士スピードウェイ(静岡県小山町)において開催されたF1日本グランプリの大会期間中の延べ入場者数である。開催地に隣接している富士五湖周辺では期間中、旅館やホテルが満室となりF1効果が表れた。一方、宿泊施設以外の観 […]
F1を山梨のイベントに
毎日新聞No.274 【平成20年11月7日発行】 先月、富士スピードウェイ(静岡県小山町)で開催された自動車レースの最高峰F1日本グランプリを生で観戦することができた。昨年に続き2年連続の開催で、決勝当日は10万5 […]
インターネットと観光
毎日新聞No.269 【平成20年8月29日発行】 今夏、藤沢市に住む50歳代後半の友人から、夫婦でワインが楽しめる民宿はないかという相談を受けた。県内事情に詳しい方に聞いて、勝沼の1軒の民宿を紹介した。その後、友人 […]
『Yafo Mag』VOL.25「95名の市民プロデューサー」
「長崎さるく」という言葉を知っていますか? この言葉は、日本ではじめて行われたまち歩き博覧会のことです。 独特な言い回しである「さるく」とは、「まちをぶらぶら歩く」という意味の長崎弁であり、歩きながら長崎の観光や見聞を […]
来る人、帰るが如し
毎日新聞No.253 【平成19年12月21日発行】 二つの話を紹介したい。一つは、10月初旬、山梨で開かれた学会に青森からお見えになったHさんの話である。学会が終わって一杯やろうというとき、彼は開口一番「山梨学院大学 […]
山梨滞在メニューの提案
毎日新聞No.250 【平成19年10月19日発行】 08年4月から山梨デスティネーションキャンペーンが始まる。地方公共団体、JR、地元観光関係事業者などで構成される大型観光キャンペーン推進協議会は06年から3年間、集 […]
観光振興と地域活性化
毎日新聞No.248 【平成19年9月21日発行】 観光振興による地域振興がうたわれて久しい。6月末には「観光立国推進基本計画」が閣議決定され、外国人旅行客数、日本人の宿泊日数などの目標値を設定し、これら目標に向けた総 […]
山梨とインバウンド観光
毎日新聞No.237 【平成19年3月9日発行】 今まで「観光振興」と言えば、マーケットが大きい日本人の国内旅行が優先されてきた。しかし、バブル経済崩壊以降、新たな集客手段として外国人の誘客、いわゆるインバウンド観光が […]
F1観戦は山梨泊で
毎日新聞No.235 【平成19年2月9日発行】 今年は、本県の観光を全世界にPRするにはまたとないチャンスである。四輪モータースポーツの最高峰、F1日本グランプリが再び富士のふもとにやってくる。過去20年間、日本グラ […]
国内ロングステイに注目
毎日新聞No.210 【平成17年11月25日発行】 ~開発避け既存施設の活用を~ 最近、国内のある地域に一ヶ月以上滞在する「国内ロングステイ」や「二地域居住」といったライフスタイルが注目されつつある。 「ロングステイ […]
県立博物館「かいじあむ」オープン
毎日新聞No.206 【平成17年9月30日発行】 ~豊かな生活を演出する拠点~開館企画展は「祭り」 10月15日(土)県立博物館「かいじあむ」がオープンする。「山梨の自然と人」を基本テーマにしたミュージアムの開館企画展 […]
魅力的な地域資源づくり
毎日新聞No.200 【平成17年7月12日発行】 ~住民の努力が不可欠~ 6月半ば、身延町一色地区を訪れた。この地区を流れる一色川周辺は「ホタルの里」として、県内でも有数のホタルの名所として知られている。そしてこの川の […]
観光のジレンマ
毎日新聞No.192 【平成17年3月11日発行】 ~成長を管理する政策~ 観光振興に対する関心は非常に高い。政府でも、「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2002」(平成14年6月25日閣議決定)に基づき、ビジット […]
甲州民家の保存
毎日新聞No.189 【平成17年1月28日発行】 ~地域の宝もの探そう~ 山梨県の伝統的な民家は「甲州民家」と呼ばれ、際立った特徴があることが分かってきた。甲州民家には3つのタイプがあり①八代家(北杜市)に代表される入 […]
自然観光
毎日新聞No.185 【平成16年11月12日発行】 ~集客優先からの脱却~ 十月最終日曜日、雨天の合間を縫って紅葉の西沢渓谷を散策した。見ごろを迎えた紅葉の中の渓谷歩きは適度にハードで、秋の一日を存分に楽しむことができ […]
コミュニティ(共同体)の意味
毎日新聞No.182 【平成16年9月17日発行】 ~これからの市町村のあり方について~ 平成の大合併ともいえる市町村の再編が全国で進んでいる。本県でも南部町以降、南アルプス市、富士河口湖町、甲斐市、身延町がすでに誕生し […]
新たな観光資源
毎日新聞No.181 【平成16年9月 3日発行】 ~地域の魅力を高める歴史文化遺産~ ぶどうとワインの町として知られ、年間約2百万人の観光客が訪れている勝沼で新たな観光地づくりの取り組みが始まっている。町内にある近代化 […]
中国人の海外旅行
毎日新聞No.177 【平成16年7月6日発行】 ~ここ2-3年で飛躍的に増加~ ビジネス及び旅行を目的として中国から海外に向かう旅行者(中国人)は、1991年には約1百万人に過ぎなかったが、90年前後以降年々増え続け、 […]
フィルムコミッション
毎日新聞No.170 【平成16年3月23日発行】 地域活性化に向けて 映画界最大の祭典である米アカデミー賞で、今年日本旋風が巻き起こった。「ラストサムライ」に出演した渡辺謙が助演男優賞に、山田洋次監督の「たそがれ清兵衛 […]
原点回帰の取り組みを
毎日新聞No.169 【平成16年3月9日発行】 富士山環境保全 このところ、富士山の環境保全に向けた新たな取り組みが、各所で動き始めている。例えば、一般の登山者がごみを拾いながら登ってゆく姿を見かけることがあるが、こう […]
地域の哲学
毎日新聞No.165 【平成15年12月23日発行】 発想の転換が必要 社会保障・人口問題研究所の推計では、日本の人口はこれから30年の間に1000万人以上減少する。これは東京の人口がそっくり消えてしまうということである […]
産業観光
毎日新聞No.164 【平成15年12月 9日発行】大きな可能性持つ 近年、「産業観光」が少しずつだが、注目され始めている。とはいえ、この言葉自体を知らない方や知っていてもその意義となると分からないという方も多いのではな […]
地域ブランド戦略
毎日新聞No.158 【平成15年8月26日発行】民間の発想を行政に 県や市町村などの公共部門の意思決定や行動メカニズムに民間企業の発想を取り入れようとする動きが盛んになってきた。物やサービスの付加価値や競争力を高める上 […]
受け入れ態勢整備の継続を
毎日新聞No.133 【平成14年 7月30日発行】~外国人誘客PR、W杯が効果~ 1ヶ月間にわたって日本、韓国が熱狂したサッカーのワールドカップ(W杯)が終わった。この間、世界中の国々から大勢の外国人が日本を訪れたと […]
清里 百年の計画
毎日新聞No.123 【平成14年 3月28日発行】~時間と時のゆらぎの中で~ 春がきた。春は様々な時となる。種蒔きの時、門出の時、いのち生命萌え出ずる時。私たちは知らず知らず「時」と「時間」とを使い分ける。時間に間に合 […]
海外からの旅行客が増加
毎日新聞No.122 【平成14年 3月12日発行】~自由貿易協定が後押しか~ 日本国民による国内旅行は、ここ数年のわが国経済の低迷を映じ、伸悩みが続いている。 国民一人当たりの国内での平均宿泊旅行回数は、平成10年に2 […]
観光振興に望まれる関係機関の連携
毎日新聞No.116 【平成13年12月 6日発行】参考となる寒河江市の取組み 山形県に寒河江(さがえ)市というところがある。人口4万4千人の農業都市で、果樹が農業生産額の半分を占める。 このまちは、「日本一さくらんぼの […]
システムとして考える環境と経済
毎日新聞No.110 【平成13年 9月 4日発行】-高い卵を買うスイスの人々- スイスに在住したことのある友人との話をした時、卵の値段の話になった。ヨーロッパでも卵の値段は日本とさほど変わらないが、スイス産の卵は特に高 […]
町ぐるみツーリズムの薦め
毎日新聞No.86 【平成12年10月11日発行】 ~実践支える仕組みを~ 地域資源や生活文化を基盤に、農村と都市とが交流しながら地域の活性化を目指すまちづくりを行っている熊本県小国町を訪ねる機会を得た。 小国町は、自然 […]